地域社会と経済

〔科目名〕
〔単位数〕
地域社会と経済
〔担当者〕
野呂 拓生
〔科目の概要〕
2 単位
〔オフィス・アワー〕
時間: 講義時間中に指示
場所: 1204 号室
〔科目区分〕
専門
[email protected]
地域社会と経済活動は切り離せない関係にある。しかし、その関係性の本質は深く調べ、考えなければ見えてこな
い。本講義は、経済学をベースに、地域社会と経済の関係性を探るための基本的な考え方を提示する。これにより、今
後の学びにおいて地域を的確に分析するための基礎力を獲得することができる。
具体的には、まず国・地域経済にかかわる基本概念を学ぶ。その過程では、データや実例、および実験を導入する。
基本概念を手に入れた後、地域を取り巻く現状・課題の具体例を示しながら、地域における各種経済活動を体系的に理
解していく。
本講義により、地域経済の現状と課題を自らの問題として把握することができ、今後の学びの中で直面するであろう
「地域経済の活性化策」、「地域発のイノベーション」などについて、主体的に考えることができるようになる。
〔「授業科目群」・他の科目との関連付け〕・〔なぜ、学ぶ必要があるか・学んだことが、何に結びつくか〕
地域に生きる我々にとって、地域と経済の関係性、その基礎を習得することは必須である。そして本講義で学んだ基礎
知識は、今後の学びに加え、実際に地域で活動する際の指針になるはずである。
〔科目の到達目標(最終目標・中間目標)〕
経済的な考え方を自分のものにし、今後の学びの基礎とする。
思い込みではない、客観的視点で地域経済を分析できる基礎力を身に着ける。
〔学生の「授業評価」に基づくコメント・改善・工夫〕
できる限りわかりやすく、応用可能性を実感できる講義を心掛ける。
〔教科書〕
特に定めない
〔指定図書〕
特に定めない
〔参考書〕
必要な場合は別途指示
〔前提科目〕
な し。
〔学修の課題、評価の方法〕(テスト、レポート等)
授業への参加(出席・複数回の授業内の課題)およびレポートによる評価を行う。
〔評価の基準及びスケール〕
A:80%以上
B:70〜79%
C:60〜69%
D:50〜59%
F:50%未満
〔教員としてこの授業に取り組む姿勢と学生への要望〕
・フロアとの対話を重視した講義を目指す。
・できる限りの具体事例をもとにした講義により、理解を助けることを目指す。
・地域の発展のためには、関心と参加が第一歩となる。学生諸君には、授業準備、授業中の課題、レポートも含めた積極
的な参加を望む。また、新聞記事等による日常的な情報収集を勧める。
第1回
授業スケジュール
テーマ(何を学ぶか):地域における経済とは何か、その概略について
内 容: 講義のイントロダクション
第2回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):経済にかかわる基本的な概念について
内 容: 今後の学びのベースとなる概念を紹介する。
第3回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):地域と市場(1)
内 容: 市場の概念と地域との関係性を考える。
第4回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):地域と市場(2)
内 容:引き続き、市場の概念と地域との関係性を考える。
第5回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):人口と地域経済
内 容: 人口変動と地域経済の関係性を考える。
第6回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):経済成長と地域
内 容: 経済の成長と地域との関係性を考える。
第7回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):不平等と地域(1)
内 容: 地域における不平等を考える。
第8回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):不平等と地域(2)
内 容: 引き続き、地域における不平等を考える。
第9回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):事業創造と地域経済
内 容: 地域における事業創造の在り方を考える。
教科書・指定図書
第 10 回
テーマ(何を学ぶか):海外と地域経済
内 容:海外との取引と地域経済の関係性を考える。
第 11 回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):情報と地域経済
内 容: 情報が地域経済にどのような影響をおよぼすのかを考える。
第 12 回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):観光と地域経済
内 容: 地域経済において重要テーマとされる観光について考える。
第 13 回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):災害と地域経済(1)
内 容: 災害と地域経済の関係について実例をベースに考える。
第 14 回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):災害と地域経済(2)
内 容: 引き続き、災害と地域経済の関係について実例をベースに考える。
第 15 回
教科書・指定図書
テーマ(何を学ぶか):まとめ
内 容:講義のまとめ
試 験
教科書・指定図書
期末レポート