平成26年度 自己評価書 足立区立鹿浜小学校 学校長 髙山 直也 1.総評 (1) 年度初めの学校の状況 【学校の現状及び前年度の成果と課題】 ≪学校について≫ ○:成果 ●:課題 ○今年度は創立66周年を迎え、通常学級13学級、児童数約365名の在籍がある。今年度をもって閉校 となり、来年度は上沼田小学校と統合し新校なる。取り巻く地域は、学校にも強い愛着と支援の気持ちを 抱いてくれている。 ●学区域に環状7号線・鳩ヶ谷街道を含み、交通安全は不審者対応と共に重要な安全管理事項である。 ≪児童について≫ ○素直で明るく友達との関わりを大切にする児童が多い。運動や音楽に関心を持ち、地域の伝統芸能「鹿浜 獅子舞」にも熱心に取り組み、毎年運動会で披露している。 ●基本的な生活習慣が不十分な児童がいる。基礎学力については定着していない児童が約2割いる。 ≪保護者・地域について≫ ○鹿浜地域の小学校の本校として、地域は強い愛着と支援の気持ちを抱いてくれている ●保護者は熱心で協力的な方が多いが、学校にあまり関心を示さない保護者も見られる。 (2) 今年度の重点目標とそれに向けた取組みの概要 重点的な取組事項-1 学力向上 ○データを生かし、基礎学力の定着を図る。 ○学習規律・生活規律の定着を高める。 ○表現力の向上を図る。 重点的な取組事項-2 統合を踏まえた小小連携と、小中連携、幼保小連携の推進 ○平成27年度の統合に向けて、児童が意欲的に臨めるよう準備をする。 ○第八中学校との交流を通して地域の学力を高めるための情報を交換する。 ○第三上沼田保育園との交流を深める。 重点的な取組事項-3 豊かな心・たくましい体、社会性の育成 ○運動の日常化・体力調査を生かした運動実践・季節に応じた運動の取り組みをする。 ○学年、異学年活動により、社会性を育成する。 ○異学年活動を利用し、保護者との協働で児童に意識させる、あいさつ運動の取り組みを行う。 (3) 今年度の成果と次年度に向けた課題及び解決の方向性 重点的な取組事項-1 学力向上 ○4月学力調査時の学校通過率は77.4%で前年比5.6ポイント向上した。また、10月の再調査では 92%まで向上した。SP表を基にした課題把握を年2回の調査で行い、その克服のために、個別指導や 補充学習を行ったり、区の施策である基礎学習教室・そだち指導と関連させたりする等で成果が上がった。 ○足立スタンダードを基にした板書・ノート指導、研究授業による授業力向上、学習規律徹底の取り組みも 効果的であった。学習規律がまだ徹底できていない児童も数名いるが、継続して指導して行きたい。 ○学力を維持し、さらに、幼保小中連携を軸とした「地域連携型学力向上策」を打ち出し、継続的に効果の 上がる取り組みを進めることが課題である。 重点的な取組事項-2 統合を踏まえた小小連携と、小中連携、幼保小連携の推進 ○統合校2校の小小連携は、全学年とも交流が終わり、顔見知りになった児童も多数いた。5年生は鋸南自 然教室で3日間を共にし、協力し合う場面もあった。児童同士の交流促進により融合が図れた。教員も月 1回の小小連携日やスポーツ交流により、互いの理解が深まり教育計画を完成することができた。 ○小中連携は研究授業と協議を中心に行い、幼保小連携は教員・保育士の交流と意見交換を行った。それぞ れの取り組みを理解し地域の教育者として交流できたことは成果であるが、目標を同じくした学びの連続 性の確立が課題である。 重点的な取組事項-3 豊かな心・たくましい体、社会性の育成 ○兄弟学年の活動や縦割り班活動を通し、上級生・下級生の交流が進み、普段から学年の枠を越えて名前で 1 呼び合う光景も見られた。また、高学年の児童が下級生と遊ぶ姿も多く見られ、交流が盛んになった。ま た、大縄跳びの活動では、助け合い教え合う姿が随所に見られ、クラスの信頼関係も深まった。いじめに 対しては早期発見、迅速な対応、未然防止に努めてきたが、今後もさらにアンテナを高くし、日常の心の 耕しを模索していく必要がある。年間通して不登校ゼロだったのは、早期に学校と保護者が連携して対応 した成果であると考える。 ○週3回予定している「ジョギングタイム」は、行事や集会等で1,2回程度になった週もあったが、1年 を通して実践してきた。また、季節ごとの運動(縄跳び・持久走・大縄)に親しみ、楽しみながら運動の 体験をすることができた。しかし6月の体力調査の結果、各学年ともほとんどの種目で都・区平均を下回 った。体力向上に向けて、授業内で課題を克服するための方策を打ち出せなかった。 ○登校班によるあいさつ運動を前期・後期に1度ずつ行った。その際、登校班の保護者の方々にも参加して いただき、一緒に取り組んだ。班による意欲の差はあったが、異学年と親子での取り組みは保護者・地域 の評価も高かった。しかし、個々に目を向けると自分から声を出さない児童もいる。基本的な生活習慣の 軸として、今後も継続・発展させていかなければならない。 (4) 保護者や地域へのメッセージ 今年度は、66年に渡る歴史をもつ鹿浜小学校が閉校する年度であり、正門玄関に掲げられた「鹿小ラス トワン 感動の1年に」を合言葉に教育活動に邁進してきました。運動会・音楽会の大成功をはじめとして、 PTA主催の「鹿小祭り」 、開かれた学校づくり協議会の方々による「SOCスクール」、同窓会と協議会共 催による「さよなら同窓会」に至るまで、どの行事も感動的で盛会裏に終わりました。これも地域の方々や 保護者の皆様の、鹿浜小学校を愛する熱き想いの為せる業だと思います。教職員も一丸となって、児童が最 大限の力を発揮できるように指導してきました。この三者がまさに三位一体となり、子供たちのために粉骨 砕身邁進してきたからこそ、最後の年を感動的に終わらせることができたのだと思います。鹿浜小学校とし て最後の皆様へのメッセージとなるにあたり、まずもってこの場をお借りし、感謝の気持ちを表したいと思 います。本当にありがとうございました。 今年度の学力調査では、通過率が前年比で5.6ポイント上昇しました。区のさまざまな施策と連動し、 学校でも数年来の工夫・努力を続けてきた結果だと思います。家庭と連携して今後もたゆまぬ努力をしてい く必要があります。体力に課題は残りましたが、子供たちは明るく元気に過ごしあいさつの声が響く環境が 整ってきました。知・徳・体のバランスがとれた児童の育成を目指し、常に課題を改善する努力を重ねてま いります。統合後は2校の伝統を継承しつつ、課題改善の努力と共に、学校・保護者・地域で新たな新校の 礎を築き、子供たちが安心して通える環境を作っていきましょう。 これまで鹿浜小学校に携わってきた全ての方々にもう一度感謝をし、メッセージを閉じたいと思います。 今まで本当にありがとうございました。そしてこれからも、子供たちのために新しい学校を支えていただけ ますよう、お願いいたします。 2.平成26年度の重点的な取組事項 <達成度 ◎:十分に達成 重点的な取組事項-1 ○:おおむね達成 △:達成せず ●:課題が残る> 学力向上 今年度の成果目標 〇基礎学力のさらなる向上 〇基礎学力を支える学習・生 活規律の向上 〇基礎学力から応用力への発 展への取り組み 達成基準 実施結果 コメント・課題 4 月区学力調査 ・4月学力調査の通過率は 4 月と 12 月の調査は前 通過率 75% 77.5%であり、達成基準を 年度の内容である。前期 2.5 ポイント上回った。 終了までに 9 割の児童 12 月再調査 ・10 月再調査の通過率は が達成できた。 通過率 85% 92%であり、達成基準を 2 月は再調査ではなく、 10 ポイント上回った。 当該年度の定着度を調 2 月再調査 ・2 月は、再調査ではなく、 べる為、次年度 4 月の区 通過率 95% 当該年度の学力を調査し 調査過去問題で行った。 た。通過率は 60%だった。 1,2 単元残していたと は言え、新たな課題が発 見でき、年度末までその 課題を克服する指導を 行うことができた。 2 達成度 ○ 目標実現に 達成基準 具体的な方策 向けた取組み データを生かし 学 力 調 査 の 分 ・SP 表、ポートフォリ た基礎学力の定 析 結 果 を も と オを作成する。 着 に、授業や補充 ・パワーアップタイム 学習、パワーア の内容を精査し、週 ップタイムを 案簿に記入する。 計 画 、 実 施 す ・児童の課題に沿った る。 補充学習、家庭学習 を作成し、全校で取 り組む。 ・再調査:4月に比べ 通過率を 10~20 ポ イントアップする。 学習規律・生活規 ・全校児童がき ・鹿浜小生活のきまり 律の定着 まりを守り学 の見直しと指導を徹 校生活を送る。 底する。 ・どの児童も学 ・学習態度に関する全 習規律を守り、 校統一したチェック 落ち着いて学 カード(20 項目)を 習に取り組め 作成、年度末までに る。 90%守れるようにす る。 表現力の向上 授業を中心と した全ての教 育活動を通し、 児童の表現 力と思考力を 育成する。 授業中の発言、朝の会 のスピーチ、集会での 発表等を頻繁に実施す る。 実施結果 コメント・課題 達成度 普段のポートフォリ オと併せ、3 回の学力 調査全てで全学級が SP 表を作成した。個 別の傾向をつかみ、指 導に生かした。パワー アップタイムの内容 精査・充実が図られ た。全校統一した家庭 学習様式で取り組め た。10 月再調査では、 12.5 ポイントアップ した。 ・生活のきまりを基 に、全校一致して生活 規律を定着させてき た。トラブルや課題に は、複数で迅速に対応 できた。 ・学習、生活態度チェ ック表の中の学中に 関する 9 項目平均が 約 70%だった。 おおむね取り 組みとしては 良好だったが、 個々の課題に 即した補充学 習の機会が、ク ラスによって ばらつきがあ った。 各学年 1 回の発表集 会、朝の会等のスピー チも全クラス実施。授 業中の小グループで の話し合い、意見交換 の日常化が図れた。 表現力を育成 する機会を多 くとることが でき、経験値は 上がったが、思 考力に結びつ いたかの指標 が無かった。 生活規律を守 ることはおお むね良好だっ たが、学習規律 の 中 で 、「 姿 勢・発言・授業 準備」の自己評 価が低かった。 ○ ○ ○ 重点的な取組事項-2 統合を踏まえた小小連携と、小中連携、幼保小連携の推進 今年度の成果目標 〇上沼田小学校との、統合を 見込んだ連携活動 〇第三上沼田保育園との保育 活動、第八中学校との公開 授業を通した連携 目標実現に 達成基準 上沼田小学校 との連携活動 を約 20 回、第 八中学校との 連 携 を 約 10 回、第三上沼田 保育園との交 流を約 10 回行 う。 達成基準 向けた取組み 平成 27 年度の統 ・児童が安心感 合に向けて、児童 をもって統合 が意欲的に臨め に 臨 め る よ る準備 実施結果 対上沼田小学校 管理職 11 回、教員 13 回 児童 9 回 第八中学校 管理職 10 回、教員 10 回 授業公開 6 回 第三上沼田保育園 管理職 8 回、教員 コメント・課題 達成度 小小連携は、回数に入 れないものもかなりあ り、頻繁な連携・交流・ 情報交換ができた。小 中連携も密に行えた ○ が、学習課題克服の授 業研究が主になり、学 びの連続性の視点が薄 かった。幼保小連携も、 交流・研は行ってきた が、同じく意図的な学 びの連続性に踏み込め なかった。 具体的な方策 実施結果 ・教職員による毎月1 回の会議、打ち合わせ を行い、年内に教育計 画を作成する。 3 ・学年ごとの交流活 動を計画通り実践で きた。 ・月 1 回以上の会 コメント・課題 達成度 児童同士の交 流や教員の連 携は、全て予定 通り進み、統合 目標実現に 向けた取組み 第八中学校との 連携を通した地 域の学力の向上 第三上沼田保育 園との連携・交流 達成基準 う、事前の交 流を重視す る。 ・児童の安全管 理に配慮した 準備を行う。 ・中1の学力調 査結果の情報 を共有し、小6 の学習に生か す。 ・授業公開日を 年間2回設定 し、地区の学力 課題について 課題の共有を 図る。 ・鹿浜小の教員 が保育園で授 業を行う。 ・園児・児童の 交流を行う。 重点的な取組事項-3 向けた取組み ・運動の日常化 ・体力調査を生 かした実践 ・季節に応じた運 動の取り組み 実施結果 コメント・課題 達成度 ・各学年1回、全校で 議・情交換を行い、 校 の 教 育 計 画 2回、交流活動を行う。 12 月までに教育計 も 無 事 完 成 さ 画の大筋を完成させ せ る こ と が で た。 きた。 ・授業参観、協議会に 参加し、学力課題につ いて互いの情報を共有 する場をもつ。 ・つまずきの多かった 単元について一覧表に し、課題を地区で引き 継いでいく。 ・年間 10 回の 3 校連 携を実施することが できた。 ・各校 2 回、合計 6 回の授業公開を行う ことができた。 予定通り連携 は行えたが、授 業に向けての 事前の打ち合 わせが十分で きず、学びの連 続性の視点も 薄かった。 ・年間3回、鹿浜小の 教員が出向き、園児に 向けての授業を実施す る。 ・読み聞かせ、授業体 験などの交流を年間2 回行い、園児に学力の 基礎となる体験を積ま せる。 ・国語、算数、体育 の授業を実施した。 ・授業体験、給食体 験、行事交流行った。 予定通りの授 業と研修だっ たが、小学校に つながる学び を意識した研 修ができなか った。 ◎ △ △ 豊かな心・たくましい体、社会性の育成 今年度の成果目標 〇健康や体力づくりの大切さ を自覚し、自ら体を動かす 児童の育成 〇体験活動を通した社会性の 育成 〇あいさつを通した人とのふ れ合い・自己実現 目標実現に 具体的な方策 達成基準 ・週3日の朝ジ ョギングに取 り組む。 ・進んで体力を 高める。 ・相手を思いや る行動をとる。 ・いつでもどこ でもだれにで も、あいさつす る。 実施結果 ・ジョギング行事や集会 等で1,2回程度の週も あったが、1年を通して 実践した。 ・体力調査の結果をもと に、進んで体力を高める 方策を提示できなかっ た。 ・あいさつ運動を 2 回実 施。児童の意識調査でも 85%の子があいさつがで きていると答えた。 コメント・課題 達成度 ・楽しみながら体力を 高めようという態度は 養えたが、それが体力 向上という結果につな がらなかった。また、 ○ 授業内での具体的な向 上策に結び付けること ができなかった。 ・あいさつの励行は学 校中に浸透している。 達成基準 具体的な方策 実施結果 ・「朝ジョギン グ」を年間実施 する。 ・体力調査の結 果を生かした 運動種目を取 り込む。 ・季節ごとの運 動に挑戦させ、 運動を楽しみ ・週3回の朝ジョギン グを通年通して行い、 運動経験の必要性を実 感させる。 ・体力調査の結果から 本校児童の課題を把握 し、補強する運動を体 育の授業や体育集会等 を計画、実践する。 ・時季に合わせて「縄 ・1年を通して実践 し、無理なく楽しみ ながら運動できた。 ・6月の体力調査で、 各学年ほとんどの種 目で都、区平均を下 回ったが、授業内で 課題を克服するため の方策が出せなかっ た。 4 コメント・課題 達成度 ジョギングや 時季に合わせ ての運度は、児 童は楽しみな がら、目標をも ちながら積極 的に取り組ん だ。体力調査の 課題克服の実 践ができなか △ 目標実現に 達成基準 向けた取組み 具体的な方策 実施結果 ながら、体力の 跳び」、 「夏季休業中の 向上を図る。 水泳補充練習」、「持久 走大会」などの運動に 力いっぱい取り組む。 学年、異学年活動 ・学年合同の活 による社会性の 動、縦割り班活 育成 動などのねら いを明確に設 定し、ねらいに 沿った取り組 みを展開する。 異学年活動を利 ・学校、保護者 用し、保護者との が 一 体 と な っ 協働で児童に意 て 誰 に で も 自 識させていく、あ 然 に あ い さ つ いさつ運動の取 で き る 児 童 を り組み 育成し、人とふ れ合いながら 前向きに生き る力を育む。 ・季節ごとの運動(縄 跳び・持久走・大縄 等)に親しみ、楽し みながら運動の体験 をすることができ た。 ・遠足や社会科見学、 縦割り班や兄弟学年 縦割り班活動、登校班、 の異学年交流は様々 校外学習、集会活動等 な形で行われ、交流 の機会を利用して、助 体験活動は非常に盛 け合いや協力、思いや んだった。 りの態度を培う。 ・教職員自らが手本と なるあいさつを実践し ていく。 ・登校班を利用し、異 学年の児童による登校 時のあいさつ運動を展 開する。 ・あいさつ運動の際、 保護者の協力を取り入 れた活動を実施する。 登校班を活用した年 2 回のあいさつ運動 には、保護者も参加 していただいた。第 2 回目は、いじめ防 止標語を掲げて行っ た。保護者アンケー トでも、90%の方が マナー・あいさつが できている、と答え ている。 コメント・課題 達成度 った。 普段から学年 の枠を越えて 名前で呼び合 ったり、高学年 の児童が下級 生と遊ぶ姿も 多く見られた。 異学年の登校 班利用、保護者 の協力のもと、 あいさつ運動 は、機運を高め られた。また、 年間を通して 気持ち良いあ いさつが校内 に響いた。 ◎ ◎ 3.学校活動全般について 朝、休み時間、下校時に、学校の中に自然にあいさつの言葉が飛び交い、放課後の校庭では 6 年生と 1, 2 年生が遊んでいる。登校班に始まり、縦割り班、兄弟学年等の異学年交流の機会が多くあり、学年の枠を 越えて児童の仲の良さが目立った。大小の行事を経験する中で、助け合い教え合う姿が随所に見られ、学年 やクラスの凝集性も高まった。地域の方々が児童を見る目も優しく、開かれた学校づくり協議会、きっずパ レット、図書ボランティア等の活動の中だけでなく、普段から声掛けをよくしてくれる。 4 月の学力調査の結果を受けて課題克服のための指標を作り、個別の補充教室やパワーアップタイム、サ マースクール等により、前期までには前年度の未到達部分の復習を完了させた。10 月の再調査の結果、92% の児童が調査上では課題を克服した。4 月の調査自体も前年より上昇しており、さまざまな学力定着のため の取り組みが成果を上げてきている。 いじめ撲滅に向けて、常に教職員がアンテナを高くして情報をつかみ、道徳を含め普段から心の耕しを行 ってきた。児童・保護者の情報、アンケートや「もしもしボックス」からの情報にはいじめ防止対策委員会 や学年等チームで迅速に対応してきた。また早めのチーム対応が奏功し、不登校はゼロで終われた。 歴史を閉じる特別な 1 年を、児童・保護者・地域・教職員が一体となり、思い出に残る感動的な 1 年にす ることができた。肝心なことは、学校に関わる全ての人が、同じ目標に向かって手を携え、お互いのよさを 出し合い、お互いの課題を補完し合い、一つになって進んでいくことである。歴史を閉じる特別な 1 年は、 「閉校」という大きな目標があり、そこに全ての人が邁進した。新しい学校は、「新しい歴史を創る」とい うさらに大きな目標がある。児童のために、ぜひ関係者が一致団結して素晴らしい校風を、学校を創ってい くことを切に願う。 5
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