2015年3月20日 アジア・オセアニア アジア・オセアニア株式(新興国を含む) 上昇が続くアジア・オセアニア株式、割高では? PERなどから見て株価に割高さは見られません。今年半ば以降と見られる米国の利上 げ局面でも、企業収益の拡大に沿って株価は堅調に推移することが期待されます。 ■株価の割安・割高を判断する指標のひとつPER (株価収益率)は、14.1倍(2015年2月末)と、過去 平均(15.8倍)と比べ割高さは見られません。 ■米国では物価上昇が緩やかなことから、利上げ ペースも緩やかにとどまる見込みです。今回の 利上げ局面でも、企業収益の拡大に支えられ株 価は堅調に推移することが期待されます。 (ポイント) ■今年に入り、豪州、インド、インドネシア、タイ、韓 国で利下げが実施されており、内需関連企業な どの業績には追い風です。世界景気の緩やかな 拡大もあり企業収益の拡大が続く見込みです。 ■主要国で緩和的な金融政策が当面維持されると 見られることから、株式市場への資金流入基調 は当面継続することが期待されます。 400 米国の 利上げ局面 (2004年6月 ~ 2006年6月) 300 米国の利上げ局 面でも株価は堅調 な企業収益の拡大 を背景に上昇 200 (ポイント) 【アジア・オセアニア株式市場の株価、純利益、株価収益率の推移】 今後12カ月の 予想純利益 +9% 700 中長期の 予想純利益 +10% 500 株価(左軸) 企業収益の拡大に沿っ た株価の上昇を期待 300 純利益(右軸) 100 100 ▲100 (倍)0 利上げ局面のPER の変動は限定的 30 株価収益率(PER) 00年1月~15年2月 の平均15.8倍 株価収益率で見た株価 に割高さは見られない 18 15年2月 14.1倍 6 00 02 04 06 08 10 12 14 16 (年) (注)データは2000年1月~2015年2月(各月末値)。株価はMSCI AC Asia Pacific(除く日本、現地通貨ベース、配当込み、2000年1月末を100として指数化)。 株価収益率(PER)は同指数ベース。純利益は同指数ベースの各月末時点の過去12カ月一株当たり純利益(2000年1月末を100として指数化)。予想 はFactSetによる。数値は年率の増益率。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するも のではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、 将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今 後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証 するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に 帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
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