クルマはとても便利で、快適な 乗り物です。でも、「クルマば かりの生活;pdf

移動1分あたりの消費カロリー
(kg/ 年)
照明をこまめに消す(1時間)
2
テレビを1時間減らす
13
冷蔵庫を整理する
25
シャワーを2分減らす
44
買い物の包装を減らす
58
588
0
100
200
300
一日 10 分
クルマを控える
400
<エコ活動で減らせる CO2 の量>
500
600
地球温暖化の要因になっている CO2
(二酸化炭素)は、毎日の暮らしにお
いても減らすことが出来ます。その中
でも、一日たったの 10 分、クルマの
利用を減らすだけで、とても有効なエ
コ活動になります。
クルマは CO2 排出の多い乗り物。少し
ずつ、身近なところから、エコ活動に
取り組んでみませんか。
資料:太田裕之、藤井聡:環境配慮行動における客観的 CO2 排出削減量事実情報提供の効果に関する
実験研究(土木学会論文集、2007)より一部引用
ク ル マ
1.7(kcal / 分)
電車・バス
2.2(kcal / 分)
徒
3.3(kcal / 分)
歩
(体重 60kg の人の場合)
クルマを利用するときは、歩くのが駐
車場から目的地の場所に限られます。
一方電車やバスなどを使うと、駅まで
歩いたり、階段の上り下りなどちょっ
とした運動になります。
クルマを使う習慣が強い人は、歩くこ
とが少なくなり、肥満の割合も高くな
るという調査結果もあるそう。
クルマの変わりに時々バスや電車を
使ったり、歩きや自転車で出掛けて、
健康的なライフスタイルを実践してみ
てはいかがでしょうか。
出典 : 日本モビリティ・マネジメント会議 ホームページ
クルマはとても便利で、快適な
乗り物です。でも、
「クルマば
かりの生活」には、困ったこと
も少なくありません。
環境のことや健康、事故や維持
費など…
クルマをかしこく使う方法につ
いて、少し考えてみませんか?
クルマの費用
公共交通の利用者推移
◎ 3 分の 2 のドライバーが事故でケガをさせてしまう
車両購入代
2,000,000 円
◎ 100 人に 1 人のドライバーは死亡事故の加害者になる
(人 / 日)
700,000
車
90,000 円 × 4 回
600,000
◎ 300 人に1人のドライバーは死亡事故の被害者になる
自 動 車 税
34,500 円 / 年 × 10 年
500,000
自動車重量税
6,300 円 / 年※1×10 年
400,000
自賠責保険料
11,500 円 / 年※2×10 年
任意保険料
30,000 円 / 年 ×10 年
ガソリン代
61,000 円※3×10 年
クルマを運転する限り、交通事故は起
総額 約 380 万円
<札幌市内 各輸送機関別乗車人員(日平均)>
2010
(年度)
2008
2006
2004
2002
1998
1996
0
2000
路面電車
100,000
⇒1ヵ月当たり 約 32,000 円かかることになります
こしたくないものですが、重大な事故
クルマで移動すると「交通費がかから
以上に高いのではないでしょうか。
思っていませんか?
い地域です。なかでも最近は、高齢者
持っているだけで経費がかかってしま
天気の悪い日などは、できるだけ公共
バスやJR、地下鉄などの公共交通を
を起こすリスクは私たちが考えている
ず、切符を買う手間も省けて便利」と
北海道は、全国でも交通死亡事故の多
でも実際は、クルマを使わなくても
による事故も増えています。
います。
交通を利用してみませんか?
利用した方が安上がりになる場合もあ
資料:(社)日本損害保険協会 2007 年資料より作成
事故データ出典:北海道警察ホームページ(平成 23 年現在)
JR
200,000
1994
200 万円のクルマを 10 年間乗り続けるとすると…
300,000
1992
◎ 負傷者数:19,705 人
バス
1990
◎ 死者数:190 人
地下鉄
1988
◎ 交通事故発生件数:16,395 件
代
1984
北海道における交通事故に関するデータ (H23)
検
1986
一生のうち…
るかもしれません。
※1:通常車検時に支払う額を 1 年当たりで換算
※2:普通車 36 ヵ月の自賠責保険料金 34,600 円を一年当たりで換算
※3:出典:総務省「家庭調査」年報
札幌市内の公共交通の中でも、利用者が
どんどん減っているのが、バス。30 年前
に比べて、およそ半分に減少しています。
一方で、最近は近距離を移動するにも
クルマを使う人が増えているようです。
公共交通は、利用者がいないとなかな
か維持ができません。近場へお出かけ
の時は、少しクルマの利用を控えてみ
ませんか?
資料:札幌市統計資料より作成