平成26年度スマートコミュニティ構想普及支援事業 成果報告書(要約版) 1.補助事業者名 2.対象地域 :公益社団法人湖南工業団地協会、大阪ガス株式会社、 株式会社日建設計総合研究所 :湖南工業団地(滋賀県湖南市) 3.補助事業の名称 :湖南工業団地におけるスマートエネルギーシステム構想検討事業 4.内容 (1)補助事業の目的 40 周年を迎える湖南工業団地において、次代に 向けたグランドデザインの一環としてスマート工 業団地化を実現するために、地域エネルギーマネジ メントシステムと分散型エネルギーシステムによ り構成するスマートエネルギーシステムを構築し、 その事業性を評価することを目的とする。 (2)スマートコミュニティモデルの特徴 調査フロー 「全ての立地企業を対象とした地域 【STEP①】 主要企業による地域エネルギーマネジメントシステ ムの骨格の構築 エネルギーマネジメントシステム」 【STEP②】 既存設備(CGS)を活用した分散型エネルギーシステ ムの骨格の構築 ・主要企業へのスマートメーターの設置 ・エネルギーマネジメントセンターの設置による一元的な情報管理 ・既存CGSの活用によるエネルギー融通 (・スマートメーター設置企業の拡大) と「分散型電源(CGS等)を有する 企業及び近隣企業を対象とした分散 【STEP③】 分散型エネルギーシステムの拡張 STEP③ エネルギーマネージメントセンター(EMC) ・エネルギープラントの新設等 型エネルギーシステム」により構成 スマートメータ設置企業 (目標:団地全ての企業への設置) CGS 【STEP④】 工業団地全域へ 工業団地全域へのネットワーク 全域へのネットワーク拡大 のネットワーク拡大 ・近隣公共施設等への展開 電線(自営線) するスマートエネルギーシステムを 熱供給導管 CGS 構築する。 STEP② CGS相互融通管理センター 需要家 STEP① CGS 第二プラント CGS 分散型エネルギーシステムについて CGS 新規プラント は、40 周年を迎える湖南工業団地の 公共施設 EMC 第一プラント プラント 第一 工場等建物の建て替えや設備更新の CGS 新規プラント CGS STEP④ STEP④ 時期を捉えて徐々にネットワーク化 を図っていく、段階的増殖型エネル ギーネットワーク形成を進める。 スマートエネルギーシステムの導入ステップイメージ (3)本事業の検討結果の概要 団地内のエネルギー消費実態としては、企業別の使用量に差があり、一部の企業に集中している。 各企業のエネルギー使用量や取組意向等が異なるため、まずは主要な企業からネットワークを 構築した上で、段階的にネットワークが拡張できるようなシステムとする。 分散型エネルギーシステムのネットワーク構築にあたっては、既存 CGS 設備を有する企業から の熱供給に加え、新規の熱融通設備(CGS)及びバックアップ設備(排ガスボイラー)を新規に 整備することで、経済性や事業メリットが大きくなる。 B社 C社 事業スキームについては、主要関係主体 既設 排ガスボイラー 排ガスボイラー 更新 による組合方式により新たな事業主体 を設立し、将来的に参画企業の拡大が可 蒸気 蒸気 蒸気 能な仕組みが望ましい。 ・発電 5,500kW ・排ガスボイラー 4.5t/h バックアップボイラー 7t/h×6台 長期的には、近隣の公共公益施設にもネ ットワークを拡大することで、地域全体 の防災機能の強化に寄与することが期待 蒸気 エネルギーセンター 蒸気 蒸気 D社 E社 F社 蒸気 蒸気 蒸気 G社 H社 蒸気 I社 される。 当初段階におけるエネルギーネットワークイメージ
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