平成27年度河津町光ファイバ網整備事業仕様書 Ⅰ 総則 1.事業目的 町内における情報通信格差是正を図り、町民が光ファイバ網による超高速ブロードバン ドサービスが利用できる環境を早期に整備するため、町内の超高速ブロードバンド未整備 地域へ光ファイバ網の整備を行う民間通信事業者に対して支援を行う。 2.事業期間 事業期間は、補助金交付決定から平成28年3月31日までとし、平成28年4月1日 までに河津町の対象地域(別紙「河津町光ファイバ網整備対象地域」参照)で光ファイバ によるサービス提供を開始できることを条件とします。 3.補助金額 予算の範囲内 4.参加者の資格 電気通信事業法(昭和59年12月25日法律第86号)第9条に規定する総務大臣の 登録を受けている民間通信事業者 5.補助対象及び補助率等 (1) 補助対象経費 ア 施設整備経費 補助対象経費及び補助対象施設は、別表第1に掲げるとおりとする。た だし、簡易局舎の土地の取得は対象外です。 イ 維持管理経費 前記アの施設整備経費、別表第2に掲げる経費及び5年間の維持管理費 用等の見込み額の合計額から5年間の料金収入の見込み額を除いた額が、前号の補助対 象経費の2分の1を超えた場合はその超えた額を補助対象経費とする。この場合におい て、維持管理費用等及び料金収入とは、別表第3に掲げるものとする。 (2)補助率は、別表第4に掲げるとおりとする。 2 前項の規定により算出された補助金交付額に1,000円未満の端数が生じた場合は、これ を切り捨てた金額とする。また、予算の範囲内とする。 6.企画提案書の様式 (1)河津町光ファイバ網整備事業概要書(様式第1号) (2)河津町光ファイバ網整備事業見積書(様式第2号) (3)会社概要書(様式第3号) (4)光ファイバ網整備事業の実績(様式第4号) (5)サービス加入世帯推計及び料金算定表(様式第5号) (6)地区収支計画表 (7)5年間の収支算定表 (8)保守管理及び災害時復旧体制(様式は自由) 7.関連法令等の遵守及び実績報告書等の提出 本事業は、「河津町光ファイバ網整備事業費補助金交付要綱」で定められている事業で あり、電気通信事業法等の関係法令及び河津町負担金補助及び交付金に関する規則等を遵 守、適用するものです。また、受託者は、交付要綱に定められた様式等の所定事項に記載 のうえ、町長に提出しなければなりません。 Ⅱ 仕様 以下の要件を全て満たした光ブロードバンドサービスを提供することとします。 1.サービスの仕様 (1)補助対象地域 補助対象地域は、別紙「河津町光ファイバ網整備対象地域」で示した地域とします。 また、光ファイバ網整備後、新たにサービスの申し込みがあった場合には、別紙「河津 町光ファイバ網整備対象地域」の全ての住民及び法人に対し、必ずサービスを提供する こととします。ただし、下記に該当する場合は、その限りではなく協議により決定しま す。 ・本事業の応募期間後に新たに造成された土地、および建設された建物 ・本事業開始後、光ファイバ網によるブロードバンドサービスの利用意向が無いこと が判明したエリア ・山林地等で整備が困難なエリア なお、本事業終了後の整備エリア拡大については個別に通信事業者の判断とする。 (2)通信速度 通信速度は、以下のサービスを全て提供すること。 ・通信速度(上り下り共に) :100Mbps~1Gbps ・帯域保証:ベストエフォート型 (3)サービスグレード 補助対象地域内に地域格差が発生しない通信サービスであること。 (4)電話 ① これまでの固定電話と同番号によるIP電話が利用可能なサービスであること。 ② これまでの固定電話並の品質を確保し、固定電話と同等のIP電話サービスの付加 サービスを利用することが可能であること。 (5)インターネット インターネットに接続するプロバイダは、複数のプロバイダから加入者が自由に選択 可能であること。 (6)法人向けサービス VPNサービス等、日本国内の各拠点を接続するための高セキュリティ対策を施した サービスを提供できること。 (7)セキュリティ対策 コンピューターウイルスや不正アプリ等の脅威から住民が利用するPC等の端末を 守るためのセキュリティ対策について標準装備されていること。 (8)サービス提供後のサポート サービス開通後のトラブル対応やソフトウェアの操作方法等についてのサポート体 制を備えていること。 (9)放送サービスの提供 地上放送とBS放送が受信できるサービスを提供可能であること。 (技術的条件等によりサービス提供が不可能な場合を除く) 2.設備仕様 伝送路設備を設置する建物については、耐震性・防火性・防水性・セキュリティを確保す ること。 3.運用保守 (1)受付体制 ① サービスの申し込みは、平日のみならず土日祝日にも申し込みが可能であること。 なお、Webにて24時間365日申し込みが可能であること。 ② 住民が平日のみならず、土日祝日にも故障を申告することが可能であること。なお、 Webにて故障申告が24時間365日受け付け可能であること。 (2)通信料金 通信料金は、他地区と同一料金とする。 (3)運用保守 ① 施設に設置している通信機器の監視を行うこと。 ② 災害時の復旧について速やかに対応可能であること。また、大規模災害にも対応で きる体制が整っていること。 ③ 対象地区に近接して保守拠点があり、サービス利用者宅へ迅速に駆けつけられる体 制が整っていること。 別表第1 補助対象経費 光ファイバ網によるブロ ードバンド・サービスを 提供するために必要とな る施設のうち、センター 補助対象施設 1 センター施設(簡易局舎に限る。)及び当該施設に収 容する施設 (1) センター施設(簡易局舎に限る。空調設備工事、電 源設備工事及び外構工事等を含む。) 施設から分岐装置等(加 (2) 光電変換装置 入者宅への引込線の直前 局内光終端装置(OLT)、光成端架等 に設置するもの)までの (3) 送受信装置 加入者系伝送路の施設整 ルータ、L2/L3スイッチ、ケーブルモデム等 備に要する経費 (4) 管理測定装置 ネットワーク監視装置等 (5) 電源供給装置(簡易局舎に係るものに限る。) 受電設備、電源設備等 2 線路設備 (1) 線路設備 光ファイバケーブル、中継装置、電柱、鉄塔、管路、増幅 器等 (2) 分岐装置 クロージャ、カプラ、ノード等 (3) 無線アクセス装置 アクセスポイント装置等 3 その他光ファイバ網の整備に必要な施設 別表第2 補助対象経費 補助対象設備 光ファイバ網によるブロードバンド・ 1 ビル間中継ケーブル サービスを提供するために必要となる 2 放送設備 設備に要する経費のうち、別表第1に 3 その他、ブロードバンド・サービスを提 掲げる経費を除く経費 供するために必要な施設(別表第1に掲げ る装置を除く) 別表第3 維持管理費用等 料金収入 ・機器及びケーブル等保守費用 ・加入料 ・道路占用料 ・利用料 ・電柱共架料 ・広告料 ・電気代 ・中継伝送路費用 ・その他(町長が認めた貸し出し等で得 た収入を含む) ・上位プロバイダ費用 ・コロケーション費用 ・設備更改費用 ・借料 ・ドロップ設備 ・その他(維持管理に必要なもの) 別表第4 補助区分 河津町光ファイバ網整備事業費補助金 補助率 補助対象経費の2分の1以内 交付要綱第4条第1号の経費 同 第4条第2号の経費 補助対象経費の10分の10以内 様式第1号 河津町光ファイバ網整備事業概要書 事業の概要 事業実施期間 事業実施箇所 ※事業実施箇所の概要を示す地図等を添付すること。 ※本様式は適宜変更して差し支えない。 様式第2号 河津町光ファイバ網整備事業見積書 河津町長 様 住 所 会社名 代表者 印 ○ (単位:円) 項 目 単 価 数 量 金 額 備 考 合 計 (税込) 上記金額のうち補助を希望する額 注1( 注1:町単独補助金額(再掲) ※本様式は適宜変更して差し支えない。 ) 様式第3号 会 社 概 要 書 会 社 名 〒 本社所在地 TEL FAX E-mail 〒 静岡県を営業区 域とする支店、 営業所の所在地 TEL FAX E-mail 設立年月日 資 本 金 従 業 員 数 事 業 内 容 事 業 登 録 特 記 事 項 担 当 者 (所属・氏名・連絡先) ※会社概要等のパンフレットがある場合は1部添付すること。 ※本様式は適宜変更して差し支えない。 様式第4号 光ファイバ網整備事業の実績 № 市町村名 地区(局舎)名 ※本様式は適宜変更して差し支えない。 サービス開始年月 様式第5号 サービス加入世帯推計及び料金算定表 整備地域概要 整備地域名 対象人口 対象世帯数(A) (事業所数含む) 備考 提供するサービス及び料金 サービス名 通信速度(上り、下り) 契約料(加入料) 利用料 提供サービス 料金メニュー 料金 (B)※2 ○ 提供する プロバイダ ○契約料(加入料): ○利用料: 円(平均) 円(平均) 加入世帯推計 加入世帯 推計理由 (理由) ・推計理由を具体的に記載する。 ・他地域の過去の加入実績値及びエリアに基づく算出根拠資料を添付する。 ・他のサービスの提供状況、近隣地域の市街化状況、地域特性、類似地区の状 況等を考 慮する。 ・他地域と比較して著しく低く又は高い場合は、その分析を記載する。 ・コーディネータ派遣事業の予定を記載する。 ・その他の加入促進策等を実施する場合は、併せて記載する。 契約料(加入料)・利用料に係る収入見込(単位:千円) 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 サービス月数 (C) 加入世帯(単年) (D) 加入世帯(累計) (E) 加入率(累計) (E/A) 契約料収入見込 F≒B×C×D 利用料収入見込 G≒B×C×E ※1 地区ごと、サービス(放送・通信)ごとに作成すること。 ※2 契約料収入見込F、利用料収入見込Gから逆算して算出すること。 ※3 本様式は適宜変更して差し支えない。 平成 年度 様式第6号 地区収支計画表 (単位:千円) 項目 平成 年度 1年目 平成 年度 2年目 平成 年度 3年目 平成 年度 4年目 事業収入 契約料(加入料)※ 利用料※ 収入 放送料(広告料) 番組制作料 その他 計 事業支出 人件費 物件費 支出 減価償却費 その他 計 差引利益(欠損)金 法人税等 税引後利益金 税引後繰越利益金 ※契約料・利用料は、様式1で作成した通信サービス及び放送サービス契約料・利用料と一致すること。 ※本様式は適宜変更して差し支えない。 平成 年度 5年目 5ヵ年の計 様式第7号 5年間の収支算定表 (単位:千円) 整備地区名 整備費用A 維持管理費用B 料金収入C D=(A+B)―C 備考 計 1.補助対象及び補助対象外地区に関わらず整備地区ごとに算定し、複数工区(年次)で整備する場合も当該地区全体で判定すること。 2.整備費用Aは、交付申請書類の額と一致すること。 3.維持管理費用B、料金収入Cは、別紙地区収支計画表から算出すること。 4.維持管理費用Bは人件費、機器・ケーブル等保守費用、道路占用料、電柱共架料、電気代、営業経費、中継伝送路費用、上位プロバイダ費用、コロケー ション費用、設備更改費用(減価償却費)、借料、税金、その他を含むものとする。 5.料金収入Cは、契約料(加入料)、利用料、工事料(宅内工事費、引込工事費等)、放送料(広告料)等を含むものとする。 ※本様式は適宜変更して差し支えない。
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