栗原市一般廃棄物処理基本計画改定 概 要 版

栗原市一般廃棄物処理基本計画改定
概 要 版
平成 27 年 3 月
宮城県栗原市
栗 原 市 で は 、 循 環 型 社 会 の 実 現 を 目 指 し 、 市 民 ・ 事 業 者 ・ 市 の そ れ ぞ れ が 適 切 な 役 割 分 担 の 下 で 連 携 し 、 積 極 的 に 施 策 に 取 り 組 ん で い く た め に 平 成 21 年 3 月 に
「栗原市一般廃棄物処理基本計画」を策定し推進してきました。しかし、震災等の影響により計画の浸透が十分ではなく、ごみの排出量は増加しています。
そ の た め 、 新 た に 「 栗 原 市 一 般 廃 棄 物 処 理 基 本 計 画 改 定 版 」 を 策 定 し ま し た 。 本 計 画 の 目 標 年 度 は 、 平 成 30 年 度 と し ま す 。
「栗原市一般廃棄物処理基本計画」の中間目標は、表に示すように
一般廃棄物処理基本計画における目標・基本方針・施策の体系図
達成できない結果となっています。
表
~循環型社会の実現に向けて~
目標の達成状況
施
実績
中間目標年度
実績
平 成 19 年 度
平 成 25 年 度
平 成 25 年 度
677
675
745
資源化率(%)
13.9
17.0
11.9
最終処分率(%)
10.0
9.0
10.9
一人 1 日当たりのごみの
排 出 量 ( g/人 ・日 )
現 在 の ご み の 排 出 状 況 か ら 平 成 30 年 度 を 予 測 す る と 、 一 人 1 日 当 た り の
ご み の 排 出 量 は 866g /人 ・日 、 資 源 化 率 は 10.1% 、 最 終 処 分 率 は 13.5% と
基本方針
目
標
一人1日当たりの
ごみの排出量
平成30年度
713g
予想されます。
一人 1 日当たりのごみ排出量、最終処分率は増加し、資源化率は低下して
いきます。
ごみの資源化率
平成30年度
15.4%
ごみの発生や排出を
抑制し、人と自然が
共生する循環型田園
都市を目指します
市民の環境意識の高
揚を図り、再利用、
リサイクルを基調と
した環境負荷の少な
い処理システムを構
築します
循環型社会の実現に向け、ごみの不適正処理の防止や環境への負荷の低減
に 配 慮 し な が ら 、 第 一 に ご み の 排 出 を 抑 制 し ( リ デ ュ ー ス )、 第 二 に 再 利 用
( リ ユ ー ス )、 第 三 に 再 資 源 化 ( リ サ イ ク ル ) の 順 に で き る 限 り 循 環 的 な 利 用
を行い、それでもなお循環的に利用できないものについては、適正な処分を
行っていく社会づくりが必要です。
本 市 で は 、 こ の 「 3 R ( リ デ ュ ー ス 、 リ ユ ー ス 、 リ サ イ ク ル )」 に リ フ ュ
ーズ(不要なものは買わない)及びリペア(修理しながら使う)を追加し、
循環型社会を実現するため「5R」を推進していきます。
ごみの最終処分率
平成30年度
10.2%
市民・事業者・市の
協働による取り組み
を推進し、自然環境
に配慮する地域づく
りを目指します
策
○市内商店と連携したマイバッグ持参
運動
○多量排出事業者に対する減量化計画
の策定指導
○過剰包装の抑制
○ごみになりにくい製品の開発の要請
○リターナブル容器の使用促進
○エコクッキングの促進
○エコショッピングの促進
○詰替え商品購入の促進
○レンタルやリース制度の利用促進
○ごみ処理の有料化の検討
○環境関連イベントの実施
○市民セミナー等を活用した分別収集
の徹底
○環境関連施設見学における環境教育
の充実
○生ごみの減量、資源化の推進
○廃食用油のリサイクル
○店頭回収の促進
○事業所における事務用紙、封筒等の
再利用の促進
○収集回数の適正化
○製造者回収システム構築の促進
○小型家電リサイクル法への対応
○市民・事業者との連携による不法投
棄及び不適正処理の監視
○資源集団回収の促進
○ボランティア・サポート・プログラ
ムの推進
○「廃棄物減量等及び環境美化推進
員」との連携
○市民・事業者へのごみの減量、適正
処理に関する情報の提供
○市民・事業者参加の地域清掃活動の
推進
ごみの減量・再資源化を促進するためには、市民・ 事業者・市の三者が、相互
に連携を図りながら、それぞれの 役割を果たしていくことが 必要です。
市民・事業者・市は、それぞれの役割を認識し、積極的な協働と 参画により、
目標の達成を目指していきます。
市民の役割
環境意識を高く持ち、自らがごみの 排出者としての
責任を自覚し、「5R」に重点を置いた 環境に負荷の少
ないライフスタイルへの転換を目指すとともに、 地域に
おけるごみの減量・再資源化、環境美化活動の取組や分
別収集に積極的に協力するなど、自主的・主体的に取り
組んでいきます。
事業者の役割
事業者としての社会的責任を認識し、「5R」に重点
を置いた、環境に負荷の少ないビジネススタイルへの転
換を目指すとともに、地域におけるごみの減量・再資源
化、環境美化活動に積極的に協力していきます。また 、
拡大生産者責任の視点に立ち、製品の製造・加工・販売
・廃棄等の各過程において、資源・エネルギー の消費節
減に配慮し、製品の耐久性の向上、補修サービスの充実、回収・再資源化シス
テムの構築等に取り組んでいきます。
市の役割
市民・事業者によるごみの排出抑制、 再利用、再資源化に
関する取組が、円滑に行われるように、普及啓発や情報提供
を積極的に行い、市民・事業者の自主 的・主体的な取組を支
援していきます。また、さらにごみの減量・再資源化を図る
ため、各種施策を展開していくほか、ごみの処理及び再資源
化にあたっては、適正かつ 衛生的に、費用対効果も検討しながら効率的・効果
的に行います。
編集
〒987-2293
宮城県栗原市築館薬師一丁目 7 番 1 号
TEL 0228-22-3350
栗原市市民生活部 環境課