開設講習名 熱と温度の物理、振動の物理 講習会場 山口大学吉田キャンパス 開 設 日 平成 27 年 12 月 5 日 受講者募集期間 平成 27 年 9 月 24 日∼平成 27 年 10 月 2 日 履修認定対象職種 受講料等総額 教諭 6,000 円 講 師 野崎浩二・芦田正巳 会場所在地 山口県山口市 時間数 6 時間 履修認定時期 主な受講対象者 受講予定人数 20 人 平成 28 年 1 月 14 日まで 中学校・高等学校理科担当教諭 (うち受講料以外の経費) 【到達目標】 1.熱と温度の物理学的な概念を理解する。 2.ばねの運動を通して、振動現象を理解するとともに、実験データ処理を学ぶ。 【講習の概要】 本講習は、講義と実験の2本立てで実施する。 ①講義「熱と温度」 自然現象を物理学的に解明する際,その現象が生じている系の温度や熱という概念は大変重要なものとなる。しかしながら「熱」や 「温度」という言葉は日常生活でも馴染み深いものであり,日常的には「熱」と「温度」の区別は甚だ曖昧であり,ややもすると物理学の授 業の中でさえ曖昧な使われ方をしている。 本講義では、物理学の歴史をひもとき,物理学の中で「熱」と「温度」という概念がどのように確立されてきたのかを学ぶとともに,「熱」 や「温度」に関する研究の成果が現代の生活にも大きく役だっていることを学ぶ。 ②実験「ばねの振動の実験」:実験におけるデータ処理 小学校、中学校、高等学校において、それぞれで取り扱われる「ばね」の力学運動に着目し、ばねに取り付けた錘の運動を実験観測 し、その本質を理解する。 ・ばねに作用する力とばねの伸びが比例することを実験で確かめるとともに、どのような過程でばね定数を求めるかを議論する。 ・ばねの振動実験を行い、振幅、振動数などの量を測定し、それぞれがどのような関係にあるかを明らかにする。運動方程式から得られ る諸量との関係を比較する。 ・実験データからどのような過程を経て目的の物理量を導出するかを体験する。 【評価の方法・評価基準】 評価の方法: 筆記試験 評価基準: 講義内容および実験・解析の原理の基礎を理解し、説明できる。 【テキスト・参考文献】 事前にテキスト(資料)を配布予定。 【受講者への伝達事項】 関数電卓あるいはノートパソコンを持参すること。 (実験データ処理に使用する。グラフ用紙は支給する。ノートパソコンでグラフ描画してもよい。)
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