仕様書 - 茨城県立医療大学

大学実験排水及び病院検査排水処理設備保守点検業務委託仕様書
本仕様書は大学実験排水及び病院検査排水処理設備保守点検業務委託に適用し,この仕様書において茨城県
立医療大学を甲,保守点検業務委託の受託者を乙と呼ぶ。
すべての契約図書は,相互に補完するものとする。但し,契約図書間に相違がある場合の優先順位は,次の
(1)から(4)の順番とする。
(1) 契約書
(2) 甲からの指示書
(3) 本仕様書
(4) 共通仕様書(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「建築保全業務共通仕様書(平成 25 年度版)」)
第1 業務実施の原則
乙は、契約書及び仕様書等に基づいて業務を誠実に実施しなければならない。
第2 事故防止の処置
乙は、業務実施にあたって危険な場所には必要な安全処置をし、業務を行う場所へ第三者が立入るおそ
れのある場合には立入禁止の処置を講じ、事故防止に努めるものとする。
第3 業務実施時間
乙は、原則として甲の勤務時間内に業務を行うものとする。ただし、緊急時の対応についてはこの限り
でない。また、日程については事前に甲乙協議して決定するものとする。
第4 養生
乙は、業務実施にあたって、既設の施設等を損傷するおそれのある場合は、必要な養生を行うものとす
る。また、業務中に既設の施設等に損傷またはその他損害を与えた場合は、すべて復元補償を行うものと
する。
第5 業務上の疑義
契約書及び仕様書に記載されてない事項並びに業務実施中に生じた疑義については、甲乙協議して決定
するものとする。
第6 報告書等の提出
乙は、下記の書類を甲に提出し確認を受けるものとする。
(1)現場代理人通知書(契約時提出)
1部
(2)年間工程表(契約時提出)
1部
(3)実施工程表(着工10日前)
1部
(4)作業員名簿(着工10日前)
1部
(5)業務完了届(点検終了後)
1部
(6)点検報告書(点検終了後)
1部
第7 保守点検対象設備
別表1のとおり。
第8 保守点検内容
(1)保守点検形態
乙は,定期的(日常的な)な巡回日を事前に定め(点検周期は4回/月とする。
)
,実験排水及び病院
検査排水処理設備の機械・電気設備の保守点検,中和槽及び薬品貯留槽等の処理管理機能,水質管理
及び薬剤の補給等の業務を行い,排水処理の目的を達成するものとする。
(2)保守点検作業内容
別表2の保守点検作業基準に示す内容及びその他必要な点検
(3)処理水質
乙は,実験排水の水質が PH4~10 のとき,処理水質を PH6~8 に保つよう処理を行うものとする。
(4)保守点検要領
①乙は,甲の指示に従い,大学及び付属病院の運営に支障のないよう保守点検を実施するものとする。
②乙は,保守点検実施に当たって,危険な場所には必要な安全処置を講じ,事故発生を防止しなけれ
ばならないものとする。
③乙は,保守点検に当たって,既設の施設等を損傷する恐れのある場合は,必要に応じ養生を行い業
務を遂行しなければならないものとする。
④乙が保守点検中に建築物及び設備等に損傷またはその他損害を与えた場合は,すべて復元補償を行
うものとする。
⑤乙は,突発的な故障など緊急時の対応のため,24時間365日甲と連絡できる体制を整えるもの
とする。
(5)交換部品
交換部品については,甲が支給するものとし,乙は別表2に基づいて交換を行うものとする。
第9 電力及び水等の支給
保守点検時に必要な電力,水,および排水処理に用いる薬剤は,甲が支給するものとする。
第10 その他の事項
(1)乙は,上記の点検の他,設備の故障及び処理水質の異状等により甲の要請があった場合は,速やか
に点検調整にあたるものとする。
(2)点検結果及び故障等により部品を交換する必要が生じた場合は,軽消耗部品については本業務に含
むものとし,それ以外のものについては甲が部品を支給するものとする。
(3)上記(2)で対応できない程度及び内容の故障である場合は,甲乙協議のうえ処理するものとする。