平成 26 年度事業計画書 タクシー無線の一層の利便の向上と有効利用及び高度利用を目指し、次の施策を積 極的に進めます。 1 組織の充実・強化 (1) 「携帯 IP 無線システム」や「MCAシステム」を配車業務に利用する事 業者にも、会員として留まるよう要請すると共に、こうした会員を包含し た協会の組織活動のあり方を検討するため協会の専門委員会の一つとし て「携帯 IP ネットワーク等対応委員会」を設置し、全国自動車無線連合 会の「全国 IP 組織委員会」と連携しながら共存共栄の道をさぐります。 (2) 本部事務局―支部事務局間の意思疎通、情報交換を円滑にし、相互に連携 して会員本位の組織運営に努め、会員の結集を図ります。 2 デジタル移行の推進 平成 28 年 5 月 31 日まで 2 年を余すのみとなっており、全国自動車無線連合会 と連携してデジタル移行を推進します。 (1) 協会、無線機メーカー(ディーラー)、行政当局による三位一体の取り組 みとなるよう努めます。 (2) 日本政策金融公庫の「デジタル化低利融資制度」及び厚労省の「高齢者雇 用安定化助成金制度」を積極的に活用します。 (3) 会報「九州タクシー無線」 、その他、 「周知会・勉強会」等を通じて周知啓 発を行います。 (4) デジタル情報の入手と提供を積極的に行います。 (5) デモ機の展示・説明会の開催、講演会の開催等を計画します。 (6) 総務省及び国土交通省に対し、「デジタル化支援施策の実施」を建議しま す。 (7) 無線機メーカーに対して低廉な無線機の製造と提供を要請します。 (8) その他、「全自無連デジタルタクシー無線普及推進委員会」の方針を実践 します。 3 無線局の免許可等対策 (1) タクシー無線をより便利に、より効果的に使用したいという会員の要望は 忠実に行政に届け、周波数割り当て等で可能な限り会員の要望が実現する よう努めます。 (2) 申請書類の下見・点検、作成に関する助言・指導等を適切に行い、申請事 務の円滑化に務めます。 (3) 平成 27 年の再免許に際しても、会員の再免許経費負担を軽減するため、 電子申請の代理を行います。 4 無線局の適正管理 (1)無線従事者対策 無線局の日常的な運用管理は、無線従事者が行っています。 無線従事者の適正配置を図るため、無線従事者養成講習会の周知等を行 います。 (2)再免許申請の確実な実施 再免許申請失念による免許失効等がないよう対象会員に対し「再免許通 知」を行うと共に、支部事務局と連携して申請状況をチェックし、指導し ます。 (3)定期検査の 100%実施 定期検査の指定をうけた基地局の免許人(会員)に対し、会報を通じて 周知すると共に確実に受検するよう支部事務局と連携して指導します。 5 無線局の効果的・効率的利用の促進 (1) 配車業務の効率化のためGPS-AVM方式の普及を図ります。 (2) 業務の効率化と電波の有効利用のため、共同配車システムの普及を図り ます。 (3) 混信妨害、雑音妨害等に関しては九州総合通信局と協力して、その排除 に努めます。 6 広報活動 当協会の会報誌「九州タクシー無線」を定期発行し、行政情報、タクシー無線の動 向、周知事項等を掲載するとともに、その充実に努めます。 また、全国自動車無線連合会の会報「タクシー無線」及び「インフォメーション タクム」を配付し、全国情報をお知らせします。 7 防災・防犯協力 社会貢献の一環として、タクシー無線による防災・防犯活動に協力します。 8 他団体への参加 本年度も次の協議会の活動に参加します。 (1) 九州電波協力会 (2) 九州地方非常通信協議会 (3) 九州受信環境クリーン協議会 9 表 彰 タクシー無線に対する事業功労者を表彰します。 10 その他 (1) 会員の慶事又は弔事には慶弔を行います。 (2) その他、会員に必要かつ有益な事業を行います。
© Copyright 2024 ExpyDoc