SHASE-S 206-2009 給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説 「衛生器具の設置個数の決定」の概要 6 建物の特性区分及び任意利用形態又は集中利用形態の建物用途 技術要項において用途別衛生器具数の決定がなされている建物用途 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-S 206-2009給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説「衛生器具の設置個数の決定」、pp.207-208 7 利用人員・男女の割合 • 対象とする範囲で,便所に設置する衛生器具の利用人員とその男女の割合は, 適切に予測するものとする。 1.延べ利用人員(例えば1日の入場者数)と,ある時点の滞在人員とは異なる 数字である。 2.建物の立地条件や用途などに応じて適切に修正し,加減する必要がある。 3.複合用途の建物にあっては,用途ごとに算定する。 4.フロアに2箇所以上の洗面所及び便所がある場合には,利用圏,つまり, 受持区域を幾分重複させて人員の算定を行う。 5.時間による人員の変動を考慮する。 6.良好なサービスを必要とする場合には,男女の割合の設定を適宜重複させ て人員の算定を行う。 7.面積の算定においては,床面積と有効面積を混同してはならない。 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-S 206-2009給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説「衛生器具の設置個数の決定」、p.208 8 多段階器具数算定法の概念 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-S 206-2009給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説「衛生器具の設置個数の決定」、p.209 9 レベル1 上限値:ゆとりのある器具数 レベル2 平均値又は最頻値:標準的な器具数 レベル3 下限値:最低限度の器具数 適正器具数の算定条件 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-S 206-2009給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説「衛生器具の設置個数の決定」、p.211 10 事務所の適正器具数 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-S 206-2009給排水衛生設備規準・同解説 技術要項・同解説「衛生器具の設置個数の決定」、p.211 11 SHASE-R 2024 衛生器具の設置個数の決定に関する資料・解説 12 衛生器具の設置個数決定に関わる与条件 出典:空気調和・衛生工学会:SHASE-R 2024 衛生器具の設置個数の決定に関す る資料・解説、p.8 13 アンケート・生活時間調査から見た傾向 • 場所を選び特定の施設での利用者が多い(商業施設>交通施設など) • 多目的・多用途(利用時間が長くなる) • 男性より女性のほうが不便を感じている(利用時間が長いので相応の器具数 が必要、男女比の設定が適切でない場合も) • 男性の方が女性よりも待てない(利用時間が短い、見える) • におい・よごれの少ないトイレを利用する(清潔なほど利用者が多い:待つ) • 小便は「男性<女性」、大便は「男性>女性」の傾向 • 年代が高くなると排泄頻度が高くなる • 排泄間隔は概ね3時間に1回 • 女性は外(自宅、事務所/学校以外)で大便をしない • 拘束される時間が長いほどラッシュが生じる(集中利用) • 滞在時間が長くなると1人あたりの利用回数は増える 14
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