保育科 ① 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること 松山東雲短期大学保育科の目標は地域社会における保育実践の改善を図る ことです。それには大きく分けて二つの分野があります。一つは学生を有用な 保育者として養成すること。もう一つは保育現場との連携をとりながら保育実 践の改善に資することです。 前者は養成校の教員が保育実践に関する共通理解をもちながら毎日の授業 を展開することが必要になります。具体的には授業の中に実際の保育事例をも ちながら理論的な説明をすることです。そのためには各教員が保育現場や実践 を知らなければなりません。 後者は保育現場や保育者との連携です。地域における養成校は保育現場に対 してさまざまなサービスが求められています。卒業生のアフターケア、保育者 の研修の機会、保育者間の交流の機会などです。 こうした課題を克服するために松山東雲短期大学保育科では年間を通して 各種の勉強会、講座、講演会、ゼミナールなどを開催し地域の保育現場との連 携をとっています。それぞれの機会には保育科の教員も参加しお互いに顔の見 える連携を心がけています。そのことによって保育科の教員相互の話し合いも なされ保育科としての共通理解が維持されています。 保育現場との連携によって保育を具体的に考えること、自分の専門とのつな がりを再考すること、授業で活用できる事例や資料が入手できることなど教員 にとって多くの利点があります。加えて実習や就職の受け入れ体制の改善にも つながります。
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