2016/2/10 インフルエンザ流行状況【2016年第05週（2/1～2/7）】：概況 ※「インフルエンザ警報」発令中（2月3日発令） ◆第05週（2/1～2/7）の沖縄県全体の定点あたり報告数※1は42.03人で、警報発令基準値を超えました。 ◆インフルエンザによる入院患者報告※2は23人でした。 ◆定点医療機関でのインフルエンザウイルス型別報告では、A型がほとんどですが、B型も検出されています。衛生環境研究所ではAH1pdm09亜型が検出されています。 ◆咳エチケットや手洗い・うがい、学校や人混みなどでの感染予防に努めてください。～インフルエンザにうつらず・うつさず・（救急医療機関を）つぶさない～救急医療機関に患者が集中すると、緊急を要する患者さんの対応が遅れてしまうこともあります。症状があると感じたら、早めにかかりつけ医へ相談し、受診してください（重症化の症状があったときは、すぐ受診）。 ※１　定点あたり報告数（人/定点）＝定点医療機関から報告された患者数を報告医療機関数で割った値定点医療機関：県内58か所（小児科：34，内科：24）。インフルエンザ患者数を毎週報告。 ※2　インフルエンザによる入院患者報告は、県内7か所の基幹定点医療機関より報告のあったものです。インフルエンザは通常、秋から春にかけて流行するため、流行時期にあわせて、9月から翌年8月（第36週～第35週）の1年間を流行シーズンとしています。今シーズンや過去の流行状況は、ホームページ（http://www.idsc-okinawa.jp/butainflu.html）をご覧ください。１　定点あたり報告数の推移県全体の定点あたりの患者報告数は42.03人で、警報が継続中です。 y インフルエンザ定点当たり患者報告数の過去との比較（沖縄県）シーズ 2005/06 100.00 2006/07 2007/08 90.00 2008/09 ＊警報基準値定点あたり 30人以上（終息基準値は10人未満となったとき）＊注意報基準値定点あたり10人以上 80.00 2009/10 2010/11 2011/12 報 70.00 告数 60.00 （人 50.00 / 定点 40.00 ） 2012/13 2013/14 2014/15 2015/16 30.00 20.00 10.00 0.00 36 38 40 42 44 46 48 50 52 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 週 ※53週あるシーズン（2009/10、2015/16）は52週と53週の平均値を52週のデータとしています。 ◆直近10週の全国、沖縄県、保健所管内別報告数第05週は、県全体および中部・那覇市・南部・宮古保健所管内で警報レベルに達しました。北部・八重山保健所管内は注意報レベルです。平成27-28年 11月１２月１月２月疾病名保健所等＼週 49 50 51 52 53 1 2 3 4 5 インフルエンザ（報告数）北部中部那覇市南部宮古八重山沖縄県全国北部中部那覇市南部宮古八重山沖縄県全国 3 41 3 8 0 0 55 1043 0.60 2.05 0.25 0.57 0.00 0.00 0.95 0.21 18 37 13 6 0 0 74 1690 3.60 1.85 1.08 0.43 0.00 0.00 1.28 0.34 8 23 13 13 0 1 58 2270 1.60 1.15 1.08 0.93 0.00 0.33 1.00 0.46 21 55 47 33 1 2 159 3734 4.20 2.75 3.92 2.36 0.25 0.67 2.74 0.76 46 39 144 120 1 3 353 4290 9.20 1.95 12.00 8.57 0.25 1.00 6.09 0.89 23 164 133 129 15 11 475 9964 4.60 8.20 11.08 9.21 3.75 3.67 8.19 2.02 68 209 206 204 22 0 709 20369 13.60 10.45 17.17 14.57 5.50 0.00 12.22 4.11 48 373 233 346 55 2 1057 52226 9.60 18.65 19.42 24.71 13.75 0.67 18.22 10.56 73 511 512 738 123 32 1989 111738 14.60 25.55 42.67 52.71 30.75 10.67 34.29 22.57 97 621 636 803 210 71 2438 171570 19.40 31.05 53.00 57.36 52.50 23.67 42.03 34.66 インフルエンザ（定点あたり報告数）警報（30人以上）注意報( 10人以上) 流行の兆し（1.0人以上）２　年齢別報告数 1-4歳、5-9歳で多く報告されています。今シーズン累計では、14歳未満が５割を占めています。年齢別インフルエンザ報告数【直近5週】（人） 700 2015/2016シーズン累計 (n=8401) 0歳 2% 590 600 60歳～ 50-59歳 9% 5% 529 500 400 300 40-49歳 8% 256 231 200 184 175 122 175 125 30-39歳 11% 51 100 1-4歳 19% 0 2 1週 3 4 5-9歳 22% 20-29歳 9% 15-19歳 5% 5 10-14歳 10% ３　インフルエンザによる入院患者入院患者報告は23人です。シーズン累計では95人の入院患者が報告されており、9歳未満で43%を占めています。年齢別入院患者報告数年齢別入院患者報告数の推移【直近10週】（人） 25 （人） 30 20 25 15 20 10 15 5 10 0 5 【2015/2016シーズン累計（n=95）】 24 17 14 10 47週48週49週50週51週52週53週 1週 2週 3週 4週 5週 1歳未満 1-4歳 5-9歳 10-14歳 15-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 7 3 8 7 3 2 0 ４　インフルエンザウイルス型別報告・検出状況定点医療機関からの型別報告【05週】　A型1797件、B型462件、不明180件（※検査キット等によるもの）衛研での検出報告　【A(H1)pdm　1株　（検体採取週03週】【シーズン累計：A(H1)pdm9株、H3亜型2株、Ｂ型（山形系統）5株】インフルエンザウィルス型別報告定点医療機関（2015/16シーズン）（検出数：件） 3500 （定点あたり：人/定点） 50.00 2015/2016シーズン累計(n=16) 45.00 3000 42.03 2438 2500 40.00 35.00 B, 31% 30.00 2000 25.00 1500 20.00 1000 15.00 10.00 500 5.00 0 0.00 AH3,… 363738394041424344454647484950515253 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516171819202122232425262728293031323334 H27年9月 10月 11月 12月 H28年1月 A B 2月不明 3月 4月定点当たり 5月 6月 7月 8月 B：山形系統(5) A(H1)pd m09 56%