韓国語会話

〔科目名〕
〔単位数〕
4 単位
韓国語会話
〔担当者〕
リー へ キョン
李 恵 慶
〔科目の概要〕
〔科目区分〕
アカデミック・コモン・ベーシ
ックス
〔オフィス・アワー〕
時間:
場所:
本科目は韓国語入門の履修者、または同等のレベルの人を対象にした授業です。受講者には韓国語の基礎文法をし
っかり学習しつつ、日常会話に必要な初級レベルのコミュニケーション能力を身につけてもらいます。
同じ語順をもつ韓国語と日本語は、特別に発想の転換を求められることなく理解できることから、初級のレベルであれ
ば、言葉を入れ替えるだけですぐに会話を楽しむことができます。そのため、授業では、日常生活の様々な会話の場面
のなかで基礎となる語彙、文法、文型を繰り返し練習し、自然に会話のなかで使えるようにします。
授業は基本的に以下の授業スケジュール通りに教科書に沿って進めていきますが、他にMVや映画、写真、ブログ
等の映像・画像資料をもできるだけ多く取り入れる予定です。韓国の文化や社会に触れられることで、韓国語をもっと身
近に感じながら、楽しみながら学ぶことができます。
〔「授業科目群」・他の科目との関連付け〕・〔なぜ、学ぶ必要があるか・学んだことが、何に結びつくか〕
日本と韓国は歴史的・文化的・地政学的に最も近い隣国として、これまで様々な形で交流を深めてきました。あらゆる分
野においてグローバル化が進行している今日、日韓の関係は今後より一層広範かつ緊密なものになると予想されます。
そのなかでお互いを深く理解し、信頼関係を築いていくことはきわめて重要なことです。そのための最も効率的かつ効
果的なのが相手の言葉を学ぶことです。人間の文化や社会を根本で支えるものが言語である以上、言語を理解するとは
人間を理解し、人間の思考と文化を理解することにほかならないからです。
とりわけ、韓国語の習得は様々な可能性に開かれているといえます。身近なこととしては旅行や友達づくり、K-Pop 等
を楽しみながら自分の世界を広げることができますし、さらに上級へとレベル・アップを図っていけば将来、日韓の橋渡
し役を担う人材として大いに活躍することもできます。外国語を学ぶことが苦手だと思う人はぜひ韓国語にチャレンジし
てみてください。日本語と同じ文法構造をもつ韓国語を学ぶことで、その苦手意識が克服できるかもしれません。
〔科目の到達目標(最終目標・中間目標)〕
本科目の最終目標はいきいきとした韓国語の表現を身につけると同時に、韓国語の背景にある韓国の文化や歴史・
社会への興味を高めることです。具体的な中間目標としては以下の4つが挙げられます。
①日常生活の様々な会話の場面のなかで基礎となる文法や表現を身につける
②日常会話に必要な単語を覚え、基本表現にバリエーションをつくる
③「聞く」「話す」「書く」「読む」という四つの技能をバランスよく伸ばす
④韓国語から韓国の文化や社会についての理解を深める
〔学生の「授業評価」に基づくコメント・改善・工夫〕
韓国語入門に比べ、難易度が上がるため、授業は丁寧かつゆっくり進めていく予定です。
語学の学習において単語の暗記は基本ですので、毎回必ず復習を行い、新しい単語をしっかり覚えるようにしてくだ
さい。必要に応じて小テストを実施します。
〔教科書〕
木内明、『基礎から学ぶ韓国語講座 初級』、国書刊行会、2013 年。
〔指定図書〕
必要に応じて講義中に示します
〔参考書〕
必要に応じて講義中に示します
〔前提科目〕
とくになし。韓国語入門の履修者もしくは同等のレベルの人向けの授業ですので、基本的にハングルの文字の読み・
書きができることが前提となります。
〔学修の課題、評価の方法〕(テスト、レポート等)
成績評価は、基本的に出席と授業への参加度40%、授業中に提示した課題(レポート)20%、期末試験40%から総合
的に行います。
〔評価の基準及びスケール〕
A:80 点~100 点
B:70 点~79 点
C:60 点~69 点
D:50 点~59 点
F:50 点以下
〔教員としてこの授業に取り組む姿勢と学生への要望〕
授業は段階的に構成されていますので、遅刻・欠席はしないこと。また、授業中には抜き打ち小テストを実施しますの
で毎週復習を行い、新しく出た単語や重要な文法事項は必ず覚えておいてください。なお、授業について皆さんからの
要望等があったら積極的に発言してください。最大限に応えていくつもりです。韓国語だけでなく、韓国の文化や社会に
関心のある人、大歓迎です。
第1回
授業スケジュール
テーマ(何を学ぶか):オリエンテーション
内 容:授業についての概略、今後のスケジュール等の確認
第2回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):復習
内 容:文字の読み方、イントネーション等の確認
第3回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):動詞・形容詞の活用と目的の表現
内 容:動詞・形容詞のです・ます形、なかでも「ヨ形」、ならびに目的の表現について学ぶ
第4回
教科書・指定図書 第 8 課 スーパーでよく買います
テーマ(何を学ぶか): 同上
内 容: 練習問題、ワンポイント会話
第5回
教科書・指定図書 第 8 課 スーパーでよく買います
テーマ(何を学ぶか):「~です」と数字①(漢数字)
内 容: 「~です」の表現と漢数字を覚える
第6回
教科書・指定図書 第 9 課 1 万ウォンです
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容: 演習問題、ワンポイント会話
第7回
教科書・指定図書 第 9 課 1 万ウォンです
テーマ(何を学ぶか):数字②(固有数詞)
内 容:漢数字とともに固有数字とその使い方を学ぶ
教科書・指定図書
第 10 課 今、何時ですか?
第8回
テーマ(何を学ぶか): 同上
内 容: 練習問題、ワンポイント会話
第9回
教科書・指定図書 第 10 課 今、何時ですか?
テーマ(何を学ぶか):敬語
内 容:敬語の表現と特殊例を学ぶ
第 10 回
教科書・指定図書 第 11 課 日本語を話されますか
テーマ(何を学ぶか):否定の表現①
内 容:動詞・形容詞の否定形について学ぶ
第 11 回
教科書・指定図書 第 12 課 バスは行きません
テーマ(何を学ぶか):映画を通じた異文化コミュニケーション
内 容:映画鑑賞
第 12 回
教科書・指定図書 なし
テーマ(何を学ぶか):映画についての討論
内 容:映画の内容を基に日本と韓国の文化・社会の共通点と相違について議論する
第 13 回
教科書・指定図書 なし
テーマ(何を学ぶか):過去形
内 容:動詞・形容詞の過去形について学ぶ
第 14 回
教科書・指定図書 第 13 課 いつ韓国に来ましたか
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 15 回
教科書・指定図書 第 13 課 いつ韓国に来ましたか
テーマ(何を学ぶか):勧誘の表現
内 容:勧誘の表現について学ぶ
第 16 回
教科書・指定図書 第 14 課 一緒にお昼を食べましょう
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 17 回
教科書・指定図書 第 14 課 一緒にお昼を食べましょう
テーマ(何を学ぶか):現在進行形
内 容:現在進行形について学ぶ
第 18 回
教科書・指定図書 第 15 課 パーティーの準備をしています
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 19 回
教科書・指定図書 第 15 課 パーティーの準備をしています
テーマ(何を学ぶか):否定の表現②
内 容:動詞の可能形とその否定形について学ぶ
第 20 回
教科書・指定図書 第 16 課 何も食べられませんでした
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
教科書・指定図書 第 16 課 何も食べられませんでした
第 21 回
テーマ(何を学ぶか):願望の表現
内 容:願望とお願いの表現について学ぶ
第 22 回
教科書・指定図書 第 17 課 陶磁器が見たいです
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 23 回
教科書・指定図書 第 17 課 陶磁器が見たいです
テーマ(何を学ぶか):映像テクストによる異文化コミュニケーション
内 容:映画鑑賞
第 24 回
教科書・指定図書 なし
テーマ(何を学ぶか):映像テクストについての討論
内 容:映像テクストを中心に日本と韓国の文化・社会の共通点と相違について議論する
第 25 回
教科書・指定図書 なし
テーマ(何を学ぶか):許可と禁止
内 容:許可と禁止の表現について学ぶ
第 26 回
教科書・指定図書 第 18 課 写真を撮ってもいいですか
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 27 回
教科書・指定図書 第 18 課 写真を撮ってもいいですか
テーマ(何を学ぶか):当為の表現
内 容:当為と意志の表現について学ぶ
第 28 回
教科書・指定図書 第 19 課 帰国しなければないけません
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
第 29 回
教科書・指定図書 第 19 課 帰国しなければないけません
テーマ(何を学ぶか):様々な表現
内 容:推量・意志・未来の表現について学ぶ
第 30 回
教科書・指定図書 第 20 課 手紙を書きますよ
テーマ(何を学ぶか):同上
内 容:練習問題、ワンポイント会話
試験
教科書・指定図書 第 20 課 手紙を書きますよ
期末テスト