保健だより 11月号 前橋市立前橋高等学校 保健室 インフルエンザ流行!予防対策万全に!! 気温がだいぶ低くなり、冬の到来間近ですね。寒さが厳しく乾燥する季節と言えば、 インフルエンザの季節です。前橋市内、高崎などでは、インフルエンザによる学級閉 鎖が出ています。インフルエンザの流行期には、高熱が出たらまず“インフルエンザ” を疑って、なるべく早くかかりつけ医を受診する ことが大切です。比較的簡単に早期診断ができ、 受験生は体調管理 特効薬で早期回復します。 に気をつけて! ★インフルエンザについて インフルエンザは一般的にかぜといわれている普通感冒より症状が強く、肺炎や脳 炎などの合併症もおこしやすいので、かぜと区別して考える必要があります。 症状は、突然の発熱や咳(せき)、のどの痛み、倦怠感(だるさ)など。鼻みず、鼻 づまりや頭痛なども見られます。 ■予防はなんと言っても、手洗いとうがい! ■現在インフルエンザには、A型に2つ、B型に1つ合計3つのタイプがあります。 毎年12月から3月を中心に流行しますが、3つの型があるため複数回罹かること もあります。また、一度罹かっても終生免疫を獲得することができないため、毎年 罹かる危険性があります。潜伏期間は3日前後です。 ■発熱やせきなどインフルエンザ様症状があった場合には、必ず医療機関を受診し てください。検査して陰性だった場合でも、受診した日は公欠扱いとなります。 感染拡大予防のためにも、無理を して登校せず、まわりの人のことも 考えた行動をしましょう!また、せ きやくしゃみをするときはハンカ チやティッシュで口と鼻を覆った り、マスクを着用するなど“せきエ チケット”も心がけてくださいね! インフルエンザは 発病後5日間は出席 停止です。 感染性胃腸炎にも要注意 ~お腹にくる風邪~ 感染性胃腸炎(流行性嘔吐下痢症)は、ウイルスなどが原因となって発症する胃腸 炎のことです。「感染性胃腸炎」は、これらウイルス性胃腸炎の総称です。 感染性胃腸炎の症状は、個人差もありますが、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、発熱など。 ★感染経路★ 学校などでは集団感染するケースもあります。感染経路はほとんどが経口感染です が、ウイルスが大量に含まれる便や嘔吐物から人の手などを介して起こります。 ★大切なこと★ 水分補給が大切です。特別な治療法はなく、症状を軽減するための処置(対症療 法)が行われます。大切なことは、予防!手を洗うことです。特に排便後、また調 理や食事の前には石けんと流水で十分に手を洗いましょう。 万が一に備え、嘔吐物処理キットが、各教室棟のトイレ保健室前廊下・職員 室・体育管理室にあります。感染を拡げないためにも、速やかに対応しまし ょう。 感染拡大を防ぐために・・・ 空気清浄機(加湿器)を活用しよう! 毎日の管理は日直の仕事です。 教室の換気と保湿対策は、感染症を拡げないように 効果あり! エイズメッセージパネルを展示しました♪ 2014世界エイズデーテーマ“AIDS IS NOT OVER~まだ終わっていない~ ” テーマの趣旨を理解して、一人一人が書いたメッセージとレッドリボン(エイズ とともに生きる人々を差別しない、エイズに関して偏見をもっていない)から、素 晴らしいパネルが完成しました。サブアリーナ前に展示してあります。 最優秀賞 3年3組 優秀賞 3 年 5 組、2 年 1 組、1 年 5 組 審査員特別賞 3 年 2 組、2 年 4 組、1 年 4 組 上記の優秀作品は、11/27(木)~28(金)に前橋元気プラザ21で行われる 前橋市世界エイズデーで展示されます。 受験シーズンに役立つ緊張のほぐし方 ~NHK「テストの花道」より~ 適度な緊張状態を維持するためにやってみよう! ★リラックス方法 ① ~筋弛緩法~ 適度な緊張感がある時に、人は最も良いパフォーマンスを発揮できる! リラックスの仕方を知っておこう!! 「緊張」は多くの受験生にとってまさに大敵。試験での緊張は「テスト不安」 という言葉にもなっている。「テスト不安」は、試験に失敗することの恐れ、 合格しなければ、というプレッシャー、友達や親など人からの評価を気にす る気持ち、などによって引き起こされる不安のこと。 集中力が低下し、普段のチカラが出せない原因にもなってしまう。 しかし、有光興記教授(駒澤大学文学部心理学科)によると、緊張状態が あった方がパフォーマンスは良くなるという。緊張の高まりとパフォーマン スの出来をグラフに表すと図のような曲線となる。あまり緊張がない状態 は、寝ているような状態、また緊張が高まり過ぎていると「過緊張」という 状態で、良いパフォーマンスが出来ない。つまり、適度な緊張感がある時に、 人は最も良いパフォーマンスを発揮できる。 両肩に力を入れて鼻から息を吸いながら肩をすくめるように上げる。少しつ らいと思うくらいまで上げるのがポイント。そして 8 秒経ったら、息を吐きな がらおもいっきり全身の力を抜く。2 秒リラックス。これを 2 回。 ★リラックス方法 ② ~4・4・8 呼吸法~ リラックスできる姿勢をとる。背をもたれかけ、手はだらんとする。目はつ ぶる、もしくは斜め下 45 度下を見るどちらでも OK。鼻から息を 4 秒吸う。4 秒息を止める。8 秒かけて口を開けて大きく息を吐く。 緊張してきたなと思う時にオススメ。緊張すると息が荒くなるのは、酸素が入りす ぎているということ。酸素が入ると体は動かしやすくなるが、頭は動かなくなる。 吐く時間長くして、酸素を少しカットすると呼吸がゆっくりとなってくる。 スポーツ心理学の中でも言われている理論です。これは、スポーツ選手の緊張度と 実力発揮度の関係を表しているものです。緊張が高すぎても低過ぎても、実力は発 揮できないというものです。 そのため、スポーツ選手の最も基本となる心理的スキルは、リラクセーション能力 (最適緊張状態へのセルフコントロール)だと考えられています。 休み時間に取り入れて頭も体もリセットしよう! 普段の心拍数(60~70 ぐらい)から 30 未満の上昇であれば“適度な緊張状態” だと言える。30 を超える「過緊張」という状態では、胸がドキドキしたり、息が 苦しくなったり、汗をかいたり、ほかにも口の中がネバネバするという反応が出る。 さらに頭の中が「失敗するんじゃないか」という考えでいっぱいになり、テストが 頭の中に入らなくなる。過緊張状態になると身体にはさまざまな現象が起こる。例 えば、一気に心拍数が上がり、筋肉がこわばってしまう。その時、心拍を下げ、筋 肉の緊張を緩めると、“適度な緊張レベル”に戻せる。 ~緊張をほぐす方法~ 授業を真剣に受ければうけているほど、緊張状態は高くなり、頭も体も疲れます。 緊張をほぐし万全な体調で授業に臨まなくては、良い結果には結びつきません。 そこで! “息を吸いながら、組んだ両手を挙げ、上に上に背筋を伸ばす。これ以上は伸び ないと思ったところから、息をおもいきり吐いて両手を下げる” これはかなり緊張していた状態を和らげ、頭も体もリセットされますよ♪
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