No.34 女性の活躍と日本経済

34
⼥性の活躍と⽇本経済
(2015年3⽉)
【キーワード】 M字カーブ
働く⼥性は増えているものの、キャリアの中断を余儀なくされるケースは今なお多いようです。「いまだ活⽤されていない
資源の最たるものは⼥性の⼒」といわれる⽇本において、⼥性の⼒を業績向上にうまく結びつけた企業は、株式市場で
評価されています。働く⼥性が増えて給与所得総額が増加すれば、消費の拡⼤などプラスの影響が考えられるため、
⼥性が働きやすい環境整備が⽇本経済の課題となっています。
⼥性の雇⽤者は増え続けている
『M字カーブ』問題は根強く残る
●男性の雇⽤者数は1997年をピークにやや減少していますが、⼥性の雇⽤
者数は増え続けています。それに伴い、⼥性の給与所得総額も増加して
います。
男⼥雇⽤者数の推移
(万⼈)
(1960年〜2014年)
3,500
男性
3,000
●⼥性の就業率が出産・育児期に落ち込む『M字カーブ』は、⽇本を除く
主要先進国ではほぼ解消したといわれています。
(%)
100
⼥性の年代別労働⼒率と潜在的労働⼒⼈⼝ (2014年)
潜在的労働⼒率(左軸)
(万⼈)
125
スウェーデン(左軸)
80
100
労働⼒率(左軸)
60
2,500
2,000
40
1,500
50
就業希望者
(その他、右軸)
20
1,000
75
就業希望者
(育児・介護などに専念、右軸)
⼥性
25
0
0
歳以上
65
〜 歳
60 64
〜 歳
55 59
〜 歳
50 54
〜 歳
45 49
〜 歳
40 44
〜 歳
35 39
〜 歳
30 34
〜 歳
25 29
0
〜 歳
20 24
〜 歳
15 19
500
'60 '64 '68 '72 '76 '80 '84 '88 '92 '96 '00 '04 '08 '12
⼥性の活躍と業績向上を両⽴させた『なでしこ銘柄』
●なでしこ銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が⼥性活躍推進や財
務指標において優れた企業として、2012年度から公表している上場企
業です。「⼥性活躍推進」に優れた上場企業を「中⻑期の企業価値向
上」を重視する投資家にとって魅⼒ある銘柄として紹介しています。
※労働⼒率は、⼈⼝に占める労働⼒⼈⼝(就業者+完全失業者)の割合です。
※潜在的労働⼒⼈⼝は、労働⼒⼈⼝と、⾮労働⼒⼈⼝のうちの就業希望者を
合計したものです。
※スウェーデンは、2013年の年代別労働⼒率です。
なでしこ銘柄とTOPIXの推移(トータル・リターン)
(2011年末=100)
240
(2011年12⽉末〜2015年2⽉末、⽇次)
働く⼥性が増えれば、給与所得総額も増加する
●平均給与所得で単純計算すると、⼥性の就業希望者が就労した場合、
給与所得総額が7兆円程度増加すると試算されます。
また、IMFは⽇本⼥性の労働⼒率がG7(イタリア除く)並みになれば、1⼈
当たりGDPが4%、北欧並みになれば8%上昇すると指摘しています。
⼥性の給与所得総額の推移
(兆円)
60
220
200
なでしこ銘柄
180
(1980年〜2013年)
50
40
160
TOPIX
140
30
なでしこ銘柄は、2013年度
選定銘柄に等⾦額投資し
たと仮定して試算。
120
100
80
'11/12
'12/12
'13/12
'14/12
※上記の試算は⼀定条件に基づくものであり、将来の投資成果を⽰唆・保証
するものではありません。
※TOPIXは株式会社東京証券取引所が算出・公表などの権利を有する指数です。
※当資料中のいかなる内容も将来の成果を⽰唆・保証するものではありません。
20
10
0
'80
'84
'88
'92
'96
'00
'04
'08
'12
(出所)IMF、OECD、総務省、経済産業省、国税庁、ブルームバーグ
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運用管理費用(信託報酬)
その他の費用・手数料
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です。
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等に要する費用、資産を外国で保管する場合の費用等を信託財産でご負
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(その他の費用・手数料については、
運用状況等により
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