<市政運営の基本方針> 年度 市政運営の基本方針 が け のまちの実現 手を携えながら取り組んできた災害への備えをさらに強化し、次の が、決して大震災を風化させることがあってはなりません。市民と 暮らしは落ち着きを取り戻し、まちの姿もほぼ回復しつつあります 域経済の回復に重点的に取り組んできたところであります。市民の 下水道、学校等の公共施設の復旧はもちろん、防災・減災対策や地 東日本大震災により、まちも、人の生活も大きな打撃を受けた本 市にとって、震 災からの復 旧、復 興は最 重要課題であり、道 路、上 これらの様々な政 策に成果をあげるとともに、将来にわたって の 水 戸 市 の 発 展 に 向 け た プロ ジェク ト に も 道 筋 をつ け る こ と が で 担をお願いするという苦渋の決断もしてまいりました。 使用 料、国民 健 康 保 険 税の税 率の改正を行い、市民の皆 様に御 負 思いから、水 道 料 金をはじめ、下 水 道や農 業 集 落 排 水 処理施設の の 水 戸 市 を 担って い く 次 の 世 代 に 負 担 を 先 送 り し な い と い う 強 い 体 経 営の視 点からは、市 税 等の収 納 率向 上を図るとともに、未 来 震化も完了させました。地域経済の活性化の視点からは、企業立地 費無料化や学力向上サポーターの配置を進めるほか、学校施設の耐 この4年、水戸の未来を担う子どもたちのために、子育て支援や 水戸スタイルの教育に力を入れてきたところであり、子どもの医療 そして、今、私 たちは、復 旧、復 興にと どまることな く、さらな る飛躍へと大きく羽ばたいていくことが求められております。 りたいと考えております。 水戸 市 第6次 総 合 計画 ― みと魁 プラン― を着 実に実 行していくた 市民主体の取組を一層伸展させながら、市民とともにつくりあげた ところであり、市民の力、そして、地域コミュニティの力を高め、 私は、市民の視 点 からのまち づくりを進める中で、市民のまち づ く り に か け る 思 い や 情 熱 が 高 まって い る こ と を 肌 で 感 じ て き た たいと決意を新たにしているところであります。 きたと思っておりますが、市民の豊かで安心な暮らし、そして、個 時代への責任として、危機管理能力の高いまちづくりを進めてまい に 向 け た 大 胆 な 優 遇 策 の 導 入 や 水 戸 ま ち な か フェス テ ィ バ ル の 開 催 めにも、引き続き、魁のまち・水戸の実現を目指してまいります。 ております。 ハ ー ド・ ソ フ ト の 二 つ の 視 点 か ら 描 い していくためのグランドデザインを できる未来の水戸を市民とともに実現 性 と 魅 力 に あ ふ れ る ま ち づ く りへと しっか り と 結 実 さ せて ま い り な ど に 取 り 組 む と と も に、 暮 ら し や す い 環 境 づ く り と し て、 道 路、 安心できる未来の水戸への グランドデザインを描く 昨 年、 消 滅 可 能 性 都 市 と い う 衝 撃 的 な 言 葉 が 大 き く クロー ズアップ さ れ ま ハ ー ド の 視 点 と し て は、 持 続 可 能 な 都 市 構 造への 転 換 と 都 市 の 再 生 で あ り り ま す。 本 市 に お き ま し て も、 昨 年、 きな影響を及 ぼすものと危惧されてお 人口減少社会、超高齢社会の到来は、 生活の根幹となる経済や社会保障に大 はの 多 極 ネットワ ー ク 型コン パ ク ト シ そ し て、 環 境 に も や さ し い 水 戸 な ら で か し な が ら、 効 率 的 で 暮 ら し や す い、 基 盤 と と も に、 地 域 の 特 性 や 魅 力 を 生 築 も 進 め な が ら、 ま ち な か に 人 を 呼 び 境 に も配 慮 し た 交 通 ネットワ ー クの 構 した。 人 口 動 態 が マ イ ナ ス と な り、 将 来 的 な ティの実現を目指してまいります。 ま す。 こ れ ま で 整 備 を 進 め て き た 都 市 人 口 減 少 が 見 込 ま れ る 中 で、 危 機 感 を 年 先、 さ ら に は そ 私は、まちが発展していくためには、 都 市 基 盤 の 整 備 と あ わ せ、 ま ち に 様 々 込 み、 新 た な 流 れ を 生 み 出 し、 地 域 経 持 っ て、 5 年 先、 し て、 赤 塚 駅 周 辺、 内 原 駅 周 辺 地 区 な な 人 が 集 い、 ふ れ あ い、 活 動 す る こ と 済 の 活 性 化 につな げて まいり たいと 考 ど の 地 域 生 活 拠 点 を は じ め、 産 業 系 拠 を 通 し、 多 く の 人 の 心 を 揺 り 動 か す よ そ の た め に も、 都 市 核 に お い て は、 商業、業務をはじめ、医療、教育、文化、 中心市街地 の先 を見 据えたまちづくりを進めてい 点、 さ ら に は、 周 辺 部 に お い て も、 そ う な 感 動 が 生 ま れ、 次 代 を 担 う 子 ど も えております。 れぞれの地域特性を生かした魅力や活 たちの豊かな感性 を育んでいくという 居 住 等 の 都 市 中 枢 機 能 の 集 積 を 図 り、 力 を 高 め、 コ ミ ュニ テ ィ の 維 持 向 上 を 循環 を生み出していくことが必要であ かなければなりません。 図 り な が ら、 メ リ ハ リ の あ る コ ン パ ク る と 考 え て お り ま す。 そ れ こ そ が、 ま 都 市 の 発 展、 地 域 経 済 の 活 性 化 を リ ー トなまちづくりに取り組んでまいりま ち の 文 化 で あ り、 ま ち の 個 性 や 魅 力 を ソ フ ト の 視 点 と し て は、 多 彩 な 文 化 や交流の創出であります。 す。 そ れ ら を 支 え る 動 線 と な る 公 共 交 高めていく原動力となっていくからであ ドすることのできるまちとしての再 生 通 を は じ め、 歩 行 者 や 自 転 車 が 移 動 し ります。 私 は、こ の 厳 し い 現 実 に 正 面 か ら 立 ち 向 か い、 乗 り 越 え て い く た め の 将 来 や す い、 人 が 生 き 生 き と 活 動 で き、 環 を 図 って い か な け れ ば な り ま せ ん。 そ 上…水戸駅北口バ スターミナル 右…自転車道 2 平成 き 安心して暮らせる さ 魁 平成27年第1回水戸市議会定例会 また、徹底した行財政改革に取り組み、窓口開設時間の延長など、 市民サー ビスの向上に努めてきたところであります。健全な自治 下水道等の生活基盤の整備も進めてまいりました。 年 第 回 水 戸 市 議 会 定 例 会 で、 高 橋 靖 市 長 は、 平成 市政運営についての所信を明らかにしました。 1 私は、水戸市を安心して暮らせるまちとしていくために、市長就 任以来、常に全力を尽くしてまいりました。 27 の ま ち づ く り の 方 向、 す な わ ち、 安 心 10 2015. 4. 1 広報みと 2015. 4. 1 広報みと 3 27 1 <市政運営の基本方針> 世界に誇れる水戸芸術館と新たな市 民会館を中心とした芸術文化、そして、 「するスポーツ」 はもちろん、トップレベ ル の 競 技 に ふ れ るこ と ので き る 「 見 るス ポーツ」も充実を図り、スポーツ文化を 一層伸展させ、多彩な文化を体感でき、 楽 し め る ま ち を つ くって ま い り た い と 考 え て お り ま す。 あ わ せ て、 コ ン ベ ン シ ョン の 誘 致、 自 然 や 歴 史、 様 々 な 地 域 資 源 や伝 統 文 化 を生かしたインバウ ン ド 観 光、 さ ら に は、 ス ポ ー ツ ツ ー リ ズ ム な ど に も 力 を 入 れ、 重 層 的 に 魅 力 を 高 め な が ら、 多 く の 人 が 集 い、 交 流 す る こ と に よって 新 た な 文 化 が 創 造 さ れ、 水 戸 発 の 文 化 が 経 済 や 産 業 の 発 展 に も つ な がって い く 成 熟 し た ま ち の 実 現を目指してまいります。 この グランド デ ザインの実現に向 け ま し て は、 交 流 を 創 出 す る 拠 点 づ く り も 欠 か せ な い も の で あ り ま す。 市 民 の 高 め て い く べき と 申 し 述 べて ま い り ま し た。 そ の 考 え に 立 ち、 み と 魁 プ ラ ン に お い て は、 ま ち の さ ら な る 成 長 と 発 展に向け、重点プロジェクトとして、そ の 礎 と な る 人 づ く り、 安 全 安 心 の 基 盤 づ く り、 経 済・ 産 業 を 活 性 化 す る に ぎ わ い づ く り と い う 重 要 課 題 に、 選 択 と 集 中 に よって 取 り 組 ん で い く こ と と し たものであります。 そ の 実 現 の た め に も、国 の 緊 急 経 済 対 策 と し て の 交 付 金 を 活 用 し、 経 済 の エン ジ ン を 回 す 市 内 消 費 拡 大への プ レ ミアム付商品券の発行に過去最大規模 で 取 り 組 む と と も に、 持 続 性 の あ る 経 済 発 展 に 向 け、 み と 魁 プ ラ ン を 基 本 と して、より実効性の高いしごとやひと、 まちの創生を目指した水戸 市版 人口ビ ジョン 及 び 総 合 戦 略 を 策 定 す る 方 針 を 定めたところであります。 総 合 戦 略 の 策 定 に 当 た り ま し て は、 こ れ ま で の 発 想 に と ら わ れ な い、 新 た な 視 点 か らの 知 恵 とア イ ディア が 求 め ら れ る と と も に、 そ れ を 実 行 し て い く 人、 そ し て、 実 行 し よ う と す る 熱 い 思 い が 必 要 で あ り ま す。 庁 内 に お い て、 職員 提 案を取り入れる体 制 づくりはも ※インバウンド観光…国際的な訪日観光。スポーツツーリズム…スポーツイベントなどを軸とした観光事業。 芸 術 文 化 を 伸 展 さ せ、 多 様 な コ ン ベン シ ョ ン を 誘 致 で き る 新 た な 市 民 会 館、 そ し て、い き い き 茨 城 ゆ め 国 体 の 会 場 の一つ と な る 東 町 運 動 公 園 の 新 体 育 館 の 整 備 に よって、 市 民 の 夢 が 膨 ら む ま ち づくりを進めてまいりたいと考 えて お り ま す。 総 合 防 災 拠 点 と も な る 市 役 所 新 庁 舎、 市 民 の 生 活 を 支 え る 新 ご み 処理施設を合わせた四つの大型プロジェ ク ト は、 多 額 の 事 業 費 を 要 す る も の で あ り ま す が、 市 民 サ ー ビ ス の 向 上 は も ち ろ ん、 将 来 の 水 戸 市 の 大 き な 飛 躍 に 不可欠なものであります。 私 は、 大 型 プ ロ ジ ェ ク ト に よ って 市 民 サー ビスの 低下 を 招 くことのないよ う、 そ し て、 将 来 世 代 に 過 大 な 負 担 を 政 基 盤 を 堅 持 し な が ら、 早 期 完 成 を 目 代間の公平な負担に配慮した健全な財 縮 減 と と も に、 財 源 の 確 保 に 努 め、 世 目 標 の も と、 い わ ゆ る バ ラ ま き で は な 人 口 の 東 京一極 化 を 是 正 し、 地 方 か ら日 本の創 生に取り組んでいくという 戦略が決定されました。 先 送 り す る こ と の な い よ う、 事 業 費 の 指して取り組んでまいります。 く、 地 方 の ア イ デ ィ ア や 創 意 工 夫 の 努 力 に 見 合った 支 援 を 行って い く と の 考 え方が示されたわけであります。 よ う な 取 組 を 市 民 と の 協 働 に よって 推 せ な が ら、 地 方 か ら の 創 生 の 魁 と な る い 世 代 を は じ め、 幅 広 い 意 見 を 反 映 さ る ワ ー ク シ ョッ プ を 開 催 す る な ど、 若 の水戸を担う学生や若手経営者等によ しごと創生に向けた長期ビジョンと総合 国 に お い て は、 地 方 創 生 を 重 要 な 政 策と位置付け、昨年末には、まち・ひと・ け、 私 は、 県 内 初 の 中 核 市 へ の 移 行 を さ ら に は、 都 市 の イ メ ー ジ ア ッ プ に 向 ま た、 行 政 機 能 を 強 化 し、 市 民 に 直 結した行政サービスの一元化と迅速化、 設置することとしたところであります。 一層推進していくためにも、新たな部を ら 判 断 し、 実 行 で き る だ け の 都 市 力 を 最 も 身 近 な 基 礎 自 治 体 が 力 を つ け、 自 私 は、 こ れ ま で も、 地 方 の 目 線 に よ る 政 治 を 進 め て い く た め に は、 住 民 に 進してまいりたいと考えております。 目 指 し て ま い り た い と 考 え て お り、 茨 りが求められます。 な り ま せ ん。 先 般、 県 央 地 域 首 長 懇 話 水戸 都 市圏のリー ダーとしての役 割 か ら は、 あ ら ゆ る 分 野 で、 県 央 地 域 の 城県とも協議を進めてまいります。 私 は、 時 代 の 課 題 に 対 応 で き る ま ち づ く り に 向 け、 市 民 が 主 体 と なっ た 活 会 に お い て、 定 住 自 立 圏 の 形 成 に 取 り いります。 る魁のまちの実現に全力 を尽 くしてま ち、 安 心 し て 豊 か に 暮 ら す こ と が で き レンジし、市民一人一人が夢や希望を持 強い信念を持って、何事にも果敢にチャ い未 来は切り開 くことができるという 私 は、 全 て は 市 民 の た め に を 基 本 と して、どのような課題があっても、明る 携の強化を目指してまいります。 上 につな が る 様 々 な 政 策 の さ ら な る 連 プ を 発 揮 し な が ら、 住 民 サ ー ビ ス の 向 り、圏域唯一の中心市たるリーダーシッ 組 んでいくことを決 定したところであ 発展 をけん引していく存 在でなくては 動 を 伸 展 さ せ、 市 民 と 行 政 と の 協 働 を 選 択と集 中の視 点からの組 織 体 制 づく 自 主・ 自 立 し た ま ち づ く り に は、 行 政内部においても、効率化はもとより、 自 主・自 立 の 力 を 高 め、 活力のあるまちをつくる 2 4 2015. 4. 1 広報みと 2015. 4. 1 広報みと 5 ち ろ ん、 各 界 各 層 が しっ か り と 連 携 で き る 組 織 を 立 ち 上 げ る と と も に、 将 来 市民との協働により開催している 「水戸まちなかフェスティバル」 水戸芸術館 市役所新庁舎外観 イメージ
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