2015/3/11 インフルエンザ流行状況 【2015年第10週(3月2日~3月8日)】 : 概況 ◆2015年第10週(3/2~3/8)の沖縄県全体の定点あたり報告数※1は6.10人で、2週連続で警報終息基準値 を下回っています。 ◆地域別でも、全ての保健所管内で、警報終息基準値を下回りました。 ◆インフルエンザによる入院患者報告※2は4人で、第3週をピークに減少傾向にあります。 ◆B型(山形系統)1株のインフルエンザウイルスが検出されました。(検体採取週:6週) ※1 定点あたり報告数(人/定点)=定点医療機関から報告された患者数を報告医療機関数で割った値 定点医療機関とは、インフルエンザ患者数を毎週報告していただいている県内58か所の医療機関(小児科:34,内科:24)です。 ※2 インフルエンザによる入院患者報告は、県内7か所の基幹定点医療機関より毎週報告いただいています。 インフルエンザは通常、秋から春にかけて流行するため、流行時期にあわせて、9月から翌年8月(第36週~第35週)の 1年間を流行シーズンとしています。 今シーズンや過去の流行状況は、ホームページ(http://www.idsc-okinawa.jp/butainflu.html)をご覧ください。 1 定点あたり報告数の推移 県全体の定点あたりの患者報告数は6.10人で、2週連続で警報終息基準値(定点あたり10人)を下回っていま す。 沖縄県は、1月7日に「インフルエンザ警報」を発令し、注意喚起を図っていましたが、第9週の報告数が警報終 息基準値を下回ったことから、3月4日に警報を解除しました。警報は解除されましたが、インフルエンザB型が増 加傾向にあるため*、引き続き「手洗い・うがい」や「咳エチケット」などに感染予防に努めてください。 【参考】 *インフルエンザの流行状況(第5報)について~警報解除~(健康長寿課:H27年3月4日記者発表) 定点あたり報告数の推移 (沖縄県:2004/2005~2014/2015シーズン) 2004/2005 80.0 2005/2006 2006/2007 2007/2008 2008/2009 2009/2010 2010/2011 2011/2012 2012/2013 2013/2014 2014/2015 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 警報開始 20.0 警報終息 基準値 10.0 0.0 36週 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 定 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 ) 90.0 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 ◆直近10週の全国、沖縄県、保健所管内別報告数 地域別では、全ての保健所管内で警報終息基準値(定点あたり10人)を下回りました。定点あたり報告数は、那覇 市保健所(8.25人)、南部保健所(6.43)、中部保健所(6.35人)の順で多くなっています。 平成27年 疾病名 インフルエンザ (報告数) インフルエンザ (定点あたり報告数) 警報(30人以上) 注意報( 10人以上) 流行の兆し(1.0人以上) 保健所等 \週 北部 中部 那覇市 南部 宮古 八重山 沖縄県 全国 北部 中部 那覇市 南部 宮古 八重山 沖縄県 全国 1 2 155 295 1267 1009 39 62 2827 100117 31.00 14.75 105.58 72.07 9.75 20.67 48.74 21.46 158 1088 1042 1102 100 163 3653 163716 31.60 54.40 86.83 78.71 25.00 54.33 62.98 33.28 1月 3 322 1401 1322 1506 136 230 4917 183087 64.40 70.05 110.17 107.57 34.00 76.67 84.78 37.00 4 5 6 7 2月 8 9 3月 10 208 1386 746 936 137 366 3779 195025 41.60 69.30 62.17 66.86 34.25 122.00 65.16 39.42 198 992 475 663 109 337 2774 144063 39.60 49.60 39.58 47.36 27.25 112.33 47.83 29.11 88 574 316 380 63 195 1616 94107 17.60 28.70 26.33 27.14 15.75 65.00 27.86 19.03 58 299 306 312 46 141 1162 60030 11.60 14.95 25.50 22.29 11.50 47.00 20.03 12.15 50 311 189 211 42 40 843 40817 10.00 15.55 15.75 15.07 10.50 13.33 14.53 8.26 23 159 165 110 17 18 492 29059 4.60 7.95 13.75 7.86 4.25 6.00 8.48 5.88 10 127 99 90 11 17 354 21323 2.00 6.35 8.25 6.43 2.75 5.67 6.10 4.32 2 年齢別報告数 ほぼ全ての年齢層で前週より減少しています。患者報告数は、5-9歳(64人)、1-4歳(46人)、30-39歳(41人)、 40-49歳(41人)の順で多くなっています。 今シーズン累計では、14歳未満が5割を占めています。 年齢別インフルエンザ報告数 【直近5週】 (人) 350 2014/2015シーズン累計 (n=25298) 300 60歳~ 50-59歳 10% 250 0歳 2% 1-4歳 15% 5% 200 40-49歳 8% 150 100 46 50 64 37 41 35 23 10 41 40 17 0 6週 7週 8週 9週 5-9歳 18% 30-39歳 11% 20-29歳 10% 15-19歳 7% 10週 10-14歳 14% 3 インフルエンザによる入院患者 入院患者報告は4人で、最も多かった3週以降、減少傾向です。 今シーズン累計では、361人が報告されており、80歳以上が約5割を占めています。 年齢別入院患者報告数の推移 (人) 80 (人) 200 74 64 70 【2014/2015シーズン累計(n=361)】 172 180 60 160 50 40 年齢別入院患者報告数 【直近10週】 43 42 140 35 26 30 120 29 100 20 9 10 80 11 40 0 1週 2週 3週 4週 5週 6週 7週 8週 9週 10週 1歳未満 1-4歳 5-9歳 10-14歳 15-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 51 60 4 28 20 29 17 27 11 5 2 1 7 11 0 4 インフルエンザウイルス検出状況 B型(山形系統)1株(検体採取週:第6週)が検出されました。 今シーズン累計では、AH3亜型が15株、B型(山形系統)1株が検出されています。 インフルエンザウイルス分離・検出状況 検出数 (株) 2014/2015シーズン累計(n=16) (n=16) B 6% 6 5 4 A(H1)pdm09 AH1 AH3 3 2 1 36週 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 1週 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 0 2014年 9月 10月 11月 12月 2015年 1月 2月 3月 AH3 94%
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