就職説明会での説明のポイント 岩手大学キャリア支援課 1 説明対象学生は「ゆとり世代」(平成15年生まれまで) 特徴:プライベートを優先,打たれ弱い,自主性がない。 *親や周りの過保護世代(何でも周りがやってくれると 思いがち) 2 学生は,説明会で何が知りたいか? 求人票やHP以外の情報が知りたい!(聞きたい) ① 社風等 事業所様の社風,ビジョン,特徴,魅力,求める人物像 を学生が理解できるよう明確,かつ,簡潔に話す。それに より,学生はある程度事業所様と自分との相性を判断し ます。 ② 安定性(将来性) 本学の学生の特徴として公務員志望者が多いことが 挙げられます。これは裏を返せば公務員は安定しており, 民間企業は不安定であると決めつけた考えから来ている ことから,事業所様の安定性や将来性について話す。 ③ 職場の雰囲気 今時の学生は,出世やお金よりも職場の雰囲気(働き やすさ)を重視する傾向が強いといえます。また,私生活 を犠牲にしてまで働くことに抵抗があります。 ④ 担当する仕事をイメージさせる 学生は仕事の経験がないため,仕事をすることに大き な不安を抱いています。事業者様に採用されたとして, 最初はどんな仕事をするのかがイメージできれば,不安 の解消に繋がります。 ⑤ 研修制度(サポート環境),OB・OGの有無 新入社員に対して先輩や上司がしっかりサポートして くれる環境(孤立させない)なのかや研修制度の情報も 仕事への不安を解消するのに有効です。 また,地方出身学生が多いため,事業所様にOB・OG が一人でもいることで非常に親近感を抱き興味を持ちま す。(OB・OGが同席して説明されることは非常に有効で す。) ⑥ 給料・諸手当,勤務時間・休暇,福利厚生 これらについては,求人票などで採用情報として確認 できますが,休暇は取りやすい環境であるか,女性に配 慮した職場環境であるかや出産・育児に関する福利厚生 制度の有無などに注目しています。 ⑦ 離職率 「ブラック企業」のように働くことに対してマイナスな イメージの言葉には敏感です。特にブラック企業には敏 感で,離職率が見分ける項目の一つとされていることか ら,是非,ご説明ください。 ⑧ その他 採用担当者からの説明では上記の他に学生は,説明 者のプレゼンの仕方をよく見ています。生き生きとして いるか身なりは清潔かなど,説明者を事業所様の代表者 として捉え,事業所の雰囲気を推測しています。 また,説明では事業所のパンフレットだけを使用して 行うのではなく,電子機器を使用したプレゼンや製品を 見せたり触らせたりするなど,魅せる工夫をすることが 大切です。説明の善し悪しが学生の興味に直結します。
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