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資生堂、パリに直営店「SHISEIDO La Beauté」をオープン
資生堂は、7月6日(土)、パリに「SHISEIDO」ブランドの直営店「SHISEIDO La Beauté(資生堂 ラ・
ボーテ)」をオープンします。「SHISEIDO La Beauté」は、「SHISEIDO」ブランドの化粧品を展示・販売
するほか、メーキャップ商品の自由試用スペース、エステティックルーム、多目的スペースなどを
設け、お客さまへのサービス提供とヨーロッパにおける顧客情報の収集を目的としています。ヨー
ロッパにおける「SHISEIDO」ブランドのイメージ拠点として、資生堂の「現在」と「未来」を発信してい
きます。
「SHISEIDO La Beauté」開設の経緯
資生堂は、ヨーロッパにおいて、1963 年にイタリアから販売を開始しました。以来、厳選した化
粧品専門店におけるきめ細かな顧客対応を通じ、品質の高い化粧品を提供することで、高級化粧品
としてのブランドイメージを確立してきました。現在ではヨーロッパ 36 カ国、約 6200 店で販売し、
当社海外売上の 39%、516 億円の売上をしめる重要な市場となっています。
また「SHISEIDO」ブランドがヨーロッパ市場に受け入れられるため、当社は各種美術展やファッシ
ョンデザイナーへの協賛、地域文化活動支援を実施するとともに、創業以来 130 年にわたって培っ
てきた企業文化を伝える展覧会なども開催してきました。こうした活動により、資生堂は「日本初の
西洋風調剤薬局として創業したことに由来する“高い研究開発力”」、「常に新しい文化を創造して
きた“前衛性(アヴァンギャルド)”」、「日本に西洋文化を紹介し続けてきた“西洋と東洋の掛け橋”」
などに特徴づけられるユニークな企業であるという高い評価を受け、ヨーロッパでの成功の大きな
要素となっています。
資生堂は、2003 年にヨーロッパでの販売開始から 40 年を迎えます。当社は、「SHISEIDO」ブラン
ドの存在感をさらに高めるため、①お客さまにより近い場所で直接サービスを提供すること、②顧
客情報を直接吸収すること、③直営店から得た経験と情報を、ヨーロッパ各国での店頭活動にフィ
ードバックすること、を目的に、世界の化粧品文化の中心であるパリに、当社ヨーロッパ地域本社(資
生堂ヨーロッパ社)が直接運営する「SHISEIDO La Beauté」をオープンすることにしたものです。
「SHISEIDO La Beauté」概要
「SHISEIDO La Beauté」は、ヨーロッパにおける資生堂の顔として、資生堂の「現在」と「未来」を発
信する拠点となります。「SHISEIDO」ブランドの化粧品を展示・販売するとともに、メーキャップ商
品の自由試用スペース、カウンセリングスペース、有料のエステティックルームを設けます。また
多目的スペースでは、年に数回、若手クリエーターとのコラボレーションによる資生堂の考える美
(Beauté)の未来像を提案していきます。
場所は、高級ファッションブティックの集まるフォーブル・サントノーレとマドレーヌ寺院にほ
ど近いパリ8区に位置しています。これまでの資生堂愛用者だけでなく、流行に敏感な人々、パリ
中心部で働く女性、アーティスト、パリを訪れる観光客などをターゲットとします。店舗デザイン
は、新進デザイナーユニット「a+a cooren(エープラスエー・コレン)」とのコラボレーションによる
ものです。
[参考資料]
● 「SHISEIDO La Beauté」
住所:
3/5 Boulevard Malesherbes 75008, Paris, France
電話:
33-(0)1-53 05 97 81
FAX:
33-(0)1-44 56 01 65
営業時間:11:00-19:00
定休日:
日曜日・祝日
店舗面積:180 ㎡
従業員数:7名
●「SHISEIDO La Beauté」地図
メトロ⑧番線、⑫番線、⑭番線
MADELEINE(マドレーヌ)駅より徒歩2分
マドレーヌ寺院
ヴァンドーム
広場
★SHISEIDO La Beauté
●エルメス
グッチ ●
フォーブル・サントノーレ
●CARITA
●シャネル
●ブルガリ
●アルマーニ
マルシェ
サントノーレ
●ロンシャン ●ニナリッチ ●バレンチノ
サントノーレ
★Stephanemarais ●コレット
Brand
コンコルド
広場
●店舗図面
★『Cosmetic Lounge』(①~⑥、80 ㎡)
①『Reception』:レセプション
②『Fontaine』:噴水に模した陳列コーナー
③『Perspective Wall』:展示・販売スペース
④『Cabine d’un nouveau type』:
エステティックルーム(10m²)
⑤『Work Shop』:商品自由試用スペース
⑥『Stock Room』:ストックルーム
★『Studio』(⑦⑧、50 ㎡):多目的スペース
⑧『Chimney』:オフィス
④
⑤
③
⑥
⑦
①
②
入口
入口
⑧
●「SHISEIDO La Beauté」店内案内
「SHISEIDO La Beauté」は、「SHISEIDO」ブランドの「現在」と「未来」を体感するスペースです。インテリ
アデザインは、パリのエスプリと資生堂のハイブリッドの融合をコンセプトとしています。2つの国の
住文化の基本素材である「石」と「木」を組み合わせ、2つの異なる「伝統」を現代的に表現しました。
また店舗は、最新の「SHISEIDO」ブランド商品やサービスを提供する『Cosmetic Lounge』と、未来の美と
「SHISEIDO」を実験し創造する『studio』の2つの空間からなっています。
★『Cosmetic Lounge』(80 ㎡)
○『Fontaine(噴水)』=新製品や季節にあわせた資生堂が提案する商品を紹介するコーナー。噴水に模
した陳列スペースに商品を並べます。
○『Perspective Wall』=広い壁面に象徴的に商品ディスプレーのスペースを配し、「SHISEIDO」ブラン
ド商品を美しく展示・販売するスペース。お客さまに自由に商品を選んでいただくとともに、スタッフ
が必要に応じて商品説明やカウンセリングを行います。
○『Work Shop』=3席分用意された自由試用スペース。正面が鏡ばりになっており、ゆったりと座って
すべての「SHISEIDO」商品をお試しいただけます。またご希望の場合、簡単なフェイシャルマッサージ、
ハンドマッサージ、頭皮マッサージ、ネールケアなどを無料でサービスいたします。
○『Cabine d’un nouveau type』=1室だけ用意された予約制の有料のエステティックルーム。資生堂
ビューティーサイエンス研究所で開発されたマッサージ法を体験していただけます。
所要時間:約1時間
予約電話番号:33-(0)1-53 05 97 81
★『Studio』(50 ㎡)
多目的スペース。年に数回、若手クリエーターとのコラボレーションによる資生堂の考える美
(Beauté)の未来像を実験し、創造するスペースです。
○『Chimney』=オフィススペース。店内のお客さまからは、暖炉のように見えるよう工夫されています。
● 「a+a cooren(エープラスエー・コレン)」プロフィール
ユニット名:
設立:
所在地:
e-mail:
プロフィール:
主要作品:
「a + a cooren」
1999 年
36, Rue Etienne Dolet, 75020 Paris, France
[email protected]
Arnault Cooren と Aki Cooren は、パリの Ecole Camondo で室内建築と環境プロダ
クトデザインを専攻。卒業後、「a + a cooren」を結成。数々のクリエイティブな作
品を生みだす他、東京やフランスにおける多数の展覧会にも出展している。
クリスチャン・ディオールのための CD-ROM「Avant-première Dior」
、聖リュック・
聖ジェセフ病院イラスト、セフォラ オフィス空間デザイン、クリストフルのシルバ
ージュエリーデザイン、シンジのグラフィックデザインなど
● 資生堂ヨーロッパ社概要
名称:資生堂ヨーロッパ株式会社(Shiseido Europe S.A.)
代表者:田中修一(たなかしゅういち)
設立年:1997 年4月
所在地:79, Rue Marcel Dassault, 92100 Boulogne, France
資本金:22,564 万ユーロ(約 225 億円)
従業員数:90 名
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資生堂のヨーロッパでの歩み(○=主な資生堂の営み、★=事業開始、●=文化活動、■=受賞)
1872 年
1897 年
1900 年
1913 年
1957 年
1963 年
1977 年
1980 年
1994 年
○福原有信、東京 銀座に日本初の西洋風調剤薬局「資生堂」を創業
○資生堂初の化粧品「オイデルミン」を発売
●福原有信、パリ万国博覧会を見学
●初代社長福原信三、パリに遊学
○台湾で販売開始(資生堂初の海外事業)
★イタリアで販売開始(ヨーロッパでの販売開始)
●パリの新進デザイナー6人を日本に紹介した「6人のパリ」ファッションショー後援
★セルジュ・ルタンスをイメージクリエイターに起用
★ピエール・ファーブル社と合弁会社「資生堂フランス」を設立、フランスで販売開始
●パリコレクションでメーキャップ技術協力開始(以後継続)
●パリ広告美術館で「日本の広告写真の 30 年」展に写真・ポスター、計 30 点を出展
★カリタ社を買収
●パリ広告美術館で「資生堂の美と広告 1972~1986」展を開催
●パリ、ポンピドゥーセンターで「前衛芸術の日本 1910~1970」展に出展
★日本にピエール・ファーブル社と合弁会社「ピエール・ファーブル・ジャポン」社を設立、
「アべンヌ」ブランドの販売を開始
★パリに「アレクサンドルズアリ パリサロン」をオープン
★フランスに「ヨーロッパテクノセンター」を設立
■「バイオパフォーマンス スーパーリバイタライザー」がマリ・クレール誌のプリ・デクセランスを受賞
■「シセイドー・メーキャップ」がマリ・クレール誌のプリ・デクセランスを受賞
★香水のマーケティング・販売会社「ボーテ・プレステージ・インターナショナル」社をパリに設立
●パリ、ガリエラ装飾美術館の「ファッションデザイナー達の創造の世界」展に協賛
●フランス、シュリー音楽祭への協賛を開始(以後継続)
★フランスにジアン工場設立
★「レ・サロン・デュ・パレロワイヤル・シセイドー」をオープン
■「オー・デマキアント・ドゥ-ス」がマリ・クレール誌のプリ・デクセランスを受賞
★サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂(フランス、ノルマンディー地方)の再生を支援
●パリ、カルティエ現代美術館の「福原信三・路草」写真展に協賛
1997年
●イギリス、ロンドンで「資生堂ストーリー展」を開催
1998年
1999 年
●ベルギー、ブリュッセルで「資生堂のアヴァンギャルド~1872 から未来へ~展」を開催
●「フランスにおける日本年」の一環として、パリ装飾美術館で
「パリ-東京-パリ、資生堂 1897―1997 ラ・ボーテ」展を開催
★フランスにヨーロッパ地域本社「資生堂ヨーロッパ」設立
★ドイツ、ベルリンに美容センター「SHISEIDO Beauty Gallery」をオープン
★フランス、ロワレ県に「バル・ド・ロワール工場」設立
1982 年
1984 年
1986 年
1987 年
1988 年
1989 年
1990 年
1991 年
1992 年
2000 年
2001 年
2002 年
★ドイツ、デュイスブルクにヨーロッパ物流センターをオープン
★フランスの「ラボラトワール・デクレオール」社を買収
■「資生堂 ザ・スキンケア」がマリ・クレール誌のプリ・デクセランスを受賞
○創業 130 周年
★メーキャップブランド「ステファン・マレー・ブランド」の直営店をパリにオープン