官民合同研修 維持管理コース『水質管理Ⅲ』専攻の

官民合同研修 維持管理コース『水質管理Ⅲ』専攻の開講について
日本下水道事業団の研修業務の運営にあたりましては、日頃から格別のご支援、ご協力を賜り厚
く御礼申し上げます。
このたび、下水処理施設において水処理、汚泥処理等の維持管理を担当する方を対象として『水
質管理Ⅲ』専攻を開講することとなりましたので、ご案内申し上げます。
日本下水道事業団研修センターでは、水質関係の研修として、水質管理Ⅰ、水質管理Ⅱ、水質管
理Ⅲの3専攻を実施しております。各専攻の内容は次の通りです。
水質管理Ⅰ:処理場の維持管理に必要な項目の分析手法の学習
( 10月12日(水)~21日(金) 10日間)
水質管理Ⅱ:窒素、りんの処理管理に必要な理論と、微生物検鏡による反応タンク管理手法の
学習
( 11月 7日(月)~11日(金)
5日間)
水質管理Ⅲ:水質実習、脱水実習で得られたデータを用いた演習と、異常流入水による処理への
影響の学習
(
6月13日(月)~17日(金)
5日間)
水質管理は、下水道の重要な目的である公共用水域の水質保全を達成するための、非常に重要な
ファクターであることはいうまでもありません。それのみならず、処理場の効率的な維持管理を達
成するための、重要なファクターでもあります。一方で、水質管理は単に各プロセスの水質項目を
分析して結果を得るだけのものではありません。さらに効率的な維持管理、運転管理は、単に水処
理だけをオペレートするのではなく、水処理で排除された汚泥の処理までオペレートして初めて実
現するものです。
本専攻では、そうした効率的な維持管理、運転管理の基準となる平常時の水処理の他、高負荷の
流入水による処理の不全、毒物による活性汚泥の死滅の3パターンについて回分実験を行うととも
に、そこから得られる水質分析値から正常と異常の判断方法を学習いたします。
また、汚泥処理のメインプロセスともいえる脱水について実習し、処理場全体の固形物収支を作
成し、作成した収支図をどのように評価するか学習いたします。
処理場の水質管理、汚泥管理、運転管理を総合的にとらえて学習する本専攻への、積極的な参加
をお待ち申し上げております。
カリキュラムは次頁の通りです。
参加申し込み方法等詳細につきましては、下水道研修 参加募集案内(平成 28 年度)または地方
共同法人日本下水道事業団ホームページ(http://www.jswa.go.jp/)をご参照ください。
問合先 〒335-0037 埼玉県戸田市下笹目5141
地方共同法人日本下水道事業団 研修センター 研修企画課
電話:048-421-2692
FAX: 048-422-3326
●維持管理コース
『水質管理Ⅲ』
5日間
【官民合同研修】
1.対象者
処理場の水処理、汚泥処理の管理に携わる人
水処理、汚泥処理のしくみを理解し、処理場の維持管理業務を深く知ることが
2.目 標
できる。水処理実験や汚泥脱水実習により実践な水質管理技術が習得できる。
3.日 時
6月13日(月)~6月17日(金)
4.実施場所 日本下水道事業団 研修センタ-
埼玉県戸田市下笹目 5141
5.受講料
139,700円
6.カリキュラム
研修日 曜日
教 科 名
時間
内
容
開講式及びオリエンテーションならびに研修
1 日目 月 開講式、教科内容の説明
0.5
教科内容の説明
水質管理と管理指標
2 管理指標についての解説
実習準備
1.5 実習について準備解説
2 日目 火 水質実習と水処理実験
7 実下水、活性汚泥について、日常維持管理項
目について分析するとともに、異なる条件を
3 日目 水 水質実習と水処理実験
7 設定した水処理実験を行う
実汚泥を用いて調整等の条件を変えた汚泥脱
4 日目 水 脱水実習
7
水実習
水質管理演習~運転計画作
実習結果を用いて運転計画の作成についてグ
5 日目 金
3.5
成とグループ検討
ループ検討及び演習を行う
修了式
0.5 修了式
・水処理施設運転計画の作成の考え方が理解できます
・委託者および受託者が共通の水質管理技術をもつことは、処理場の適正な管理に繋がります。