ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<街づくり部門> グループホーム リリーハウス 三好郡東みよし町中庄538番地の1 全 景 館内廊下 設置者 医療法人 守章会 設計者 オオマツ建築設計事務所 多機能トイレ ○「グループホーム リリーハウス」は、認知症対応型共同生活介護を行う施設です。 中庭を中心に両側にシンメトリーに配置された、シンプルで分かりやすい平屋建て構 造を採用し、この地域の自然や環境に合うデザインや落ち着いた色が用いられており ます。また、災害時の避難誘導も考慮した、バリアフリー化が図られています。 ○地域に開かれた福祉の場の役割を担い、地域の方々に高齢者介護の技術講習会等を 開催しております ・広々とした廊下など、車いす使用者に配慮している。 ・玄関下足入れに収納式いすを設置し、身体の不自由な方の訪問に配慮している。 ・ゆったりとした多機能トイレを設置し、車いす使用者や介護する方にやさしい設計 となっている。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<街づくり部門> 徳島信用金庫 鴨島支店 吉野川市鴨島町鴨島字中郷388-1 全 景 店内ロビー 設置者 徳島信用金庫 設計者 M&N 都市建築設計事務所 多機能トイレ ○「徳島信用金庫 鴨島支店」は,地域住民の方とのコミュニケーションをコンセプ トにデザインされており、吹き抜けのホールは明るく、カラフルであり、さらには障 がい者の作品や地域との交流イベントの写真をロビーに展示したり、年齢問わず利用 しやすい雰囲気を演出しています。 ・支店スタッフ全員が認知症サポーター養成講座を受講している。 ・多機能トイレには、手すり、ベビーチェアーなどが取り付けられ、高齢者の方、車 いす使用者の方、赤ちゃんにも対応できるトイレとなっている。また、オストメイト 対応トイレも設置されている。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<街づくり部門> 障害者支援施設 眉山園 徳島市南庄町5丁目77-3 全 景 館内廊下 設置者 社会福祉法人 徳島県身体障害者連合会 設計者 株式会社マックス設計 段差解消機(多目的ホール) ○「障害者支援施設 眉山園」は、常時介護を必要としている方が入所し、幸福と希 望を持った生きがいを助長するための、障がい者の生活支援を行う施設です。多目的 ホールを使って、もちつき、レクリエーション、お祭りなど数多くの催し物を開催し、 活発な地域交流を行っています。 ・廊下、食堂、エレベーター、トイレなど、車いすの方が行動しやすいようバリアフ リー化が図られている。 ・多目的ホールには、車いすの方がそのまま壇上に上がれるよう段差解消機が設置さ れている。 ・障がい者を雇用しており、障がい者が働きやすい配慮が施されている。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<ものづくり部門> ユニバーサルデザイン歩行者用押ボタン箱 日本フネン株式会社(吉野川市川島町三ツ島新田179-1) 製品全体写真 (従来品) (本製品) 製品使用状況写真 (従来品) 見やすい表示 (本製品) 押しやすいボタン ○「ユニバーサルデザイン歩行者用押ボタン箱」は、公道の交通信号機に設置されて いる、歩行者が道路を横断するための押ボタン箱に、ユニバサールデザインによる改 良を施したものです。 ・色弱の方などに見えにくい赤色表示を、白色LEDを使用することで、誰にでも見 やすい白色の太くはっきりとした文字表示にしている。 ・指が不自由な方などに配慮し、ボタンをキノコ型の押ボタンに変更し、複数の指や 手のひらでもボタンを押せるようにしている。 ・箱に点字や反射板を設置し、視覚障がい者だけでなく、誰にでもわかりやすくなる よう工夫している。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<ものづくり部門> ケープベスト リフォームオーダー・アルテサーナ(徳島市元町1-24) スペアニットベストとスヌーズの 使用状況写真 製品全体写真 使用状況写真 ユニバーサルデザイン部分写真 ○この「ケープベスト」は、車いすを日常的に使用している方からの声に応え、車い すの方が外出時に着脱が楽になるようデザインされています。また従来品では、着脱 が大変なだけでなく、車いすと着用者の体の間にケープベストを敷き込んでしまい、 動きにくくまた体勢が不安定になりがちでしたが、改善が図られています。 ・背面中心にファスナーを設置しており、開けて車いすに座ることで「敷き込み」 「背 中のもたつき」を解消するとともに、楽な姿勢で着脱ができるようになっている。 ・ケープの前後の丈を工夫し、健康な方が立位で使用する場合でも十分な保温効果を 保っており、家族等で共用できる。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<ものづくり部門> 立ち上げ花壇 企画販売 那賀町商工会(那賀郡那賀町延野字王子原31-1) 製造 泉林産(那賀郡那賀町水崎字兎の藪16) 車いす利用者による本製品利用の様子 小型の車いすに合わせた作業台 イメージ図 大型の車いすに合わせた作業台 ○「立ち上げ花壇」は、盆栽やガーデニングなどの庭作業を趣味として過ごしてきた 方が、腰や膝を悪くした後も、園芸を楽しむことが出来る製品です。作業台の高さは 三段階で調整することができ、使用者の体格や日本工業規格の車いすサイズに合わせ て作業しやすい高さに変更可能です。 ・「立ち上げ花壇」は容易に移動させることができ、利用方法の選択肢が増やされて いる。 ・肘置きテーブルを備えており、使用者の肉体的な疲労を軽減し、園芸作業を楽しみ やすくなっている。 ・徳島県産のヒノキや杉を使用し、見た目にも優しく、地産地消にもつなげている。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<意識づくり部門> カラーユニバーサルデザインフォーラム カラーユニバーサルデザインをすすめる会(鳴門市撫養町斎田字西発6の3) カラーユニバーサルデザインフォーラム フォーラム開催風景 カラーユニバーサルデザインすすめる会 バリアントールによる色弱体験風景 ○「カラーユニバーサルデザインフォーラム」は、カラーユニバーサルデザインの考 え方を広く県民等に普及、啓発し、一般の方と色弱者がそれに関係なく、暮らしやす いユニバーサルな街づくりが進むよう開催されました。 ○日本では、2002年に小学校での色覚検査が廃止されたこともあり、色弱につい て本人や保護者を含め、関係者が理解出来ていないケースが増えています。正しい知 識をもっていないと、本人が進路や就職を選ぶ際に、不利な選択をしてしまう事が起 こりえます。 ○「カラーユニバーサルデザインをすすめる会」では、”色覚は、香りや臭いを感じ る感覚が個々に異なるように、持って生まれた個性の一つである”ことを、多くの人 に理解してもらいたいと考えています。 ユニバーサルデザインによるまちづくり賞<意識づくり部門> 総合的な学習の時間「ともに生きる」 千松小学校 4年生(徳島市南田宮4丁目5番5号) アイマスクによる視覚障害体験 手話コーラスグループと交流 車いすバスケットボール体験 車いす体験 ○千松小学校では、障がいのある人との交流や、さまざまな体験活動を通じて、障が いのある人への理解を深め、「ともに生きる」社会について考える活動をおこなって います。 ○ユニバーサルデザインの学習を通じて、身の回りの社会では子どもたちが考えても いなかった多くの配慮が行われていることに気づき、社会生活を営むということ、人 々が支え合い助け合って生きることの重要性に気づくことができました。 ○これらの学習体験を生かし、様々な人権問題についても話し合い、差別解消に立ち 向かう意識を更に高めていきます。
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