埋蔵文化財保護の流れ【フローチャート】湧別町版

埋蔵文化財保護の流れ【フローチャート】湧別町版
2015.04
事業者:土木工事等の計画
事業予定地内における埋蔵文化財包蔵地(以下、遺跡)の有無について湧別町教育委員会に照会
「周知の遺跡」範囲内
「周知の遺跡」ではないが…
「周知の遺跡」範囲外
●事業予定地が1ha 以上
●周知の遺跡に隣接する
●立地等から遺跡が存在する可能性が高い
【埋蔵文化財保護のための事前協議】
(事業者→湧別町教育委員会)
湧別町教育委員会が土木工事等と遺跡の関係を調査します。
●所在調査:予定地を踏査し、地表面観察から遺跡の有無を確認
●試掘調査:1×1㎡の試掘坑を掘り(予定地の約1%)、遺跡の有無を確認
*調査の費用は湧別町教育委員会が負担します。
○必要書類:「埋蔵文化財保護のための事前協議について」
遺跡が確認された
遺跡は無かった
【遺跡発見届(文化財保護法第 96・97 条)】
(事業者→町教委→道教委)
【土木工事の手続き】
(事業者→町教委→道教委)
通常施工
●個人・法人:文化財保護法第 93 条に基づく届出(着工の 60 日前まで)
●公共機関
:文化財保護法第 94 条に基づく通知(事業計画策定後直ちに)
*調査の費用は湧別町教育委員会が負担します。
○必要書類:土木工事のための発掘に関する届出書(93 条様式)
土木工事のための発掘に関する通知書(94 条様式)
【北海道教育委員会による指示】(道教委→町教委→事業者)
現状保存
発掘調査
届出・通知され
た内容では工
事できない。遺
跡への影響が
出ない様に計
画変更が必要。
記録保存のた
めの発掘調査
を実施。
調査終了後は
計画通りの工
事が可能。
工事立会
慎重工事
届出・通知された計画通りで工事が
可能。ただし、
「工事立会」の場合は
町教委職員の立会のもとで実施。
「慎重工事」では、遺跡への影響が出
ないような慎重な工事実施が必要。
作成:湧別町教育委員会