(1)佐賀平野北縁断層帯の震度及び被害シミュレーション【 PDF

佐賀平野北縁断層帯震度及び被害
シミュレーション結果について
■これまでの地震想定
■これまでの地震想定
【想定地震】
想定地震】
[震源]
震源] 川久保断層系
[規模]
規模] M6.8
[震度]
震度] 6強
<県内及び
県内及び周辺の
周辺の活断層>
活断層>
被害項目
被害数量
佐賀県
人的被害
死者
817人
721人
8,523人
6,990人
全壊
17,582棟
15,371棟
半壊
38,914棟
30,134棟
負傷者
建築物被害
佐賀市
<予測震度分布図>
予測震度分布図>
出典 佐賀市地域防災計画 第3編 地震・津波災害対策(基礎資料平成22年3月佐賀県:佐賀県地震減災対策アクションプラン)
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■佐賀平野北縁断層帯
(さがへいやほ
さがへいやほくえんだんそ
くえんだんそうたい
だんそうたい)
うたい)
平成25
平成25年
25年2月1日、国の地震調査研究推進本部が
地震調査研究推進本部が活断層の
活断層の長期評価を
長期評価を発表。
発表。
本市に
本市に影響を
影響を及ぼす断層
ぼす断層として
断層として、
として、新たに「
たに「佐賀平野北縁断層帯」
佐賀平野北縁断層帯」が評価の
評価の対象に
対象に加わった。
わった。
項目
特性
構成する断層
川久保断層を含む複数の断層から構成
断層の長さ
地表:約22km
地震規模
M7.5程度
地下:38km程度
これまでの想定地震を大きく上回る規模
<参考>
Mの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、
Mの値が2大きくなるとエネルギーは1,000倍に
なるという関係がある。
佐賀県では
佐賀県では「
では「佐賀県地震被害等予測調査検討委員会」
佐賀県地震被害等予測調査検討委員会」を設置し
設置し、平成25年度
平成 年度
から26年度
から 年度にかけて
年度にかけて震度想定
にかけて震度想定や
震度想定や被害想定のシミュレーションを
被害想定のシミュレーションを実施
のシミュレーションを実施
出典 地震調査研究推進本部:佐賀平野北縁断層帯の長期評価
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■佐賀県地震被害等予測調査検討委員会による
佐賀県地震被害等予測調査検討委員会による調査結果
による調査結果
佐賀平野北縁断層帯
佐賀平野北縁断層帯の
平野北縁断層帯の地表地震動の
地表地震動の結果
■ 佐賀平野北縁断層帯 ケース3
■ 佐賀平野北縁断層帯 ケース4
震度7
震度7が予測された
予測された地域
された地域
震度7
震度7が予測された
予測された地域
された地域
⇒ 11市町
11市町
⇒ 12市町
12市町
佐賀市、
佐賀市、多久市、
多久市、武雄市、
武雄市、小城市、
小城市、神埼市、
神埼市、吉野ヶ
吉野ヶ里町、
里町、
鳥栖市、
多久市、
武雄市、
小城市、
神埼市、
佐賀市、
、鳥栖市
佐賀市
、多久市
、武雄市
、小城市
、神埼市
、
上峰町、
上峰町、 みやき町
みやき町、大町町、
大町町、江北町、
江北町、白石町
吉野ヶ
吉野ヶ里町、
里町、上峰町、
上峰町、 みやき町
みやき町、大町町、
大町町、江北町、
江北町、白石町
※アスペリティ:断層面で、通常は強く固着しているが、地震時に大きくずれ動く領域(=破壊点)
(※平成26年12月24日に公表された資料に基づくもので最終報告ではない。)
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■佐賀県地震被害等予測調査検討委員会による
佐賀県地震被害等予測調査検討委員会による調査結果
による調査結果
■液状化危険度の
液状化危険度の評価値の
評価値の分布
■250m
250mメッシュ別全壊
メッシュ別全壊・
別全壊・焼失率分布(
焼失率分布(冬18時
18時)
全壊・
全壊・焼失率 (%)
※いずれも佐賀平野北縁断層帯
いずれも佐賀平野北縁断層帯ケース3の
佐賀平野北縁断層帯ケース3の場合
ケース3の場合
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■佐賀市における
佐賀市における被害想定結果
における被害想定結果の
被害想定結果の概要
項目
数量(
数量(約)
参考(
参考(川久保)
川久保)
備考
死者
2,800人
721人 冬深夜
負傷者
8,100人
6,990人 冬深夜
自力脱出困難者
5,200人
―
冬深夜
115,000人
―
被災1ヶ月後
避難者
全壊及び焼失棟数
34,000棟
15,371棟 冬18時
半壊棟数
27,000棟
30,134棟 冬18時
上水道断水人口
停電軒数
197,000人
―
冬18時・被災直後
14,000軒
―
冬18時・被災直後
※いずれも佐賀平野北縁断層帯
いずれも佐賀平野北縁断層帯(
佐賀平野北縁断層帯(ケース3)
ケース3)における最大値
における最大値
その他、下水道機能支障人口、固定電話不通回線数、都市ガス復旧対象需要家数・供給停止戸数、LPガス復旧対
象消費者戸数・供給停止戸数、必要物資(食料・飲料水・毛布)、災害廃棄物、経済被害等についても想定されている。
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■今後の
今後の地震防災への
地震防災への対応
への対応
H27.4 佐賀県関係市町担当課長会議
被害想定結果を取りまとめ、正式な報告書を作成・公表
H27年度 佐賀県地域防災計画の修正
H27年度
年度 佐賀市地域防災計画の
佐賀市地域防災計画の修正
➢今回の
今回の想定は
想定は、県内で
県内で起こりうる最大
こりうる最大クラスの
最大クラスの地震
クラスの地震が
地震が発生した
発生した場合
した場合
の被害をとりまとめ
被害をとりまとめ、
をとりまとめ、県民に
県民に「正しくおそれ、
しくおそれ、備えてもらう」
えてもらう」ことが目的
ことが目的
➢もし今回
➢もし今回の
今回の想定に
想定に合致する
合致する最大
する最大クラスの
最大クラスの地震
クラスの地震が
地震が発生した
発生した場合
した場合、
場合、被害
をゼロに抑
をゼロに抑えることは不可能
えることは不可能
➢よって、
減災」の
➢よって、いざ発災
いざ発災したとしても
発災したとしても被害
したとしても被害を
被害を最小限に
最小限に抑えるという「
えるという「減災」
考え方に基づき、
づき、市民一人ひとりが
市民一人ひとりが主体的
ひとりが主体的に
主体的に避難行動がとれるよう
避難行動がとれるよう、
がとれるよう、
自助・
自助・共助の
共助の取り組みを強化
みを強化し
強化し支援していく
支援していく
H28年度
年度 地震防災マップの
地震防災マップの作成
マップの作成
被害が
被害が広範囲に
広範囲に及ぶため県内統一基準
ぶため県内統一基準(
県内統一基準(縮尺・
縮尺・色等)
色等)での作成
での作成を
作成を提案
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■今後の
今後の地震防災への
地震防災への対応
への対応(
対応(考え方)
減災に
減災に向けた取組
けた取組(
取組(2本柱)
本柱)
【自助】
自助】地震対策(
地震対策(転倒防止等)
転倒防止等)の啓発促進
・災害による
災害による被害
による被害をできるだけ
被害をできるだけ少
をできるだけ少なくするためには、
なくするためには、一人一人が
一人一人が自ら取り
組む「自助」
自助」が基本
・「自助」
自助」に取り組むためには、
むためには、まず、
まず、自分の
自分の家の安全対策をしておくとと
安全対策をしておくとと
もに、
もに、身の安全の
安全の守り方を知っておくことが必要
っておくことが必要
・生き延びていくためには、
びていくためには、水や食料などの
食料などの備
などの備えをしておくことも必要
えをしておくことも必要
・あらゆる媒体
・あらゆる媒体を
媒体を通した啓発
した啓発(
啓発(市報・
市報・HP・
HP・TV・ラジオ
TV・ラジオ など)
など)
・あらゆる機会
・あらゆる機会を
機会を通した啓発
した啓発(
啓発(出前講座・
出前講座・防災訓練 など)
など)
【共助】
共助】自主防災組織の
自主防災組織の結成・
結成・活動促進
・行政が
行政が被災してしまうような
被災してしまうような大災害
してしまうような大災害の
大災害の場合、
場合、地域コミュニティが
地域コミュニティが一緒
コミュニティが一緒に
一緒に
なって避難
なって避難をしたり
避難をしたり、
をしたり、避難所の
避難所の運営をするような
運営をするような様々
をするような様々な
様々な共助の
共助の事例が
事例が見
られた。
られた。
・未結成地域への
未結成地域への働
への働きかけ(
きかけ(組織結成促進)
組織結成促進)
・既結成地域への
既結成地域への働
への働きかけ(
きかけ(訓練等活動促進)
訓練等活動促進)
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