平成27年度稲敷市農業委員会重点活動事業 農業情勢の変化に伴う農地・担い手をめぐる課題に的確に対応し、農業施策等について現場の 実態に即した着実な実現を図るとともに、農地法の許可業務に関する透明性を確保する。 また、平成25年の農地制度の見直しに伴う農業委員会の役割・機能等の活動方向を明確にし、 法定業務である農地法30条の利用状況調査とそれに伴う遊休農地の所有者に対する意向調査 等を行い、一般市民を含めて多くの者に見える活動として重点をおいて取り組んでいくものとする。 1.農地対策の推進 ①遊休農地の解消 あっせん活動等により継続的な作物の作付等による解消対策に取り組む。 目標設定:全農業委員による検討会の開催、広報活動、農地所有者に対する意向調査 解消に向けた目標面積 30ha ②違反転用への適正な対応 違反転用の未然防止に向けて農業者等への啓発活動を行うとともに、違反転用者に対する是 正指導等を行う。 目標設定:農地パトロールの実施(全農業委員により全地区一斉農地パトロール) 11月を「農地パトロール強化月間」とし、管内の農地について利用状況調査の 実施を兼ねて農地パトロールを行い、遊休農地の発生・無断転用の防止に向け た啓発活動や農地利用の現状把握を行う。 ③農地の監視活動 遊休農地の実態把握と解消促進、農地の無断転用防止、農地の有効利用に向けた関係者への 啓発普及並びに農地制度の適切な運用の徹底等を目的に、担当地区の監視活動を行う。 目標設定:毎月10日(地区農地パトロールの日)、担当地区の遊休農地の発生・無断転用 の防止に向けた監視活動を行う ④あっせん活動の強化 担い手への農地の利用集積に向けたあっせん活動や農地相談会を実施する。 目標設定:「離農したい」、「委託したい」などの農家の仲介に入り、担い手農家へのあ っせん等を実施する(あっせん目標 50件) 2.遊休農地に関する措置 ①農地の利用状況調査 農業委員が調査員となり、すべての農地の利用状況について調査を行う。 目標設定:全農業委員による全地区一斉調査の実施 ②遊休農地への措置 検討会の実施、農地の利用状況調査で把握した遊休農地の所有者に対して利用意向調査を実 施する。 目標設定:利用状況調査終了後の利用意向調査の実施 1月から3月に利用意向調査を行い、中間管理機構への情報提供等を行う。 3.担い手対策の推進 ①認定農業者等担い手に確保・育成支援 担い手に対して認定農業者制度の普及推進を行うとともに、認定農業者の農業経営改善計画 の達成に向けた相談・支援(農業経営の法人化、家族経営協定等)を実施する。 目標設定:農政課事業への協力 ②担い手に対する農地集積支援 担い手の農地の面的集積を含めた農地集積を推進するため、認定農業者等に農地が集積され よう適切な支援を行う。 目標設定:担い手登録農家の推進 農家の面的集積並びに農地の効率的な利用を進めるため、担い手登録農家に対 する農地集積を支援する。 ③担い手に対する各種支援策の周知 国・県並びに市における担い手に対する各種支援策の周知を徹底する。 4.農政対策の推進 ①建議活動 担い手からの意見を踏まえた課題と対策について、市並びに国・県に建議活動を行う。 目標設定:認定農業者との意見交換を実施、市長への建議 ②食農教育の推進 農業体験学習等による食農教育の推進など、農業委員会自らが率先して実践活動に努める。 目標設定:遊休農地を利用した農業体験学習の実施。 ③農業者年金の加入推進 茨城県段階の「稲敷市の加入目標66人」達成に向けた加入推進を図る。 目標設定:加入者 4名の確保 5.情報提供活動 ①全国農業新聞の普及推進 全国農業新聞を活用して、農業経営に有効な情報を提供すべく、認定農業者の皆購読をめざ した推進を図る。 目標設定:農業委員一人2部の購読推進 ②普及啓発活動 農業委員会活動について「農業委員会だより」や市広報誌を利用した啓発を図る。 目標設定:農業委員会だより 1部/年の発行 6.活動記録の徹底 農業委員活動記録ノートにより記録の徹底を図る。 目標設定:全員の活動記録ノートへの記載。ノートから活動の検証を行う 7.活動計画の策定、活動の点検・評価 年間の目標及び活動計画を策定し、その実現を図るとともに、その検証・点検を行うものと する。 目標設定:年間の目標及び活動計画を総会において内容についての合意決定し、年度末に その検証・点検を行うものとする。
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