Title Evaluation of the compatibility in VE and VF for tongue cancer

Title
Author(s)
Evaluation of the compatibility in VE and VF for tongue
cancer( Review_審査要旨 )
幸地, 真人
Citation
Issue Date
URL
Rights
2014-03-20
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/29032
平成 2& 年 3 月 l~ 日
(別紙様式第 7号)
吾百
岡
ふ
文
審
査
結
果
の
要
ヒ
目
:
:
.
課程博
報告番号
1
*
第
号
│氏名
幸地真人
論文博
論文審査 委員
(論文題目)
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舌癌 患 者における VEと VFの互換性に関する検討
(論文審査結果の要旨)
[目的 ] 口腔癌患者は外科的手術後、特に頭部郭清術後に一過性の摂食 ・礁下機能障害が生じる
VF
) と礁下内視鏡検査 (
VE)を用いて
ことが多い。筆者 らは舌癌患者を対象に
、 礁下造影検査 (
頭部郭清術後の摂食 ・鴨下機能評価を行い、その中で VFと VEの評価項目を照らし合わせ、簡便
、 専用の設備が必須で被爆の危険性があるが、より客
だが評価に主観的要素が強く含まれる VEと
観的に評価出来る VFとの相関を検討した。
2年 12月の 4年間に当科で舌癌に対して舌部分切除および頚部郭
【
対象 1 2009年 1月から 201
清術を行い 、術前術後に VFと VEが施行された舌癌 33例 を対象と した。年齢は 28歳から 80歳
平均 5
5
.
9歳で、あった。全例で再建術は施行されず、舌部分切除術群 1
8例、舌部分切除術 と頚部
5例で、あった。
郭清術を行った群 1
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4週間に検査を行った。 VEはエンゲ リード@を用 い、摂食 ・
【
方法 lVF、VEは術前 と術後 2週"
喉下リハビリテーシ ョン学会の評価に準 じて咽頭残留、喉頭侵入、誤嚇の項目を評価し、加 えて咽
頭ク リアまでの鴨下回数 とホワイ トアウト時間を測定した。 VF撮影時の体位は座位とし正面、側.
面撮影を行し、舌骨の位置、移動速度、咽頭通過速度 (
PRT
)、咽頭反応速度 (
PTT)、食道括約
筋 (UES
)の最大関大量を測定した。
、舌骨の位置、移動速度に変化は認め
[
結果] 舌部分切除術群では、術前後で PPTおよび PRT
なかった。舌部分切除術および頚部郭清術群の術前後 PRTは術後で遅延し、PPTも術後に延長す
る傾向が認められ、また舌骨位置の下後方偏位が認められた。下後方偏位が認め られた症例の VE
所見では、咽頭残留、喉頭侵入、誤嚇などの所見が確認された。本研究の結果から、 VEの咽頭ク
、 またホワ イト アウト時間 と PRT
リア までの鴨下回数が多いほ ど PTTが延長する傾向が認められ
にも関連がある可能性が示唆された。
[
まとめ ] 頭部郭清術は、舌骨の位置を下後方に変位させることから 、咽頭収縮機能が減弱し咽
燕下機能障害に影響を与えることが考えられた。VFを行う設備がない施設でも 、VE
頭残留などの I
を用いることで・客観性を持った評価 を行える可能性が示唆された。
備
考
1 用 紙の規格は、 A4とし縦にして左横書きとすること 。
2 要旨は800字 "
'1200
字 以 内に まとめること 。
3 *印 は記入しな い こと 。