「今日的教育課題」「教科指導」等;pdf

選択領域 8月11日(火) その1
☆主な受講対象者 幼:幼稚園教諭、小:小学校教諭、中:中学校教諭、高:高等学校教諭、特:特別支援学校教諭、養:全校園種の養護教諭
コード番号
講座名
D-1
心と身体の健康Ⅱ
概要
時間数
6時間
対象職種
教諭・養護教諭
主な受講対象者
小・中・高・特・養
定員
180名
子どもの心と体の健康について、1) 子どもの安全確保と、2) 教育現場における子どもの精神医学という2つ
の話題について考えを深める。具体的事例をもとに、「子どもの安全確保」では予防の方策を、「精神医学」で
は治療的支援・療法を見ていく。その上で、教員として必要な知識や支援について考える。
テーマ・講師
内
容
近年、学校や地域において子どもの安全確保のための取組が重視されていま
子どもの外傷予防 (Injury Prevention) す。特に、平成24年4月には、学校保健安全法に基づき、「学校安全の推進に
-学校安全の面から-
関する計画」が策定されました。本講習では、事故・安全(事故防止)対策・安
大平 雅子 全教育のそれぞれの事例を通して、児童生徒の外傷予防の方策について考
えていきます。
教育現場で問題になることの多い精神科的疾患についての基礎的な知識を習
得し、治療的な介入や薬物療法について理解を深めることを目標とします。具
体的には、うつ、双極性障害、自閉スペクトラム症、統合失調症などを取り上
久保田 泰考 げ、メンタルな問題を抱える生徒のために教育現場において可能な支援・援助
について検討していきます。
学校教員のための精神医学
コード番号
講座名
D-2
環境教育
概要
時間数
6時間
対象職種
教諭
主な受講対象者
小・中・高・特
定員
100名
前半では、農が持つ多面的な機能とそれを発揮するための取り組みについて考察するとともに、教育現場で
の学習に必要な栽培技術について学ぶ。後半では、環境教育の目的・目標、現状、持続可能な社会の視点
などの理念とともに、参加体験型の環境教育プログラムの手法に関して考察する。
テーマ・講師
内 農の多面的機能を活用した栽培学習
森 太郎
容
農には作物を生産する機能ばかりでなく、環境や地域社会と密接に関連した
多面的な機能を有している。現在、環境教育、食農教育、理数科教育および障
害児教育などでこれらの機能を理解し、その知見を教育現場に還元することが
求められている。本講座では、農が持つ多面的な機能とそれを発揮するため
の取り組みについて論じるとともに、教育現場での学習に必要な栽培技術に
ついて解説する。
持続可能な社会に向けた環境教育の 今日の環境教育は持続可能な社会の構築をめざすものとされている。本講座
理念と方法
では、環境教育の目的・目標、現状、持続可能な社会の視点などの理念ととも
市川 智史 に、参加体験型の環境教育プログラムの手法に関する講義を行う。
コード番号
講座名
D-3
社会Ⅱ
概要
時間数
6時間
対象職種
教諭
主な受講対象者
小・中・高・特
定員
50名
社会科や地理歴史科・公民科において、学習内容を裏づける「史料」の意義はきわめて大きい。本講習で
は、それら「史料」の意義について再認識する。よく知られた伝源頼朝像や、滋賀県ならではの史料に実際に
触れ、具体的な学習内容とも照らし合わせながら、「史料」の活用等について考える。
テーマ・講師
内 容
滋賀県令の明治維新
馬場 義弘
明治前期に滋賀県の県令(のちの県知事)を務めた松田道之(初代、明治4年
11月~明治8年3月)、籠手田安定(二代、明治8年5月~明治17年7月)、中
井弘(三代、明治17年7月~明治23年5月)をとりあげて、近代国家の形成に
ついて考えます。
小学6年社会科上、中学社会歴史的分野、高校地理歴史科日本史と児童生徒
の成長過程によって、教科書の記載は異なっている。しかし、表現がどのよう
に異なっていても、その背景には史料による裏づけが存在する。この講座で
日本史学における史料と教科書の記述
は、教科書記載の根拠となる史料の実際に触れ、記載の意味を根本的に理解
することを目指す。特に伝源頼朝像、織田豊臣政権など近年記載が変化した
宇佐見 隆之
内容を扱いたいと考えている。また、近年指導要領に明記されるようになった
時代の区分についても扱いたい。
選択領域 8月11日(火) その2
コード番号
講座名
D-4
家庭
概要
時間数
6時間
対象職種
教諭
主な受講対象者
幼・小・中・高・特
定員
50名
地域に受け継がれてきた伝統食や伝統織物について学び、伝統食の調理実習や草木染実習をおこなう。ま
た、家庭科の教材、環境学習や地域学習の教材として各発達段階に応じた指導内容について検討する。
テーマ・講師
内 容
滋賀の生活文化
與倉 弘子
久保 加織
滋賀の伝統的な食生活と衣生活を学びながら、持続可能なくらしの在り方を
探っていく。地域に受け継がれてきた伝統食や伝統織物についての講義、伝
統食に関する調理実習と草木染め実習を行い、その特徴を理解する。そして、
家庭科の教材、環境学習や地域学習の教材として、各発達段階に応じた指導
内容について考える。
コード番号
講座名
時間数
対象職種
主な受講対象者
定員
D-5
図画工作・美術
6時間
教諭
幼・小・中・高・特
40名
概要
滋賀県下の様々な取り組みや近江八幡のNO-MAの活動、さらには千葉盲学校や京都のみずのき寮の試
みを紹介しながら、障害をもった人たちの表現をもとにアートというものが本来有している本源的な働きにつ
いて考える。また、デジタル写真は急速な普及のためにその能力や可能性の十全な理解が追いついていな
い嫌いがある。撮影・編集・管理・公開といった基本的な過程の理解を通して、デジタル写真との創造的なつ
きあい方を学ぶ。
テーマ・講師
内 容
入門アート
-障害をもつ人達の表現から-
藤田 昌宏
鑑賞教育や造形遊びの提唱は、本来ならモノづくりとして不可分だったはずの
アートから、作品主義の中で置き去りにされた伝わる事の面白さや表現する事
の喜びの部分を抽出して、その重要性を示したかったように思われます。本講
習では、アウトサイダーアートの先駆けとなった地元滋賀県下の種々の取り組
みを始めとして、千葉盲学校や京都のみずのき寮、近江八幡のNO-MAなどに
も触れ、障害をもつ人達の表現からアートが本来もっているそれらの原初的な
はたらきについて考えます。
現代は特殊な立場の人々だけではなく、ごく一般的な人々も主体的にデジタル
写真を撮り、他者へ発信する時代となってきています。そこではデジタル写真
を取り扱う能力が求められますが、デジタル写真のあまりに速い発達・普及速
度は、それに関する教育システムを置き去りにしてしまっているように見えま
デジタル写真との付き合い方
す。その結果、多くの人々に苦痛や疎外感を与えている場合もあるのではない
でしょうか。
世ノ一 善生 本講座では、デジタル写真の初心者を想定して、撮影、編集、管理、公開と
いった行程の技術に広く浅く触れます。そして、現代におけるデジタル写真との
付き合い方の全体像を把握するための端緒となることを目指します。
選択領域 8月11日(火) その3
コード番号
講座名
D-6
体育Ⅱ
概要
時間数
6時間
対象職種
教諭
定員
50名
保健体育・運動指導に関わる教師や指導者に求められるものを体育科教育学と運動学の見地から考える。ま
た、わかる・楽しい・共に生きることに繋がる保健教材・授業の重要性を理解する。さらには、現代的課題でも
ある防犯・安全教育等に関する教材の扱いについて認識を深める。
テーマ・講師
内容
体育の学習指導で
求められる力を考える
びわこ成蹊スポーツ大学
柴田 俊和
わかる・楽しい、共に生きることに
繋がる保健学習を考える
びわこ成蹊スポーツ大学
中薗 伸二
コード番号
講座名
D-7
幼児教育Ⅲ
概要
主な受講対象者
幼・小・中・高・特
保健体育・運動指導に関わる教師や指導者は何を考え、何を身につけていな
ければならないのかを、体育科教育学と運動学の立場から実践例を交えなが
ら考えていきます。
健康教育や保健教材・授業に関する最新の研究知見等に基づき、わかる・楽
しい、共に生きることに繋がる保健教材・授業の重要性を概括します。その上
で、具体的保健教材例を授業形式で提示しつつ、実践的保健教材・授業につ
いて検討していきます。その際に、保健における「知識を活用する学習活動」に
も触れます。また、現代的課題でもある防犯・安全教育等に関する教材も扱い
ます。
時間数
6時間
対象職種
教諭
主な受講対象者
幼
定員
80名
『おおきなかぶ』などの絵本を実際に読みかたり、作品分析を行うことで、聞き手を意識した絵本の読みかた
りの技術や教材分析の力を身につけるとともに、幼児期において絵本を読みかたる意義について考える。
テーマ・講師
内 容
子どもへの絵本の読みかたり
-絵本の世界を体験する-
聖徳大学
古橋 和夫
『おおきなかぶ』、『3びきのくま』、『のろまなローラー』、『まるまるのほん』など
の絵本を実際に読みかたり、作品の分析を行います。また、聞き手を意識した
絵本の読みかたりの技術や教材分析の力を身につけましょう。そして、幼児期
において、絵本を読みかたることの意義について考えていきます。