平成 26 年度厚木市農業委員会活動計画 1 活動方針 厚木市農業委員会は農業者の利益代表機関として、地域の農地を守り、農業の担い 手を育て支援するため、農業相談活動の充実を図り、農業者の農業経営の安定と発展 に努めております。 しかしながら、現在の厚木市は、農業従事者の高齢化や後継者不足、担い手不足な どにより遊休農地が拡大し、農業の停滞が大いに懸念されるところです。これは厚木 市に限らず全国的な問題でもあることから、国においても、耕作放棄地などの農地を 借り受け、まとめて担い手に貸し付ける役割を持った「農地中間管理機構」を設置す る法律を昨年 12 月に公布し、遊休農地対策を農業政策の大きなテーマの一つに位置 付けております。農業委員会においても、農業者と協力して、停滞した農業を改善す るための活動を展開することが必要とされるところです。 こうした中で、市とJAあつぎそして農業委員会の3者が一体となって農業者の経 営基盤強化を支援することなどを目的に「厚木市都市農業支援センター」が4月に開 設されます。これにより、3者の事業で共通している部分について窓口のワンストッ プ化が図られ、農業者などからの相談や要望などに対し迅速な対応が可能となり、厚 木市の農業振興に寄与するものと期待されます。 今後の厚木市の都市農業を支えていくため、農業委員一人ひとりが地域農業・農業 者の代表としての自覚と誇りを持ち、農地パトロールを始めとした日々の諸活動を強 化するとともに、農地の有効利用や担い手への利用集積等に全力で取り組み、本市都 市農業の振興を図っていくものとする。 2 活動計画 (1)農地利用状況調査の実施と農地の有効利用 強化月間を定めて農地利用状況調査を実施し、農地の利用実態を把握するととも に、農地の貸し借り希望情報などを収集し、遊休農地の解消や担い手への農地の利 用集積の促進を図るため、都市農業支援センターと連携を図り、貸し手、借り手の 意向に応じた指導や利用権設定による農地活用を図る。 また、併せて、県に新たに設置される「農地中間管理機構」や関係機関と連携し、 担い手による農地集約などによる農業経営の効率化を進める。 (2)日常的な農地パトロールの徹底 遊休農地の発生防止や解消及び違反転用の防止のため、日常的な農地パトロール を実施する。 また、遊休農地等を発見した場合には、土地所有者に対する相談や指導を行い、 早期に農地の適正管理が図られるよう努める。 (3)新たな担い手の育成及び確保 新たな担い手の育成及び確保を図るため、市、JA等関係機関と連携し、人材の 掘り起こし活動や認定に係る相談・支援等を行うとともに、「厚木市農業委員会新 規就農者認定基準に関する要綱」に基づく認定を積極的に推進し、新たな担い手の 育成及び確保に努める。 (4)農地基本台帳の整備 農地情報の適正な管理のため、農地基本台帳の一層の整備を行い、法令業務等の 適正かつ迅速な執行、窓口相談等における農業者等市民サービスの向上に努める。 (5)建議活動 農業の発展には、農業者自らの自助努力が必要なことはもちろんであるが、同時 に行政による支援が不可欠である。農業者の意見、要望や地域の諸課題等を把握し、 その意向等を反映した建議書を厚木市長及び神奈川県知事へ提出し、本市都市農業 の振興に努める。 (6)各関係機関との連携強化 農業者が抱える諸課題の解決に向け、市、JA等関係機関との連携強化を図り、 円滑かつ効果的な施策の推進に努める。 (7)農業情報の提供 「あつぎ農委だより」の発行(年2回)や「全国農業新聞」の普及拡大による農 業情報の提供により、農業関係者のみならず、広く市民に農業情勢や農業への理 解・関心を深めることに努める。 (8)農業者年金の加入促進 農業者の老後生活の安定・安心に資するため、厚木市農業者年金推進連絡協議会 と連携し、農業者年金の加入促進に努める。 (9)農業委員研修の実施 農業委員の資質の向上のため、また、農業情勢の変化に的確、適正に対応し、円 滑かつ効果的な委員活動や法令事務の適正な執行に資するため、農業委員研修を実 施する。 (10)農業者との意見交換会等への出席 活力ある農業を築くため、農業者の集会等に積極的に出席し、農業者の意見や考 えを直接聞くことに努める。 平成26年度年間計画 (平成26年4月∼平成27年3月) ★ 総会及び全員協議会は、毎月25日開催(原則) ★ 主な事業・活動等 役員会、小委員会等 4月 ・厚木市都市農業 支援センター開所 ・県農林業施策要 望(連合会へ) 5月 耕作放棄地 対策活動等 農業者年金 関係 農地パトロール 加入促進活動 その他 ・役員会(18日、10:30) (研修視察) ・農政対策小委員会 (農委だより) ・県央地区連合会 総会 ・農政対策小委員会 (農委だより) ・農地調整小委員会 (遊休農地) ・農政対策小委員会 (農委だより) ・農地現場研修(目合わせ) 6月 大会、研修会等 ・年金受給届受 付 ・年金連絡協議 会の開催 ・農委だより発行 ・全国農業新聞 普及推進 ・年金現況届を基 ・県外研修視察 (下旬∼8月初旬 金へ送付 7月 (7/15号) 又は9月上∼中旬) ・農政対策小委員会 (建議) 8月 農地利用状況調査 9月 ・市長への建議 ・農政対策小委員会 (農委だより) 10月 ・農政対策小委員会 (農委だより) 11月 ・農地調整小委員会 ・年金受給者相 談会の開催 ・神奈川県農業委 員大会(12日 海老 ・全国農業新聞 名市文化会館) 普及推進 (遊休農地) 12月 1月 ・農委だより発行 (1/1号) ・選挙人名簿登載 申請書審査 2月 ・役員会(活動方針) ・農業者との意見交 ・農政対策小委員会 (県への要望) 3月 換会への出席 ※ 役員会、小委員会は必要に応じて開催する。 ・県央地区連合会 研修会(未定)
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