江東区の財務書類【 概要版 】

[固定負債 ]
江東区の財務書類【 概要版 】
平成 25 年度決算に基づく財務書類については、既に財政レポートで公表していますが、更にわかりや
すく前年度比較や指標による分析を加え、概要版として公表します。
(1) 地方債
(4) 損失補償等引当金
地方債の現在高のうち翌々年度以降に償還される
損失補償契約等をしているもので、将来想定され
もの
る負担額
(2) 長期未払金
[流動負債 ]
債務保証、損失補償などの確定した債務
(1) 地方債
〔 貸借対照表 〕
行政サービスの提供に利用する資産や売却可能な資産を、区が期末日にどれだけ保有するのかを示す
(3) 退職手当引当金
地方債の現在高のうち翌年度に償還されるもの
と同時に、その資産を調達するための財源がどのように賄われているのかを示した財務書類の基本とな
翌々年度以降在籍する職員(特別職除く)で当該
るものです。
年度末に普通退職した場合の退職手当給付見込額
(翌年度に支払予定の退職手当は流動負債)
[公共資産 ]
(1) 有形固定資産
長期にわたって区民サービスを提供するために
借方
1 公 共資産
(1) 有形固定資産
4,034
4,026
(2) 売却可能資産
8
遊休資産や未利用資産など、現在は行政目的の
ために使用されていない資産
(2) 長期未払金
(3) 退職手当引当金
(1) 投資及び出資金
債務保証、損失補償などによる翌年度支出予定額
0
179
(4) 翌年度支払予定退職手当
2 投 資等
(1) 投資及び出資金
(2) 貸付金
(3) 基金等
(4) 長期延滞債権
(5) 回収不能見込額
543
7
7
514
22
△ 7
3 流 動資産
(1) 現金預金
(2) 未収金
402
395
7
文化コミュニティ財団、健康スポーツ公社等
への出資金
翌年度当初予算より算出
0
(5) 賞与引当金
2 流動負 債
(1) 翌年度償還予定地方債
(2) 短期借入金
(3) 未払金
(4) 翌年度支払予定退職手当
(5) 賞与引当金
73
31
0
0
28
14
負債 合計
[投資等 ]
(3) 未払金
438
259
(4) 損失補償等引当金
土 地:1,403 億円
(2) 売却可能資産
(単位:億円)
1 固定負債
(1) 地方債
収支不足が発生した場合に翌年度の歳入を繰り上げ
る翌年度繰上充用金
[負債の部]
使用されるもので、土地、建物など
建物等:2,623 億円
貸方
(単位:億円)
[資産の部]
(2) 短期借入金
職員及び議員に支給する翌年度 6 月の期末・勤勉手
当について当該年度の在籍実績に応じて支払いが確
定した額
511
[純 資 産の 部]
[ 純資産の部 ]
4,468
378
3,864
167
59
1 公共資産等整備国県補助金等
2 公共資産等整備一般財源等
3 その他一般財源等
4 資産評価差額
区民サービスを提供するために保有する資産の財源につ
いて、現在までの世代が負担した部分と資産の評価差額を
計上
「資産-負債」で算出
(2) 貸付金
資 産合計
4,979
負債・純 資産合計
4,979
資産評価差額は、寄附等により無償で資産を受贈した場
返済期限未到来の債権
合の評価額等を計上
(3) 基金等
特定目的基金(財調・減債基金を除く)及び定
額運用基金、土地開発基金
(4) 長期延滞債権
[流動資産 ]
(1) 現金預金
財政調整基金、減債基金、歳計現金
区民一人当たり貸借対照表(普通会計)
一人当たりで数値を算出することで、イメージしやすい数値となるほか、区民一人当たりと
いう単位で財政規模の異なる他団体との比較が可能となります。
(単位:千円)
回収期限が到来してから 1 年以上回収できてい
(2) 未収金
ない債権
当該年度の歳入として調定したものの、収入が
区 分
されていないもの(納付期限等から 1 年以上経
(1)公共 資産
824
過していないもの)
(2)投資 等
111
(5) 回収不能見込額
貸付金、長期延滞債権のうち将来回収不能とな
ることが見込まれる債権
過去の不納欠損の実態に応じて算出
過去の不納欠損の実態に応じて回収不能見込
額を算出し控除
負 債の 部
資 産 の部
(3)流動 資産
資産 合計
金額
区 分
82
(1)固定 負債
(2)流動 負債
負 債合 計
金額
89
15
104
・区民一人当たりの資産額:101万7千円
・区民一人当たりの負債額:10万4千円
純 資産の 部
純資 産合 計
1,017 負 債・純 資 産合 計
912
1,017
※端数処理により合計が一致しない場合があります。
-1-
<貸借対照表を用いた分析(資産の状況)>
<行政コスト計算書を用いた分析>
行政サービスの提供に利用するための資産や投資等の状況は以下のとおりです。
1年間の行政サービスを提供するために要したコストで、
「性質別」
「目的別」は以下のとおりです。
(単位:億円)
(単 位:億円 )
項 目
25年度
公共資産
24年度
4,034
うち有形固定資産
公共資産は、有形固定資産が大部分を
増減
3,987
4,026
3,980
占め、小中学校大規模改修や江東区文化
90
%
46
センター改修に伴い、前年度に比べ 4
7億
80
%
円の増となっています。なお、構成比は、
70
%
543
502
41
流動資産
402
408
△ 6
4,979
4,897
82
合 計
1
00
%
47
投資等
「教育」及び「生活インフラ・国土保全」
その他の
コスト
0
.
6%
移転支出的な
コスト
53.
1%
24年度
増減
人にかかるコスト
248
266
△ 18
物にかかるコスト
408
395
13
移転支出的なコ スト
787
757
30
8
8
0
1,451
1,426
25
その他のコスト
経常行 政コスト
60
%
50
%
で 7割を占めています。
40
%
物にかかる
コスト
28.
1%
物にかかる
コスト
27
.7
%
人にかかる
コスト
17.
1%
人にかかる
コスト
18
.6
%
25
年度
24年度
「性質別」では、社会保障給付等の移転支出
的なコストが 5割を占めており、
「目的別」で
は、福祉が 5割を超えています。これは、どち
20
%
有形固定資産の行政目的別割合(普通会計)
環境衛生
2
.
2
%
生活インフラ・国土保全
32
.4
%
その他の
コスト
0
.6
%
移転支出的な
コスト
54.
2%
30
%
25
年度
25年度
性質別行政コスト(普通会計)
教育
4
3
.1
%
産業振興
0
.
6%
福祉
8.
2%
消防
0.
6%
10
%
0%
らも生活保護費や子ども関連経費をはじめと
した扶助費の影響によるものです。
総務
1
2.
9
%
目的別行政コスト(普通会計)
生活イ
ンフラ
・国土保全
5.
4%
生活インフラ・国土保全
32
.
6
%
24
年度
0
%
10
%
20
%
教育
4
2
.7
%
30
%
40
%
50
%
福祉
8
.3
%
総務
1
2.
9
%
教育
14.
7%
25
年度
環境衛生
産業振興
消防
2.
2%
0.
7%
0
.
6
%
70
%
8
0
%
9
0
%
1
00
%
60
%
産業振興 消防 議会 その他
0.
9%
0.8
% 0.6
% 0.5
%
福祉
5
7.
6%
環境衛生
10.
9%
総務
8.
6%
福祉
57
.2%
環境衛生
11
.
2%
総務
8
.6%
生活イ
ンフ
ラ・国土保全
5.6
%
教育
14.
5%
24
年度
<貸借対照表を用いた分析(負債の状況)>
将来世代が負担する債務である特別区債や退職手当引当金等の負債の状況は以下のとおりです。
0
%
10%
20%
30
%
40
%
5
0%
6
0%
7
0%
産業振興
1.
0%
8
0%
消防 議会 その他
0.
7% 0.
6% 0.6
%
90%
1
00%
(単 位: 億円 )
項 目
25年度
固定負債
うち地方債
流動負債
うち翌年度償還予定地方債
合 計
24年度
増減
<指標を用いた分析>
上記資産 4
,9
79億円に対する負債は
438
464
△ 26
51
1億円です。学校教育施設等の整備に
259
263
△ 4
係る地方債や退職手当引当金が減少し
73
73
0
たことにより、負債総額は前年度に比べ
31
31
0
△26億円の減となりました。
511
537
△ 26
財務書類の数値を用いて、将来世代負担比率などの指標から本区の財政状況を分析します。
将来世代負担比率は、区債残高の減などにより、△0.
3ポイントの減となりました。また、資産老
朽化比率は前年度に比べ 0
.8ポイントの増となり、区内公共施設の老朽化が進んでいることがわかり
ます。受益者負担比率は、分担金・負担金・寄付金の増などにより 0.
8ポイント増加しました。
なお、各指標の内容や経年分析、他団体比較等については、詳細版をご覧ください。
負債の状況(普通会計)
2
5
年度
2
4
年度
2
0
3
4
0
3
60
3
8
0
4
00
総額
537
流動負債 7
3
固定負債 4
64
0
総額
5
11
流動負債 7
3
固定負債 4
38
4
2
0
4
4
0
4
6
0
4
8
0
5
0
0
5
2
0
5
4
0
(億円)
指 標 名
内 容
25年度
将 来 世 代 負 担 比 率
世代間公平性
純
健
24年度
平均的な数値
6.3%
6.6%
15~40%
性
89.7%
89.0%
70~80%
資 産 形 成 度
46.4%
45.6%
35~50%
行政コスト対公共 資産 比率
効
率
性
35.9%
35.8%
10~30%
受 益
自
律
性
6.3%
5.5%
2~ 8%
資 産
資
産
老 朽
者 負
比
率
化 比 率
担 比 率
全
-2-