―医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。― 使用上の注意改訂のお知らせ 2015 年 3-5 月 処方箋医薬品 注意-医師等の処方箋により使用すること このたび、標記製品の「使用上の注意」を改訂致しました。今後のご使用に際しましては、 下記内容をご参照頂き、本書を適正使用情報としてご活用頂きますようお願い申し上げます。 なお、本改訂内容は医薬品安全対策情報(Drug Safety Update)No.238(2015 年 4 月中旬 発送予定)にも掲載される予定です。 ★製品に関するお問い合わせ先:エーザイ株式会社 hhc ホットライン フリーダイヤル 0120-419-497 9~18 時(土、日、祝日 9~17 時) ★製品情報は、エーザイホームページ(http://www.eisai.co.jp)でご覧いただけます。 改訂箇所及び改訂理由 1.慎重投与の項 〈改訂部分抜粋〉 下線部分を改訂致しました。 改 訂 後 1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) 改 訂 前 1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) パリエット、サワシリン(省略) パリエット、サワシリン(省略) フラジール フラジール (1) (省略) (1) (省略) (2) (省略) (2) (省略) (3)肝機能障害のある患者 〔血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがあ る。 〕 ( )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 2014 年 7 月に承認されたメトロニダゾール注射液〔販売名:アネメトロ点滴静注液 500mg〕 の添付文書での公表文献注)に基づく「慎重投与」の記載状況を踏まえ、同一成分で投与経路 が異なるフラジールの「慎重投与」の項にも肝機能障害のある患者を追記致しました。 [文献請求番号] 注)【文献】 Muscara, M. N. et al.:Br. J. Clin. Pharmacol., 40, 477 (1995) PRT - 1378 2.相互作用の項-併用注意 〈改訂部分抜粋〉 下線部分を改訂致しました。 改 訂 後 改 訂 前 3.相互作用 3.相互作用 (省略) (省略) (2)併用注意(併用に注意すること) (2)併用注意(併用に注意すること) パリエット、サワシリン(省略) パリエット、サワシリン(省略) フラジール フラジール 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 薬剤名等 臨床症状・措置方法 リトナビル ジスルフィラム- アルコール反応を 起こすおそれがあ る。 (省略) リトナビル含 ジ ス ル フ ィ ラ ム - 有製剤(内用 ア ル コ ー ル 反 応 を 起こすおそれがあ 液) る。 リトナビル含有製剤(内用液) はエタノールを含有するので メトロニダゾールにより血中 アセトアルデヒド濃度を上昇 させる。 機序・危険因子 (省略) リトナビルはエタノール 18% を含有するのでメトロニダゾ ールにより血中アセトアルデ ヒド濃度を上昇させる。 (省略) (省略) ブスルファン ブ ス ル フ ァ ン の 作 メトロニダゾールはブスルフ 用 が 増 強 さ れ る こ ァンの血中濃度を上昇させる とがある。 ことがある。 5-フルオロウ 5- フ ル オ ロ ウ ラ シ メトロニダゾールは 5-フルオ ラシル ル の 作 用 が 増 強 さ ロウラシルの血中濃度を上昇 れる可能性がある。 させることがある。 シクロスポリ シ ク ロ ス ポ リ ン の メトロニダゾールはシクロス ン 作 用 が 増 強 さ れ る ポリンの血中濃度を上昇させ 可能性がある。 ることがある。 フェノバルビ メ ト ロ ニ ダ ゾ ー ル フェノバルビタールはメトロ タール の 作 用 が 減 弱 す る ニダゾールの代謝酵素を誘導 可能性がある。 し、その血中濃度を低下させ ることがある。 ( )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 ・リトナビル含有製剤(内用液) 現在国内において販売されているリトナビル含有製剤(錠、内用液)のうち、エタノール 含有製剤が内用液のみであることから、 「リトナビル」を「リトナビル含有製剤(内用液)」 へと記載整備するとともに、含有率の記載を削除致しました。 ・ブスルファン、5-フルオロウラシル、シクロスポリン、フェノバルビタール 2014 年 7 月に承認されたメトロニダゾール注射液〔販売名:アネメトロ点滴静注液 500mg〕 の添付文書での公表文献注)に基づく「相互作用」の記載状況を踏まえ、同一成分で投与経 路が異なるフラジールの「相互作用-併用注意」の項にも追記致しました。 注)【文献】 [文献請求番号] Nilsson, C. et al.:Bone Marrow Transplant., 31, 429 (2003)(ブスルファン) PRT - 1379 Gulbis, A. M. et al.:Ann. Pharmacother., 45, e39 (2011)(ブスルファン) PRT - 1380 Bardakji, Z. et al.:Cancer Chemother. Pharmacol., 18, 140 (1986)(5-フルオロウラシル) PRT - 1381 Zylber-Katz, E. et al.:Drug Intell. Clin. Pharm., 22, 504 (1988)(シクロスポリン) PRT - 1382 Mead, P. B. et al.:N. Engl. J. Med., 306, 1490 (1982)(フェノバルビタール) PRT - 1383 Gupte, S.:N. Engl. J. Med., 308, 529 (1983)(フェノバルビタール) PRT - 1384 3.その他の注意の項 〈改訂部分抜粋〉 下線部分を改訂致しました。 改 訂 後 改 9.その他の注意 訂 前 9.その他の注意 ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意(省略) ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意(省略) パリエット(省略) パリエット(省略) フラジール フラジール (1)マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が、ま マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が、また たラットでは乳房腫瘍の発生が報告されてい ラットでは乳房腫瘍の発生が報告されているが、 るが、ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみ ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられてい られていないとの報告がある。 ないとの報告がある。 (引用文献番号省略) (引用文献番号省略) (2)メトロニダゾールの注射剤において、メトロニ ダゾール 500mg の単回点滴静注直後の血液透 析により、投与量の約 45%が除去されたとの 報告がある。 ( (④) )薬食安通知によらない改訂 改訂理由 メトロニダゾール注射剤の単回点滴静注直後の血液透析により、投与量の約 45%が除去され たとの公表文献 注)に基づきフラジールの「その他の注意」の項に追記致しました。 注)【文献】 ④Somogyi, A. et al.:Eur. J. Clin. Pharmacol., 25, 683 [文献請求番号] (1983) PRT - 1376 本製品の最新添付文書は医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/)からご覧下さい。 CODE DI-J-528 2015 年 3 月作成 (1509)
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