学長メッセージ - 常葉大学短期大学部

建 学の精 神
常葉学園は、学問の研究と人間の育成に限りない情熱を傾けられた日本史学
霜雪に耐えてつねに青々とした葉を繁らせ、純白で香り高い花を咲かせ、豊かな
の泰斗木宮泰彦先生によって、昭和二十一年に創立された。
「戦後の混沌とした
黄金の実を結ぶ橘こそは、常葉学園の教育理念の象徴である。即ち、本学園の
日本を再び立ち上らしめ、光輝ある平和な文化国家を建設するためには、先ず
理想とする人間像は、美しい心情を持って、国家・社会・隣人を愛し、堅固な意志と
教育の力にまたなければならない。」
とのゆるぎない信念のもとに、敢えて困難をも
健康な身体をもっていかなる苦難にもうち克ち、
より高きを目指して学び続ける人間
顧みず常葉学園の創設にあたられたのである。この教育の力に対する創立者の
である。
信頼と確信こそは、本学園の建学の精神の根本である。
百丈禅師のことば「一日作さざれば一日食はず」
を自戒として、
日々研鑽を積ま
創立者木宮泰彦先生は「万葉集」に見える聖武天皇の御製
れた学園創立者木宮泰彦先生の生涯は、
まさにこの建学の精神の具現であった。
橘は実さへ花さへその葉さへ
先生は順境に奢らず、逆境にめげず、常により良き自己の実現のために、生涯に
枝に霜ふれどいや常葉の樹
わたって真摯な努力を続けられた。この創立者の精神こそ常葉学園にかかわる
に因んで学園を
「常葉」
と名づけ、
その理想の姿を橘の瑞木に託された。
すべてのものの心である。
(国文科・保育科)
及び 附属とこは幼稚園設置認可
昭和41年1月 常葉女子短期大学
平成11年3月 専攻科に中学校教諭一種免許状
(国語・音楽・美術)
、幼稚園教諭
一種免許状の課程認定
2月 厚生省告示61号により保育科が保母養成施設に指定
3月 国文科に中学校教諭2級普通免許状、保育科に幼稚園教諭2級普通免許状の授与資格を認定
(国文科18名、保育科85名)
挙行
4月 第1回入学式
昭和43年3月 音楽科増設認可、音楽科に中学校教諭2級普通免許状の授与資格を認定
平成13年4月 国語国文科を日本語日本文学科に名称変更
音楽療法士2種、
プレゼンテーション実務士に関する教育課程開設
平成16年3月 美術・デザイン科、専攻科美術・デザイン専攻廃止
(常葉学園大学造形学部へ改組転換)
昭和44年1月 司書及び司書教諭養成の専門科目開講認可
学 長 メッセージ
平成12年4月 英語英文科菊川校舎より静岡校舎へ移転
(保育専攻・音楽専攻)
設置認可
昭和45年1月 専攻科
President’s Message
学長
木宮 健二
KENJI KIMIYA
4月 音楽療法士1種、訪問介護員2級に関する教育課程開設
レクリエーション・インストラクター資格、児童厚生二級指導員資格、
モンテッソーリ教師
(本学認定)
取得に関する教育課程開設
2月 附属たちばな幼稚園設置認可
(菊川市)
設置認可
昭和47年1月 英文科、美術・デザイン科
「短期大学士」の学位が授与される
平成18年3月 17年度卒業生より
2月 英文科、美術・デザイン科に中学校教諭2級普通免許状の授与資格を認定
5 0周年を迎えた「常葉大学短 期大学部」
平成25年4月 常葉学園短期大学を常葉大学短期大学部に名称変更
平成4年12月 専攻科保育専攻並びに専攻科音楽専攻が学位規則に規定する
学位授与機構の定める要件を満たす専攻科として認定
常葉大学短期大学部は、4つの学科(日本語日本文学科、英語英文科、保育科、音楽科)
を有する
短大基準協会による第三者評価にて適格認定
平成27年3月 (一財)
平成7年 1月 国文科を国語国文科に、英文科を英語英文科に名称変更
県内唯一の総合短期大学として、
50年の歴史を刻んできました。
そして、
平成25年の4月、
10学部・19
2月 専攻科国語国文科専攻が学位規則に規定する学位授与機構の
定める要件を満たす専攻科として認定
学科の県内最大規模の総合大学「常葉大学」の短期大学部として新しくスタートし、
編入や大学院
への進学など、
四年制学部との連携をこれまで以上に強めると同時に、
50周年を迎えた常短の伝統
ディプロマポリシー(学位授与の方針)
を守り、
小規模の短大ならではの家庭的な雰囲気、
教員・職員と学生との距離の近さで、
きめ細かな
教育を行います。個性と可能性を最大限引き出す face to face の指導にご期待ください。
そして常葉
日本語日本文学科
学園はこの度、JR草薙駅北口徒歩4分の国道1号線沿いの土地1万3千坪を取得しました。新校舎
は、
平成30年4月に完成を予定しています。
短大基準協会による第三者評価にて適格認定
平成20年3月 (財)
昭和53年4月 常葉女子短期大学を常葉学園短期大学に名称変更
新キャンパス完成予想図
これにともない、
短大部 日本語日本文学科、
英語英文科、
保育科の3科は、
平成30年4月より草薙駅新校舎へ移転する予定です。
また音楽科は平成31年
に瀬名校舎に移転する予定です。50周年を迎え、
常葉学園短期大学部は益々発展をしていきます。
自らの「ライフデザイン」に沿った科目選択を行い、
豊かな人間性を育むとともに保育者としての専門的知
続ける強固な意志を身に付けることをめざします。
所定の単位を修得し、かつ以下のような能力を身
識や技能を修得し、子ども観・保育観を身につけ、社
また、次の内容も満たすことも求めます。
につけた者に、短期大学士の学位を授与します。
会の一員として行動でき、
また地域社会に貢献できる
知性と教養を修得できた者に学位を授与します。
①科の教育理念「自主独行」に従い、
自らの目的に
②日本語や日本文学、
日本文化の基礎がどれほど身
企業や社会が求めているのは、
単に資格を多く持った人ではありません。仕事への情熱、
職場や社会におけるコミュニケーション能力、
希望以外の仕事にも
きちんと取り組める力なども求めています。本学はそこに注目し、
在学中に様々なことを経験させています。短大は、
生きて行く上で必要となる
「社会性」
を身
につける場所。2年間で自分を見つめ、
やりたい事を探し、
最初の一歩を踏み出す場所です。
もちろん、
わずか2年で人生の目標探しが完結するわけではあり
①コミュニケーション手段としての英語に関する知識
を身につけ、
「使える英語」の運用能力を高めてい
ること。
②英語圏の文化を理解することによって、
グローバ
究を作成する過程で、情報を収集する力、情報も
ルな視点や柔軟な思考力を高め、異文化への理
考察する力、論理を構成する力、文章をまとめ、発
表する力を身につけていること。
③授業や行事を通じて、批判する力、協働する力、
企画する力などを育成していること。
①豊かな人間性を育む基礎となる教養・コミュニケー
ション能力を身につける。
②子どもの心身の発達について理解し、支援力を身
につけられたかは卒業研究で判断される。この研
解や適応力を身につけていること。
③キャリア教育および職業教育を通じて、
自らのライ
フデザインの具体化に努め、国際社会に貢献でき
る人材へと成長していること。
につける。
③子どもにふさわしい環境を理解し、子どもとともに
作り上げる
(子どもが主体的に行動する)
支援力・
実践力を身につける。
④保育専門職としての実践的な技能と表現力を身
につける。
⑤家庭支援に関しての知識と支援力を身につける。
⑥社会の一員としての自覚と地域に貢献する責任
ません。私たちは良い
“つなぎ”
になりたいと考えています。短大は「高校と大学」あるいは「高校と社会」の連結機関。
あなたの将来を見つけに来てください。
「 2 年 」を基準に多彩で豊かな未来をプラス
保育科
所 定の単 位を取 得し、
ライフ・デザイン力と学び
応じた科目選択・単位取得ができていること。
短 大は「高校と大学」
「高校と社会」の連結機関
英語英文科
感・意欲を身につける。
音楽科
音楽科では、学生が卒業後に活動する領域として
このような分野で自立した活動が出来ることを目指し、
次のような分野を想定しています。
音楽科が求める学習の達成目標は次の通りです。
丸となって、
学生一人ひとりと向き合い、
日々の様々な場面で指導。高校卒業を控えてまだ明確な目標がないと言う人は、
まず2年間、
本学で学んでください。
❶演奏家や、趣味としての演奏活動など、楽器等の演奏技術を活かした分野。
①専攻実技の演奏技術の向上はもとより、表現や練習の方法などを的確に
新しい目標が必ず見つかります。夢がある人もその夢の実現のために、
ぜひ本学で学んでください。
あなたの夢をもっと素敵なものに進化させます。就職希
❷中学校教諭や音楽教室講師など、音楽の専門的知識を活かした教育的な分野。
望を叶える
「進路支援」、
もっと勉強したいという意欲に応える
「専攻科」、
新生常葉大学への「特別編入」や他大学への「編入」、
「留学」など、
様々な選択
❹計画性や継続性など、音楽を学ぶ上で獲得した特性を活かした一般的な分野。
判断し実行できる能力を習得していること。
②音楽の専門的知識を修得していること。
③それぞれの資格が必要とされる現場に対応できる技能と知識を習得していること。
本学では、
自分らしい人生を描き実現していく
「ライフデザイン」教育を伝統としています。研究者である前に「教育者である」
と自負する教員や職員が一
❸楽器や楽譜の販売など、音楽の専門的知識を活かした一般的な分野。
肢を用意しています。
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TOKOHA UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE 2017
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