豊かな長寿社会コンソーシアム設立趣意書 (PDF 100.3KB)

豊かな長寿社会コンソーシアム設立趣意書
少子高齢化の急速な進行により世代間の人口バランスは、大きく変化してい
ます。そのため、従前から運用されている社会の仕組みが充分に機能しなくな
ることが危惧されており、現在は次の時代の社会の仕組みをつくりだす過渡期
にあります。人口構成の中で大きな比重を占める団塊の世代が後期高齢者(7
5歳以上)になる平成37年(2025年)まで10年に迫った今、次の時代
の社会の仕組みを検討し、まちづくりを進めていくことが喫緊の課題となって
います。
日本人の平均寿命は、大幅に延伸し、人生90年時代と言われておりますが、
茅ヶ崎市では、寿命の延伸に伴い増えた人生の時間をできるだけ健康で、生活
の質を確保しながら過ごすことができる社会、つまり長寿であることを単に寿
命の量的な部分だけでとらえるのではなく、寿命の質的な部分と量的な部分の
双方からとらえ、それらが充実した社会を豊かな長寿社会と定義し、その実現
に向けた取り組みを推進しています。
豊かな長寿社会を効果的、効率的に実現するためには、行政だけでなく地域
で主体として活動している市民や市民が組織する団体、サービスや商品を提供
する民間企業や医療・福祉事業者、他地域で得られた知見や技術を提供する研
究機関(大学)、それぞれの主体が目標とする社会像とその実現に向けそれぞれ
が担うべき役割を共有したうえで、相互に連携した取り組みを進めていく必要
があります。
茅ヶ崎市は、多様な主体が一体となって豊かな長寿社会に向けたまちづくり
を進めるため「豊かな長寿社会コンソーシアム」を設立します。このコンソー
シアムでは、各主体間での情報共有、意見交換を積極的に進め、各主体が持つ
知恵や能力を出し合いながら、豊かな長寿社会を実現するために必要な民間サ
ービス、市民活動、行政サービスを創出していきたいと考えております。皆様
には本コンソーシアムの設立趣旨にご賛同いただき、今後の活動にご支援、ご
協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成27年3月
茅ヶ崎市