資料 2 第1回 豪雨災害時避難行動検討会議(H26.12.2)における主な意見 〔 勧告・指示など避難情報に関すること 〕 ・ 避難勧告を判断するため、雨量や河川水位など、以前より詳しいデータが入るようになり、情報 ツールが増えている。 ・ ダムの放流量、各地点での川の水位を確認・分析し、内水の水量も予測することが重要。 ・ 土砂災害の場合、メッシュデータの活用が役立つ。 ・ ・ ・ 気象台では、自治体向けの情報提供システムがあり、このデータの活用が必要。 自治体が、う まくデータを利用することが重要。 避難所を準備してから、避難勧告を出した。 夕刻に、避難勧告を出すと二次災害になる。 空振りを恐れず、時間にゆとりを持って、相当早め に避難情報を出すことが課題。 ・ 全域に避難勧告を出すことは、住民が避難することの妨げとなる。 ・ 各市町村でそれぞれ状況が違い、気象警報だけで一律に判断するのはむずかしい。 〔 住民への情報提供に関すること 〕 ・ ケーブルテレビ、メールなどあらゆる手段で情報を送った。 映像を送ったことも有効であった。 ・ 情報社会であるが、高齢者や障がい者は情報を見ていない。 ・ テレビを見ていない方のため、ツイッター、Lアラート、ホームページなど行っている。 ・ 台風は5日先の情報まで分かるようになったので、気象予報士が、注意点を早めに伝えている。 ・ 逃げること、備えることのほか、「かつて何年前の台風の状況」も説明にしている。一方で、過去 の例を言うと安心させる情報となる場合がある。 ・ どこですごい雨が降ってくる、逃げなさいという情報をプッシュするシステムが必要。 ・ 地域のソーシャルな関係の中で、SNSで呼びかけることが必要 〔 住民の意識、避難行動に関すること 〕 ・ 過去に危険があった人しか避難しなかった。 避難勧告に従っていただけない。 ・ 自分の家は心配ないという住民を、強制的に避難をさせるのはむずかしい。 ・ 大丈夫だろうという人の背中を押すことが必要。 ・ 逃げない人は、大丈夫と思い込んでいるが、一方で、勧告疲れもある。 ・ 新興住宅地では、土地の様子が分からない人が増えている。 ・ 昨年8月から特別警報が始まった。 特別警報でないから大丈夫という機運は問題。 ・ 特別警報が発令時は、逃げられない状態となっている。 発令前にどうするのかが重要。 ・ それぞれの家で、どんな方がいるのか地域で把握しておくこと。 これには、自主防災組織や消 防団の活動が必要。 ・ 消防団が、高齢者や障がい者を、1軒1軒、戸別訪問した。 ・ 避難情報を実感していただくことこそ、避難の後押しとなる。 ・ あの人が逃げると逃げなければいけないと思わせる率先避難人、キーパーソンが有効。
© Copyright 2024 ExpyDoc