次世代エネルギーパーク計画書;pdf

次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
土庄町次世代エネルギーパーク計画
2.所在地
香川県土庄町一円
3.計画策定主体
土庄町 企画課
4.実施運営主体
香川県土庄町
5.計画概要
(1) 計画のコンセプト
土庄町は、瀬戸内海国立公園の東部にうかぶ小豆島の西北部に位置し、町域は、東西26.9㎞、南
北11.5㎞、面積74.38k㎡で、東及び南に境を接する小豆島町とともに香川県に属する。
本町では、従来からごみ収集袋指定制度の導入や、ごみの分別収集など収集システムの改善につと
めている。平成12年(2000年)4月からは「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する
法律」(容器包装リサイクル法)の完全実施に伴い、収集区分の見直しを行っている。また、平成13年(2
001年)4月の小豆島リサイクルセンターの稼働により資源ごみを選別し、圧縮・結束・熔融などを行い、
ごみの資源化を進めている。同じく平成13年(2001年)4月「特定家庭用機器再商品化法」(家電リサイ
クル法)施行に伴い、収集運搬体制の確立をはかり、事業者による再商品化を促進している。
このように環境に配慮するまちづくりを進める中、今後、市内の公共施設等に風力・太陽光発電
等自然エネルギーの導入も積極的に進めていき、町民及び来町者に対して、新エネルギーを実際
に見て触れる機会を提供することにより、地球環境と調和した将来のエネルギーの在り方につい
て、理解の増進を図っていく。
(2) 計画の全体像
エネルギーパークのメイン施設の1つを土庄中学校とし、新エネルギー学習の拠点と考えてい
る。既に、平成21年2月に落成した新校舎には小型の風力・太陽光ハイブリッド発電システムを設
置済みであり、今後、新たな太陽光発電システムの設置も計画する。
また、町内で旅館業を営む合資会社高松屋旅館においては、小豆島一円を対象とするバイオデ
ィーゼル燃料試行事業を実施している。事業の目的は使用済み天ぷら油をリサイクルし、軽油など
の代替燃料として使用できるバイオディーゼル燃料の製造事業に取り組むことにより、環境にやさ
しい島づくりを推進することである。現在、旅館、店舗、自治会、一般家庭等から使用済み天ぷら油
を回収し、バイオディーゼル燃料を製造している。今後、バイオディーゼル燃料は島内の旅館、ホ
テル等にも普及させていく予定である。
(3)関連施設
1. 中心となる施設
【PR施設】
【計画に含まれ (1) 土庄町役場
る個々の新エネ
① 所有者、管理者、設置時期、場所
ル ギ ー 等の 施
所有者、管理者:土庄町長
設・設備毎に記
計画策定:平成22年(土庄町地域新エネルギーパーク策定)
載下さい。】
設置場所:土庄町役場
2. 既設施設
【研究施設】
(1) 土庄町立土庄中学校
小型風力・太陽光ハイブリッド発電システム
① 所有者、管理者、設置時期、場所
所有者、管理者:土庄町長
設置時期:平成21年2月
設置場所:土庄町立土庄中学校
② 新エネルギー等の内容及び規模、実績等:
設置している小型風力・太陽光ハイブリッド発電システムを利用し校舎
内の電力の一部を担っている。
小型風力発電 400W
太陽光発電 120W
③ 今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制:
グラウンドの一部(休日でも立入可能なエリア)に新エネルギーに関す
る PR パネル等を設置し土庄町の取り組み等を紹介する。
【関連施設】
(2) 合資会社 高松屋旅館(小豆島グランドホテル水明)
BDF化装置(バイオディーゼル燃料試行事業)
① 所有者、管理者、設置時期、場所
所有者、管理者:合資会社 高松屋旅館
事業実施時期:平成21年4月~
事業実施場所:小豆島一円
② 新エネルギー等の内容及び規模、実績等:
小豆島内の旅館、店舗から廃食用油を回収し、BDFを製造する。BDF
は社有車で使用し、一部はボイラー燃料としても利用する。
およそ次の数量を目標として取り組んでいる。
・年間運転時間
240日/年×7H=1,680H
・年間回収予定量 115 ℓ/日×240日/年=27,600ℓ
・年間生産予定量 100ℓ/日×240日/年=24,000ℓ
③ 今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制:
小豆島グランドホテル水明ではホテルの客室にBDF化装置に関する
取り組み概要紙を置き、宿泊者への宣伝PRを行っていくとともに、他
のエネルギーパーク施設が完成した際には、それらも館内にパネル
掲示等を行い、宣伝 PR する予定。
また、地元小学生等を招待し、新エネルギー事業(BDF 設備)につい
ての環境学習の機会を設ける。
④
その他:既に自社バスにBDFを利用し、特に問題点はないので、公
共機関の協力を得て利用促進を図るとともに、旅館、ホテル等に普及
していく。
6.全体スケジュール
平成22年度中に各施設への導入計画を策定
7.運営費
1)運営費は、導入する太陽光発電システム等の設備容量によるが、町が負担する予定である。
2)エネルギーパークの発信は土庄町役場を中心に行う。
○添付資料
1.計画マップ