柏崎ふるさと人物館 3月の「月イチ展示」 石黒敬七 色紙「秋清万里寛」と絵はがき「三階節」「柏崎未来図」 6月から連続で「まち」の移り変わりを通し、柏崎の近代化を辿ってきまし た。産業が興り、交通手段が整備され、新しいスタイルの建物が増えていく中 で、昭和30年代には「都市」としての柏崎を考え、土地の用途を決定し、総 合的に開発するための検討が盛んに行われました。 これはその同時代に書かれた石黒敬七の書画です。漢詩に題をとった色紙で は、万里の長城を荒波に耐える岩礁に置き換え、絵葉書では三階節を題材に、 米山とそれを望む柏崎を明るく大らかなタッチで表現しています。 柏崎のシンボルとして米山と海を描いたこれらは、まちにとって大切なもの は何かを冷静に見極めながら、未来のまちを創るのに重要な「夢見る力」を教 えてくれているのかも知れません。
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