住友金属鉱山株式会社

住友金属鉱山株式会社
住所
〒105-8716 東京都港区新橋 5 丁目 11 番 3 号
ホームページ URL
http://www.smm.co.jp/
1.会社概要
創業
1590 年(天正 18 年)
設立
1950 年(昭和 25 年)
資本金
932 億円(2014 年 3 月現在)
従業員数
8,628 名(連結 2013 年度)
売上高
8,305 億円(連結 2013 年度) / 6,729 億円(単独 2013 年度)
経常利益
1,144 億円(連結 2013 年度)
事業内容
資源開発、生産管理、生産技術開発・管理、研究開発、プラントエンジニアリング、
/2,098 名(単独 2013 年度)
/
760 億円(単独 2013 年度)
2.会社の特色
当社は住友グループの源流企業として安土桃山時代に銅の製錬からスタートし、400 年以上の歴史を
持つ日本を代表する総合素材メーカーです。「資源」「製錬」「材料」の三つのコアビジネスに集中し、
競争力強化と成長事業への経営資源の集中を推し進め「世界の非鉄リーダー」、
「日本のエクセレントカ
ンパニー」を目指しています。
【資源事業】
住友の礎を築いた別子銅山や現在では国内で唯一稼動している菱刈鉱山で得た技術・ノウハウを活
かし、資源の安定確保のために積極的な海外進出を果たしています。銅事業では、米国のモレンシー
鉱山、ペルーのセロ・ベルデ鉱山、チリのシエラゴルダ鉱山などの権益を取得しています。また、金
事業ではメジャーシェア(資本85%)を持つ米国のポゴ鉱山を開発、操業しています。
【製錬事業】
海外自山鉱と世界に張り巡らされたマイニングネットワークから安定的に調達される鉱石原料と、
世界トップクラスの製錬技術により、安定した高品質の金属素材を提供しています。特にニッケル事
業では、コーラルベイ・ニッケル社(フィリピン)において、低品位ニッケル鉱石を製錬する「HPAL
技術」の実用化を世界に先駆けて成功させました。また、この技術をタガニートプロジェクトにも展
開し、ニッケル生産量 10 万トン/年体制を完成させました。さらに長期ビジョンのターゲットである
15 万トン/年体制に向け、検討を進めています。
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【材料事業】
50 年以上に渡る材料事業の経験を経て、現在は半導体材料や機能性材料を提供しています。機能性
材料事業では、ハイブリッド車向け二次電池の正極材料である「水酸化ニッケル」、携帯電話やパソ
コンの電池材料として使用される「ニッケル酸リチウム」を提供しており、特に「ニッケル酸リチウ
ム」は、電気自動車の二次電池材料に使用されており、今後一層の需要拡大が見込まれています。原
料鉱石の製錬から加工までを一貫して手掛けている強みを活かし、材料製品のさらなる高性能化と安
定供給に取り組んでいきます。
3.先端研究・技術開発・製品開発例の紹介 【ニッケル生産プロセス】
3.1
『 HPAL 』
High Pressure Acid Leach(高圧硫酸浸出)の略。これまで回収が難しいとされていた、酸化鉱から
ニッケルを回収する技術で、当社が世界に先駆け商業ベースでの実用化を行いました。酸化鉱を高温高
圧状態の硫酸と安定的に反応させることにより、高品位のニッケル原料を生産しています。
3.2
『 MCLE 』
Matte Chlorine Leach Electrowinning(マット塩素浸出電解採取)の略。当社ニッケル工場で採用され
ている製造プロセスで、マットおよび MS を高圧化で塩素に溶かし、電解法にて高純度ニッケルを生産
しています。他の製法と比べてコスト競争力がありますが、操業技術は難しく、類似した技術で商業化
している生産者は当社以外には 2 社しかありません。
※マット:金属の硫化物
※MS:ニッケル・コバルト混合硫化物。
コーラルベイ、タガニートで生
産する中間原料。
問い合せ先:
住友金属鉱山株式会社 人事部
E-mail:[email protected]
Tel.03-3436-7821, Fax. 03-3436-7740
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