03 高校数学から大学数学へ、そして現代数学へ 選択 開講日 8月 13日(木) 募集⼈員 時間数 50名 6 時間 6,000 円 受講料 履修認定対象職種 教 諭 試験⽅法 担 当 講 師 筆記試験 授業内容 「数学が⼀体何の役に⽴つのか」と⾔われることがあるが、数学が現 代⽂明を築いている科学技術の礎となっていることからして、数学ほ ど役に⽴っている学問はない。しかし、役に⽴つだけではなく、数学 枡⽥ 幹也 ⼤阪市⽴⼤学⼤学院 には⽂化的側⾯がある。数学には、絶妙の調和と美しさがあり、それ 理学研究科教授 に触れたときや、⼀⾒異なるものに意外な関係があることを知ったと きに感動がある。この講義では、初等数学の題材で、⾯⽩く、意外な 数学と結びつくものを紹介する。 主な受講対象者 時限 中学校・⾼等学校の数学教諭 担当講師 授業概要 1限 枡⽥ 幹也 オイラーの公式︓平⾯グラフのオイラーの公式は、簡明であるが、トポロ ジーの発祥と⾔える重要な事実である。また、この公式は意外な事実と結 びつく。その⼀端を紹介する。 2限 枡⽥ 幹也 格⼦の数学︓座標平⾯上の整数点を格⼦点という。格⼦点を頂点とする綺 麗な多⾓形、格⼦点の数え上げに関する事実を紹介する。時間があれば、 これらの⾼次元版を考えてみたい。 3限 枡⽥ 幹也 カタラン数︓カタラン数には200以上の解釈があることが知られている。 このうちの幾つかの解釈を紹介し、カタラン数の⼀般化、⾼次元版を考え る。 4限 枡⽥ 幹也 順列︓順列は現代数学の⾊々なところに登場する。⾏列式を定義する際に も現れ、その際に転位という概念が登場する。ここでは,転位の数え上げ に関する性質を紹介し、未解決問題に触れる。 受講⽣への 本講義では、私が⾯⽩いと感じた数学を感動をもって紹介したいと思います。題材は初等数 メッセージ 学の範疇にあるものですが、現代数学と結びついており、氷⼭の⼀⾓と⾔えるものです。
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