ケトコナゾール製剤 会社名 クリーム 添加物 包装 性状 ローション 添加物 包装 性状 備考 【製造販売元】 ヤンセンファーマ ニゾラール クリーム2% 1,3‐ブチレングリコール、セタノール、D‐ソルビトール、中鎖 脂肪酸トリグリセリド、ハードファット、モノステアリン酸ソルビ 10g×20本 白色の均一なクリーム剤。 タン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチ 10g×50本 ㏗:資料なし レンセチルエーテル、乾燥亜硫酸ナトリウム、シリコン樹脂 ニゾラール ローション2% ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリルアルコー ル、スクワラン、モノステアリン酸グリセリン、ポリオキ シエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレンセ チルエーテル、酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキ 10g×10本 シトルエン、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオ キシ安息香酸メチル、キサンタンガム、1,3‐ブチ レングリコール 【製造販売元】 岩城製薬 ニトラゼン クリーム2% 白色のクリーム剤で、においはな セタノール、プロピレングリコール、中鎖脂肪酸トリグリセリ ド、ポリソルベート80、ポリソルベート60、ステアリン酸ソル 10g×10本 いか、又はわずかに特異なにお ニトラゼン ビタン、エチルパラベン、ブチルパラベン、エデト酸Na、 10g×50本 いがある。 ローション2% ㏗:7.4~8.4 亜硫酸Na、㏗調節剤、その他1成分 流動パラフィン、セタノール、中鎖脂肪酸トリグリ セリド、1,3‐ブチレングリコール、ポリソルベート80、 10g×10本 ポリソルベート60、ステアリン酸ソルビタン、メチル 10g×50本 パラベン、ブチルパラベン、エデト酸Na、亜硫 酸Na、㏗調節剤、その他1成分 白色のローション剤で、に おいはないか、又はわ ずかに特異なにおいが 特になし。 ある。 ㏗:7.0~8.5 【製造販売元】 東光薬品工業 【発売元】 ラクール薬品販売 【販売元】 日医工 ケトパミン クリーム2% グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、流動パラフィン、セタ 10g×10本 白色のクリームで、においはない。 ケトパミン ノール、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシル、 10g×50本 ㏗:資料なし 外用液2% 亜硫酸Na,パラベン 八アセチルショ糖、エタノール、プロピレングリコール、 BHT、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、マクロ 10g×10本 ゴール、ヒドロキシプロピルセルロース ※ケトパミン外用スプレー2%規格有り。 無色透明の液剤で、特 (主に頭皮への使用の簡便性を考慮し、 異な芳香を有する。 ケトコナゾール製剤では初めてとなる外用 ㏗:資料なし スプレーを開発・・・IFより。) 【製造販売元】 前田薬品工業 【発売元】 共和薬品工業 プルナ クリーム2% クロタミトン、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、ポ 10g×10本 リオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン 硬化ヒアシ油40、ラウロマクロゴール、中鎖脂肪 酸トリグリセリド、濃グリセリン、エデト酸ナトリウム 水和物、カルボキシビニルポリマー、カルメロースナ トリウム、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキ シ安息香酸メチル、クエン酸水和物、㏗調節 10g×10本 剤 わずかに特異なにおい がある白色の乳剤性ロー 同じ工場の可能性。 ション剤。 ㏗:資料なし 【製造販売元】 日本ジェネリック株式会 社 プルナ クロタミトン、ステアリルアルコール、ポリオキシエチレンセチル 10g×10本 10g×50本 ローション2% エーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノ ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、濃グリセ ほとんどにおいのない白色のな リン、エデト酸ナトリウム水和物、カルボキシビニルポリ めらかなクリーム状の軟膏剤。 マー、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香 ㏗:資料なし ケトコナゾール ケトコナゾール 酸メチル、ポリソルベート60、クエン酸水和物、㏗調節 10g×10本 ローション2% クリーム2% 剤 「JG」 「JG」 白色のローション剤。 ㏗:資料なし 採用 ◎ 『ケトコナゾール製剤におけるジェネリック採用評価』 ※先発医薬品と同じ添加物のジェネリック製剤は無かった。 ○『ケトパミン(販売元:日医工、発売元:ラクール)』について。 ・「外用液2%」は、粘稠度がかなり低い為に液が垂れやすく、またエタノール臭が強かった。よって先発医薬品から変更した場合、性質が随分と異 なることから、おそらく患者様は戸惑うと思われる。 ・新しい剤形として「スプレー」タイプを発売したのは「ケトパミン外用スプレー2%」のみ。 ・「主に頭皮への使用の簡便性を考慮し、ケトコナゾール製剤では初めてとなる外用スプレーを開発。(IFより)」とあるが、説明書の通り数cm の距離からの噴霧では、髪の毛が邪魔になるのではないか? ・また、『頭皮への使用の簡便性を考慮し』とIFに記載されているが、説明書の図は足の裏である。上記と合わせて意図がよくわからない。 ・とは言え、新しい剤形開発を試みている事は評価すべき点である。 ○『プルナ(発売元:共和薬品工業、製造販売元:前田薬品工業)』と『ケトコナゾール「JG」(製造販売元:日本ジェネリック株式会社)』につ いて。 ・同じ工場で作られている可能性がほぼ確定である。どちらかをあえて選ぶとしたら、唯一異なる包装規格の比較から、「プルナ」か。 〇最終的に、「ケトパミン」・「プルナ」・「ニトラゼン」の”クリーム剤””ローション剤(液剤)”について職員10名で使用感を評価。大差で 「ニトラゼン」に軍配が上がった。 〇以上から、当薬局においては『ニトラゼンクリーム2%』『ニトラゼンローション%』をジェネリックの第一選択薬とする。 とくりん薬局 資料作成日:H27.2.7 資料更新日:H27.2.7 担当:牧野 唯右
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