新学期を迎える子どもたちのため;pdf

2015-3
顔、ちゃんと洗えていますか?紫外線対策していますか?
~新学期を迎える子どもたちのための美容生活情報~
4 月、子どもたちは新学期を迎えます。入学や進級を控えてワクワク、ドキドキする季節です。
2010 年から現在まで、小学校 5・6 年生の児童 5,000 名以上に「資生堂子どもセミナー」※を開催してき
た資生堂から、新生活を迎える子どもたちに向けた「洗顔」と「紫外線対策」に関する美容生活情報をお
届けします。
※資生堂では、肌が変わる思春期直前の小学校 5・6 年生の男女児童を対象に、正しい洗顔方法と紫外線対策をお伝す
る無償の出前授業「資生堂子どもセミナー」を 2010 年から開催しています。児童 4~5 名につき 1 名の社員講師が指導
する体験型の授業です。小学校における保健授業のサポートとして、保健体育・総合学習の科目で実施されています。
「資生堂子どもセミナー」についてのお問い合わせ先:[email protected]
1. 洗顔~正しく洗ってキレイになろう!
どうして顔を洗うんだろう?
洗顔は、肌の汚れを落とし、すこやかに保つために欠かせないお手入れのひとつです。肌の汚れには
主に、汗や皮脂などの体から出る汚れと、ちりやほこりなどの空気中の汚れとがあります。これらがずっ
と顔の上に留まっていると、子どもの肌にも大人と同様に刺激を与える要因となるので、汚れは毎日きち
んと落とすことが大切です。また、春は、スギ・ヒノキの花粉が飛散するシーズンです。花粉症の症状が
現れる子どもが増えつつあることから、花粉も洗顔ですっきりと洗い流しましょう。
資生堂が実施した、小学校 5 年生の子どもを持つ母親を対象としたウェブアンケート調査※では、女児
の 98%、男児の 94%が洗顔料を使用した経験があると回答しています。しかし、「資生堂子どもセミナー」
では、顔をぬらさずに洗顔料をつけたり、洗顔料を十分に泡立てずに使用するなど、誤った方法での洗
顔、あるいは洗顔していないという児童が多く見られます。
※2008 年 2 月実施、N=女児の母親 188 名、男児の母親 180 名
正しい洗い方で洗ってみよう!
洗顔のポイントは「泡」。洗顔料を十分に泡立てずにゴシゴシこすることは肌の負担になります。十分に
泡立てると、たっぷりの泡が汚れを包み込んで肌から浮かせるので、ゴシゴシこすらなくてもすばやくす
っきりと汚れを洗い流すことができます。
~洗顔前の準備~
◆髪に泡がつかないよう、また髪の生え際までしっかり洗えるように、ピンやターバンで髪をとめます。
◆まずは手についた汚れを石けんで落とします。洗顔料も泡立ちやすくなります。
① ぬるま湯で顔をぬらします。
② ぬれた手のひらに洗顔料をとり、手のひら全体に広げます。手のひらを少しくぼませて、ティースプ
ーン半分ぐらいのぬるま湯を加え、洗顔料となじませ、泡立てます。
③ 泡立ってきたら水を加え、また泡が立ってきたら水を加える、を数回繰り返しながら、テンポよく泡を
立てます(写真(A))。空気を巻き込むような感じで手を動かすのがコツ!くぼませた手のひらいっぱ
いに泡ができ、逆さまにしても落ちないくらいになったら、完成。
④ 泡を両手で顔のすみずみまで広げます(写真(B))。
(A)
(B)
⑤ 泡を顔の上で転がすようなイメージで、力を入れず円を描くように両手を動かします(写真(C))。あ
ぶらっぽくなりやすい鼻のまわりやおでこは、くるくると、指のはらで丁寧に。
⑥ 洗面器などにためた水ではなく、蛇口から流れ出る水かぬるま湯ですすぎます。手の泡を洗い流し
てから、両手を器の形にして 1 分間ぐらいかけて全体をすすぎます(写真(D))。髪の生え際、目頭、
耳の下、小鼻のわき、鼻の下、あごの下はすすぎ残ししやすいところなので注意!顔がぬれている
時に、すすぎ残しでヌルヌルしているところがないか、確認しましょう。
⑦ 清潔なタオルで肌をそっとおさえるようにして水分をふきとります。
(C)
(D)
UVB量(kJ/m2/day)
日やけ止めの正しいつけ方
◆顔
① 1 円玉の大きさを目安に 日やけ止めを手のひらにとり、指先を使って
顔の 5 か所に分けて置きます。 (ほおは少し多めに)
UVA量(kJ/m2/day)
紫外線量の年間変動
2.紫外線対策~太陽となかよくつきあおう!
1200
UVA
30
学校行事の「運動会」といえば秋の風物詩でしたが、
UVB
1000
25
最近では、5 月、6 月に開催する学校が増えてきました。
800
20
しかし、5 月は紫外線量、特にUV-A(A紫外線)は
600
8 月に匹敵するほど多い季節です。
15
400
紫外線は日やけの原因となることは広く知られています
10
が、他にも肌の乾燥やシミ、しわ、さらに体の免疫力を
5
200
低下させる原因にもなります。将来にわたってすこやか
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月
な肌を保つには、子どもの頃からの正しい紫外線対策が
1994-1998年の平均(横浜)
資生堂調べ
必要です。
紫外線対策には外出時に帽子をかぶるのが定番ですが、洋服は濃い色か、白っぽい色ならば厚手の
素材だと紫外線を効果的にブロックできます。長袖ならばより安心です。
肌が露出する部分には日やけ止めを塗りましょう。日やけ止めは決められた量をきちんと塗ることで効
果を発揮するもの。日やけ止めの正しい使い方をご紹介します。
② 両手を使い顔の外側に向かって、ほお→おでこ→目の上→目の下→鼻→口のまわり→あごの順に
やさしく広げます。ほおは手のひら全体、おでこやあごなどの広い部分には指 4 本(親指以外)、目や
鼻のまわりなど凹凸の多い部分は指先を使って塗っていきます。
③ ①~②をもう一度繰り返します。(1 回の使用量は 1 円玉大×2 個分です。一度に 2 個分をつけると
のばしきれなくなるので、注意!)
◆体(腕、足)
つけるところに直接線をかくように置き、手のひら全体を使って円を描くように広げます。体の外側に塗
ったら、内(裏)側も忘れずに。
腕
足
☆ポイント
① 日やけ止めは使用量を守ってムラなく塗りましょう。
② 泳いだり、汗をかいてタオルで拭いたりした後はつけ直しましょう。2~3 時間おきにつけ直すのが
おすすめです。
③ 1 日の終わりには、顔は洗顔料を、体は石けんやボディーソープをよく泡立てて、力を入れずにやさ
しく洗い、日やけ止めを落としましょう。
もし日やけしてしまったら?
ヒリヒリと痛い時は、石けんや化粧品は使わず、まず水や氷で肌を十分に冷やします。
日やけは一種のやけどなので、痛みがひどい場合は皮膚科での受診をおすすめします。
ヒリヒリやほてりがおさまったら、日やけで足りなくなった水分、油分を補給しましょう。
ウェブサイト「キッズのためのキレイクラブ」
ウェブサイト「キッズのためのキレイクラブ」には、小学校 5・6 年生を対象にした美容生活情報を掲載
しています。洗顔や紫外線対策についてだけでなく、ニキビや乾燥肌、化粧の歴史などの情報も掲載し
夏休みの自由研究の課題などにも活用いただける内容です。
http://www.shiseido.co.jp/kids
資生堂ジュニア活動事務局・CSR部 兼子旗枝より
小学校に出向いての「子どもセミナー」を5年間継続していますが、セミナーの最初に「今朝、顔
を洗ってきた人?」と尋ねると、大抵の場合 3 分の 1 程度しか手が挙がりません。また、正しい洗顔
方法が実践できている子は少数です。小学生のうちはまだニキビがある子は少なく、何もしなくても肌
がツルツルときれいなので、洗顔に対する意識はあまり高くないのが現状です。
一方紫外線については、保護者の意識が高く、また小学校 5 年生になると理科でオゾン層について
学習することもあり、子どもたちの関心も高いと感じます。ただし、「日やけ止めはとりあえずつけてお
の
けば安心」「汗で落ちるから、日やけ止めは洗い落とさなくてもいい」等、誤った認識でいるケースも見
られます。
思春期を迎えると、肌状態が変わりニキビができるようになります。きちんとした洗顔方法を知らない
でいると、「清潔にしなければならない」と思って洗いすぎてしまい、かえってニキビを悪化させてしまう
こともあります。思春期前の小学校 5・6 年生のうちに、肌を清潔にする正しい手入れ方法や紫外線対
策をお伝えすることで、肌悩みを抱えるようになった時にも、悩んだり、むやみに人目を気にしたりせ
ずに、子どもが自分できちんと手当てができるようになること、それにより将来にわたってすこやかな
肌を保てるようになることを目指し、活動しています。
参考商品~子どもにもおすすめの洗顔料、日やけ止め~
◆専科 パーフェクトホイップ
肌を包み込み濃密な泡で、うるおい守って洗い上げる洗顔フォーム。
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専科ブランドサイト:http://www.hada-senka.com/
◆アネッサ パーフェクトエッセンス サンスクリーン A+N
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アネッサブランドサイト:http://www.shiseido.co.jp/anessa/