VPP設定手順

VPPライセンス配布手順
2015年4月8日
目次
2015/4/8
 iOSアプリケーション配信機能強化(VPP対応)・・・2ページ
 VPPアプリケーション
ライセンス管理概要
・・・3ページ
 ライセンス配布手順
・・・4ページ
 ライセンス回収手順
・・・21ページ
1
iOSアプリケーション配信機能強化(VPP対応)
2015/4/8
アプリケーション配信機能が、Apple社の提供するVolume Purchase Program (VPP)に
対応。これにより、App Store上のアプリを管理対象アプリとして
配信できるようになりました。
また、アプリケーション配信の設定セットの上限数が50から300へ増えました。
※本機能ではVPPで購入したアプリのみサービス対象です。
※本機能以外(他のMDM等)によってライセンスの付与・ユーザーの招待が行われた場合は、管理対象外です。
※本機能によってライセンスが付与されても、AppStoreからアプリの配信が取り消された場合は、配信できません。
※トークンの有効期限は1年間になります。iOS IDと同様に1年に1回の更新が必要です。
ライセンスの付与
ライセンスの回収
ユーザ
管理者
VPPトークン(※)の管理
・VPPトークンに紐づく、アプリケーションライセンスの数量表示
・VPPで購入したアプリケーションライセンスの端末への付与
・端末へ付与したライセンスの回収
※ VPPトークン
:VPP アカウントを MDM サーバにリンクするためのトークン。MDMからライセンスの管理をするために必要となります。
VPPのご利用については、こちらをご確認ください。:http://www.apple.com/jp/business/vpp/
2
VPPアプリ ライセンス管理概要
2015/4/8
アプリの購入はAppleサイトに
て行う必要があります。
① アプリ購入
② ライセンス
付与/回収 設定
Business Store
③ ライセンス
付与/回収 要求
VPP Server
Apple IDに紐付く
ユーザー単位で、
ライセンスが管理されます。
⑦ アプリ取得/
インストール
④ ライセンス付与/回収
状態設定
SMSM Server
⑥ Apple ID通知
⑤ VPP招待/アプリ配布設定
VPP招待はポップアップ表示
3
2015/4/8
ライセンス配布手順
4
設定手順【配布の流れについて】
2015/4/8
VPPの配布の流れは下記になります。
まずAppleのサイトにてVolume Purchase Program(VPP)に参加頂く必要があります。
http://www.apple.com/jp/business/vpp/
●管理サイト手順
【手順1】VPPトークンの登録
(6ページ参照)
【手順2】端末とユーザ(組織)を紐付ける
(8ページ参照)
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与
(10ページ参照)
【手順4】ポリシー作成
(15ページ参照)
【手順5】アプリケーション配信設定
(16ページ参照)
●端末手順
【手順6】VPP利用規約への同意
(19ページ参照)
5
【手順1】 VPPトークンの登録 [ 1/2 ]
2015/4/8
VPPの管理画面からトークンをダウンロードし、[メニュー>VPPライセンス] より、
KDDI Smart Mobile Safety Managerにトークンをアップロードします。
※トークンの有効期限は1年間になります。Apple Push証明書と同様に1年に1回の更新が必要です。
アカウント名は任意に
設定してください。
「ファイルを選択」をクリックし、
VPPトークンを選択してアップ
ロードしてください。
<更新手順>
①有効期限の切れる前に、AppleのVPPサイトより、トークンを再度DL
②該当する「VPPライセンス」において、VPPトークンを再度アップロード
6
【手順1】 VPPトークンの登録 [ 2/2 ]
2015/4/8
トークンアップロード後、「アプリケーション」タブを押下すると、
VPPで購入したアプリケーションが一覧で表示されます。
所持数に制限はありません。
購入した総数が表示されます。
※Store IDが表示されます
AppStoreにないアプリ
(カスタムB2Bアプリケーション)
はStore IDが表示されます。
7
【手順2】端末とユーザ(組織)を紐付ける[ 1/2 ]
2015/4/8
・VPP ライセンスは機器に対して直接付与することはできず、
ユーザに割り当てる形になる為、まずは機器をユーザー(または組織)
に紐づける必要があります。
8
【手順2】端末とユーザ(組織)を紐付ける [ 2/2 ]
2015/4/8
・VPP ライセンスを組織に対して
付与する場合には、組織と
ユーザーを紐づける必要が
あります。
9
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与 [ 1/5 ]
2015/4/8
ユーザー(または組織)へのアプリライセンス付与は2ステップあります。
① ライセンスの仮割当(⇒11ページ参照)
VPPで購入したアプリケーションを、どのユーザー
(または組織)に割り当てるのかを設定します。
この段階では、仮で割り当てた状態となります。
② ライセンス割当を反映(⇒14ページ参照)
有効なライセンスの残数を確かめた上で、正式にライセンスを
割り当てます。
SMSMサーバー
SMSMサーバー
VPPで購入したアプリ一覧
・アプリA
・アプリB
・アプリC
・アプリD……
どのユーザー(Apple ID)に
ライセンスを割り当てるかを指示
VPPサーバー
ユーザーA
ユーザーB
ライセンス割当
アプリA
アプリC
アプリB
アプリD
※1ユーザーで複数のAppleIDを利用しないでください。
その際は別ユーザーを作成してください。
ユーザーA
アプリA
アプリC
ユーザーB
アプリB
アプリD
10
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与 [ 2/5 ]
2015/4/8
①-1 ライセンスの仮割当(メニュー>ユーザー)
ユーザー毎にどのアプリのライセンスを紐づけるか設定します。この段階では仮の割り当て
となります。ユーザーを選択し、「VPP」タブを押下し、アカウント名、参加依頼、ライセ
ンス付与するアプリをお選びください。
VPPへの参加依頼(規約への同意)を促す端末を選べます。
・自動送信:最初に同期した端末がVPPサービスに
参加します。
・手動送信:どの端末をVPPサービス参加させるかを
選択できます。
※一人のユーザーに対してVPPで購入したアプリケーション
ライセンスを付与する場合、端末が複数あったとしても
Apple IDが同一であればその複数端末(AppStore規約に
より最大5台)で使用可能です。
6台目以降を利用する場合は、追加のライセンスが必要(2つ目のライセ
ンス)で、SMSM上では、別ユーザーを作成の上、別のライセンスを割
当て頂く必要がございます。
11
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与 [ 3/5 ]
2015/4/8
①-2 ライセンスの仮割当(メニュー>VPP設定テンプレート)
CSVを利用してユーザー毎にどのアプリのライセンスを紐づけるか設定した
テンプレートを作成します。この段階では仮の割り当てとなります。
組織に対しては非対応となります。
※CSVにて登録をしない場合は設定する必要はありません。
CSVでは、
①[S:VPP]VPP設定テンプレート
②[S:VPP]VPPサービス参加依頼
③[S:VPP]送信対象の機器名
が設定できます。
<CSV入力について>
①テンプレート名を入力
②「自動送信」もしくは「手動送信」と入力
③自動送信の場合は空欄とし、
手動送信の場合は機器名を入力
12
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与 [ 4/5 ]
2015/4/8
①-3 ライセンスの仮割当(メニュー>組織)
組織毎にどのアプリのライセンスを紐づけるか設定します。この段階では仮の割り当て
となります。組織を選択し、「ユーザー設定」タブを押下し、アカウント名、
ライセンス付与するアプリをお選びください。
13
【手順3】ユーザ(組織)にVPPライセンスの付与 [ 5/5 ]
2015/4/8
② ライセンスの割当を反映
[メニュー>VPPライセンス]画面で、「割当」列の【反映】をクリックすると、
ユーザー(または組織)へ仮で紐づけたアプリライセンスが反映され、
「未割当数」が減り、「使用数」が増えます。
※「所持数」が「未割当数」を下回る場合、ライセンス付与できません。
その場合前項に戻り、付与するユーザー(または組織)を減らしてから
「反映」を行ってください。
※Store IDが表示される場合あり
所持数 :保有するアプリの総数になります。
使用数 :ユーザに割り当てられているライセンス数になります。
残数
:ユーザに割り当てられていない残りライセンス数になります。
未割当数:手順①にて仮割当されているライセンス数になります。
※詳細につきましては、管理サイトユーザーマニュアル「VPPライセンス」をご確認ください。
14
【手順4】ポリシー作成
2015/4/8
次に[メニュー>管理対象アプリポリシー] より、ポリシーを作成します。
任意のポリシー名を入力し、「VPPライセンスを利用する」にチェックを入れ、
保存してください。
15
【手順5】アプリケーション配信設定 [ 1/2 ]
2015/4/8
[メニュー>アプリケーション配信]で、アプリケーション配信設定を作成します。
① 有効にチェックを入れます。
③Store IDを入力します。
※確認方法は次ページ
② 前項で作成したポリシーを
割り当てます。
④保存を押下します。
16
【参考】アプリケーション配信設定【StoreID確認方法】
2015/4/8
[メニュー>VPPライセンス>詳細]を押下すると、iTunes Storeに遷移します。
iTune Store のURLに「~idxxxxxxxxx?mt=~」という文字列があり、
「id」と「?」の間にある数字がStoreIDです。
※Apple IDが表示される場合もあります
17
【手順5】アプリケーション配信設定 [ 2/2 ]
2015/4/8
[機器>その他>設定]からアプリケーション配信設定を割り当て、
同期をクリックします。
18
【手順6】 VPP利用規約への同意 [ 1/2 ]
2015/4/8
アプリケーション配信設定を通知後、下図の画面が端末に表示されます。
端末上でVPPの利用規約に同意する必要がございます。初回に同意していただければ、以後表示されません。
(管理サイトのユーザーを削除しない限り再度行う必要はありません。)
途中でキャンセルされた場合は、 8時間を経過後の同期時に、 再度表示されます。
以降は、監視モードだとサイレントインストール可能
Apple ID の入力画面
19
【手順6】 VPP利用規約への同意 [ 2/2 ]
2015/4/8
アプリケーション配信設定を通知後、下図の画面が端末に表示されます。
途中でキャンセルされた場合は、 8時間を経過後の同期時に、 再度表示されます。
割り当て許可後は、AppStoreから直接無課金でインストールが可能。
ここで再同期が必要
アプリのインストール
が始まります。
20
2015/4/8
ライセンス回収手順
21
ユーザ(または組織)からアプリライセンスを回収する [ 1/3 ]
2015/4/8
ユーザー(または組織)からのアプリライセンス回収は2ステップあります。
① ライセンスの仮回収(⇒23ページ参照)
ユーザー(または組織)に付与されているアプリライセンスの中
から、どのアプリライセンスを回収するかを設定します。この段
階では、仮で回収した状態となります。
② ライセンスの回収を実行(⇒24ページ参照)
アプリライセンスの回収を実行します。
SMSMサーバー
SMSMサーバー
どのApple IDから
ライセンスを回収するかを指示
VPPサーバー
ユーザーA
×アプリA
アプリB
ユーザーB
ライセンス回収指示
ユーザーA
ユーザーB
×アプリA
アプリB
×アプリA
×アプリC
×アプリA
×アプリC
※どのユーザー(または組織)から、
どのアプリライセンス
を回収するかを管理画面内で設定します。
回収した場合、次回通信時にアプリが削除されます。
22
ユーザ(または組織)からアプリライセンスを回収する [ 2/3 ]
2015/4/8
① ライセンスの仮回収
ユーザー(または組織)毎にどのアプリのライセンスを回収するか設定します。この段階で
は仮回収となります。ユーザーを選択し、「VPP」タブを押下、アカウント名を選択した上
で回収したいアプリの「×」をクリックし、設定を保存してください。
23
ユーザ(または組織)からアプリライセンスを回収する [ 3/3 ]
2015/4/8
② ライセンスの回収を実行
[メニュー>VPPライセンス]を押下し、「回収」列の「実行」ボタンをクリックすると、
ユーザー(または組織)へ仮で設定したアプリライセンス回収が実行され、
「使用数」が減り、「残数」が増えます。
※Store IDが表示される場合もあります
24
VPPアプリライセンス管理 Q&A
2015/4/8
• VPPライセンスを回収した場合の挙動
• ユーザからライセンスを回収すると、対象のアプリケーションはユーザの端末から削除されます。
データも削除されますのでご注意ください。
• VPPトークンの有効期限が切れた場合の挙動
• アプリの管理ができなくなります
• VPPサーバーとKDDI Smart Mobile Safety Managerサーバーの通信ができなくなります
• ライセンスの付与、回収ができなくなります
• VPPサーバー上のユーザー削除ができなくなります
• アプリケーションのライセンス状態の管理ができなくなります
• VPPトークンの有効期限切れアラート通知
• トークンが古くなると強調表示されます
• メール通知は非対応
• 企業CSVレポートは非対応
• VPPアカウントを紛失/忘れた場合の対処
• VPPトークンの更新ができなくなるため、VPPトークンの有効期限が切れた後の管理が
行えなくなります。
紛失した際は、Appleのサイトにてご対応頂く必要があります。
https://ssl.apple.com/jp/support/itunes/vpp/
KDDI Smart Mobile Safety Managerでは対応できませんので、ご了承ください。
• 手動割り当てが必要な理由は?
• 課金に係わる重要な機能のため、ライセンスの状態取得と消費を確認しながら行えるように
なっています。
• アプリライセンスのカウントは、KDDI Smart Mobile Safety Manager上のユーザーと端末に設定
されているApple IDを考慮する必要があります。
25