室蘭市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務委託仕様書 1.業務概要 業務名:室蘭市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務委託 履行期間:契約締結から平成27年12月28日(月)まで 2.業務の目的 室蘭市人口ビジョン(以下、「人口ビジョン」という。)および室蘭市総合戦略(以下、「総 合戦略」という。)を策定するにあたっては、国のまち・ひと・しごと創生法の趣旨を鑑み、本 市の人口減少要因を明確にしたうえで、課題を解決するための施策の方向性を検討するとともに、 長期的な将来人口推計を行いながら、将来の展望や基本目標を示していくことが重要である。 本業務は、アンケート調査による意向把握や、本市の現状分析等を行うことで、人口減少の要 因と課題を明確にするとともに、住民ニーズを踏まえた、本市の将来人口推計や将来の展望、な らびに基本目標の設定など、人口ビジョンおよび総合戦略の策定を総合的に支援することを目的 とする。 3.業務内容 (1)人口ビジョン、総合戦略策定に係る基礎的な調査 ① 市民アンケート調査の集計および分析(平成27年4月下旬∼5月下旬に実施) 室蘭市内の男女を対象に、本市のまちづくりに関する各行政分野における市民の満足度や、 本市の特徴、強みや弱みなどのほか、今後のまちづくりに求めるもの、人口減少における将 来の本市のあり方など、人口減少に係わらず市のまちづくりに関する幅広い意向把握を行っ たうえで、本市が今後特に取り組むべきまちづくりの方向性など、一定の結論を導くために 実施する。 ア 市が作成する調査票の設問設定支援 イ 調査結果の集計、分析および結果とりまとめ(電子データで提出) ※ アンケート調査の発送、回収は市が実施する。 ※ サンプル数1,000(発送2,000、回収率5割)を見込む。 ② 転出者アンケート調査の集計および分析(平成27年4月下旬∼5月下旬に実施) 本市から転出した方に対し、その理由などについて調査し、その動向を把握することで、 転出抑制策や、定住するための暮らしやすいまちづくりに必要な取組みなどにつなげること を目的とする。 ア 市が作成する調査票の設問設定支援 イ 調査結果の集計、分析および結果とりまとめ(電子データで提出) ※ アンケート調査の発送、回収は市が実施する。 ※ サンプル数300(発送600、回収率5割)を見込む。 1 ③ その他、人口ビジョン、総合戦略策定に必要な調査への支援(平成27年4月中旬∼5月 下旬に実施) 本市の特徴、必要性等を考慮しながら、人口の将来展望や講ずべき施策の検討などにつな げることを目的に、アンケートやヒアリング等、必要な調査を実施する。 ア 調査の対象、手法及び内容の企画検討支援 例)市内高等学校の地元就職意識、進路希望 など イ 調査結果の集計、分析および結果とりまとめ など ※アンケート調査の発送、回収やヒアリング調査は市が実施する。 (2)(仮称)室蘭市総合戦略推進会議の運営支援(平成27年4月∼10月に実施予定) 産学金等の各団体および市民など20名以内で構成し、全4回程度の開催を想定している。 本会議では、上記(1)での調査結果等を踏まえ、人口ビジョンおよび総合戦略の策定におけ る意見聴取、内容の審議などを主な目的とし、1回につき2時間程度の会議を想定している。 ① 会議開催内容の提案 ② 会議資料の作成 ③ 会議へのオブザーバー参加 ④ 各会議の議事録作成(データでの提出) (3)人口ビジョン策定支援 (平成27年10月中の策定を予定。9月中旬までに中間報告として素案を提示すること。) 上記(1)での調査結果を踏まえ、人口ビジョンの策定に係る総合的な支援を行う。 なお、人口の現状分析は国のワークシートにより市が実施する。 ① 人口の将来推計及び将来展望 ア 2060年までを基本とした将来人口推計と分析 イ 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 ウ 将来展望に必要な分析 エ 目指すべき将来の方向性、基本的な施策の方向性 オ 人口の将来展望 ※策定にあたり、重視する視点 ア 本市の長所や短所、強みや弱みなどを踏まえた、進むべき将来の方向性が示されている こと イ 目指すべき人口の将来推計手法(自然増減、社会増減の推計)がわかりやすく示されて いること (4)総合戦略策定支援 (平成27年10月中の策定を予定。9月中旬までに中間報告として素案を提示すること。) 人口ビジョンで示す将来の方向性を具現化していくため、平成27年度から平成31年度にお ける具体的な取組み等を取りまとめた総合戦略の策定において、以下の4点を踏まえた総合的な 支援を行う。 ① 基本目標の設定 ② 講ずべき施策に関する基本的方向の明示 2 ③ 具体的な施策および重要業績評価指標(KPI)の設定 ④ 事業効果を検証・評価・改善するための仕組みづくりの構築 ※ 策定にあたり、重視する視点 ア わかりやすく、適正な基本目標、KPIが設定されていること イ 事業効果の検証・評価・改善の仕組みづくりが構築されていること ウ 本市の課題や特徴を踏まえた、独自性のある施策や方向性に基づく戦略となっていること (5)人口ビジョンおよび総合戦略の印刷用原稿作成 わかりやすい戦略書となるようレイアウトを工夫し、グラフ等データやイラスト、写真等を盛 り込んだ原稿を電子データで作成。 (原稿は印刷業者がそのまま印刷に使用できる形式の電子データで納品。) 4.業務計画書の提出 (1)受託者は、契約締結後速やかに、次に定める事項を記載した業務計画書を提出すること。 ① 業務内容及び業務の進め方 ② 業務工程表 ③ 業務履行体制及び担当者名簿 ④ その他発注者が必要とする事項 (2)前項に定める事項の記載内容に追加・変更等があった場合は速やかに文書で提出すること。 5.成果品 次のものを成果品として提出すること。 1.報告書(本編) 5部 2.報告書(概要版) 5部 3.上記に係る電子データを収録した電子メディア 一式 ・報告書は、発注者が編集可能な形式で作成すること。 ・原則としてA4縦型左綴じ製本とすること。 ・概要版に掲載する内容については、発注者と協議すること。 6.特記事項 (1)業務の遂行にあたっては、関係法令及び条例等、本業務委託仕様書及び契約書を遵守すると ともに、発注者と連絡調整を密にし、その指示に従うこと。 (2)業務に必要な資料収集は受託者が行うものとするが、発注者が貸与する資料は、委託者の請 求が有ったとき、又は業務完了時のいずれかの時期までに返却すること。 (3)受託者は、発注者から提供を受けた資料及び業務上知り得た事項等を第3者に漏らしてはな らない。契約期間満了後においても同様とする。 (4)本業務の成果物に係る著作権については、発注者に帰属する。 (5)仕様書に定めのない事項については、その都度発注者と協議すること。 3
© Copyright 2024 ExpyDoc