中期経営計画(平成26年度~平成28年度)

中期経営計画(平成26年度~平成28年度)
(公財)埼玉県公園緑地協会
1 経営方針
(1) 魅 力 あ る 公 園 づ く り と 利 用 者 の 拡 大
特徴を生かした公園づくりの推進と利用者ニーズに応じた
サービスの提供
(2) 県 民 、 地 域 へ の 寄 与 と 連 携 ・ 協 働 の 推 進
県出資法人として県民の期待に応える公益的使命の追求
(3) 経 営 体 質 の 強 化 と 組 織 の 活 性 化
自主的経営基盤の充実と効率的な組織運営
2 経営目標・経営指標
(1) 経 営 目 標
ア 利用者満足度の向上と多彩な公益目的事業の展開
○「感動」を与えるサービスの提供
○利用者ニーズを反映した事業の展開
○花と緑のある公園づくりの推進
○青少年の健全育成等を目的とした教育関連事業やスポー
ツ普及・啓発事業の展開
○ 地 域 連 携 を 推 進 す る 連 携 ・協 働 事 業 な ど 多 彩 な 公 益 目 的 事
業の展開
イ 収益事業の拡大とコストの縮減
○公園利用の促進に資する魅力的な収益事業の実施
○様々な広報媒体を活用した効果的なPR活動の実施
○公共調達改革に取り組むとともに、組織や管理運営方法の
見直しによるコストの縮減
ウ 防災・防犯の推進と利用者の安心安全の確保
○災害に備えた地域や関係機関との連携の強化
○防災活動拠点としての機能を最大限発揮できる施設管理
○防犯指針に従った公園管理
○施設の安全点検や各公園スタッフの救命講習の受講
○警備・監視体制の強化による利用者の安心安全の確保
1
(2)
経営指標
収入及び利用者数
項 目
目標値
平成24年度実績
平成25年度実績
利用料金収入 (百万円)
1,242
1,312
1,307
収益事業収入 (百万円)
632
693
674
有料公園施設利用者数(千人)
6,072
6,050
6,567
(内訳)埼玉スタジアム2002公園
1,200
1,196
1,148
熊谷スポーツ文化公園
495
856
816
こども動物自然公園
868
918
943
その他
3,509
3,080
3,660
※収入の目標値は、平成26年度予算額。
※目標値は、熊谷ドームが使用不可であることを前提に設定。
※金額の数字は全て消費税抜き。
3 実施方策
(1) 利 用 者 満 足 度 の 向 上
《主な取組》
○花と緑の充実した魅力ある公園づくりなど計画的な緑化推
進事業の実施
○公園の特徴と魅力を活かしたイベントの実施
○バーベキュー場、魚釣り場、各種スポーツスクール事業等
利用者ニーズの高い事業の拡充
○企画提案方式による食堂、売店、自動販売機の運営事業者
選考によるサービスの向上
○「お客様第一」の精神で利用者に感動を与える接遇研修の
実施
○埼玉県と協議の下、計画的な公園施設の修繕の実施
(2) 多 彩 な 公 益 目 的 事 業 の 展 開
《主な取組》
○ボランティアを中心とした草花の植栽や花壇の維持管理の
実施
○環境に対する関心を高めることを目的とした観察会やエコ
スタジアムなどリサイクル事業の実施
○動物園や水族館での飼育や餌やり事業などの体験学習の実
施
2
○スポーツクラブ、サッカースクール、テニススクール、グ
ラウンドゴルフ大会など生涯スポーツの普及、及び県民の
健康づくり事業の推進
○全国レベルのスポーツ大会誘致によるスポーツの振興
○イベントやスポーツなどを通じた地域への貢献
○ボランティア、NPO、大学、各種団体などとの連携協働
による魅力ある公園づくりの推進
○子育て支援の一環としての託児サービスの実施
○公園の設置目的に沿った管理と事業の展開
4つの水上公園夏季プール入場者数
目 標 値
平 成 24 年 度 実 績
883,000 人
972,718 人
平 成 25 年 度 実 績
926,403 人
※目標値は、過去5年間の平均とした。
ただし、上尾運動公園のみ流水プール閉鎖後の2年間の平均とした。
(3) 収 益 事 業 の 拡 大
《主な取組》
○飲食サービスにおける利用者のニーズに合った商品の提供
○広告看板事業のさらなる展開
○利用者ニーズに対応した事業(貸自転車、魚釣り場、貸用
具、バーベキュー事業など)の拡充
○利用者層に応じた施設ごとの広報活動、宣伝活動の展開
○ホームページ(PC用、携帯用)の充実及びイベント情報
の適時提供
(4) コ ス ト の 縮 減
《主な取組》
○照明器具や空調設備の省エネ対策の推進によるエネルギー
コストの縮減
○芝・草地管理、下枝除去作業、施設の小規模修繕等の直営
化の推進
○園地管理における大型機械の導入と性能管理による管理水
準の向上とコストの縮減
○職員の時季的な配置換えや兼務発令、緊急時の応援等連携
体制の強化
3
○定期契約職員や臨時職員の積極的な活用
芝・草地直営管理面積
目 標 値
平 成 24 年 度 実 績
1,300 千 ㎡
1,040 千 ㎡
平 成 25 年 度 実 績
1,247 千 ㎡
(5) 防 災 ・ 防 犯 の 推 進
《主な取組》
○地域と一体となった防災訓練・防犯パトロールの実施及び
警察などの関係機関との連携強化
○公園ごとの危機管理マニュアルに沿った体制の確保、危機
管理教育の実施
○関係機関や地域住民と連携した防災訓練の実施
○業務継続計画の遂行及び各公園における防災用品の備蓄
○監視カメラの増設や警備体制の強化
(6) 利 用 者 の 安 心 安 全
《主な取組》
○マニュアルに基づく遊具等公園施設の日常点検の徹底
○4水上公園において、埼玉県と連携して入れ墨のある人の
入場禁止を引き続いて実施
○各公園スタッフのCPR(心肺蘇生)・AED(除細動器)
の講習会の受講
○プールスタッフの実務研修の強化と救命資格の取得
○事故情報の共有化と安全総点検の実施
○レジャープール管理者養成プログラムの実施
○「個人情報マネジメントシステム」の適正な運用と更新
○樹林地における下枝剪定による見通しの確保及び枯損木の
伐採の実施
(7) 財 務 マ ネ ジ メ ン ト の 強 化
《主な取組》
○公益法人として適切な財務管理を行う。さらに指定管理者
として健全な経営を目指す。
4
4 財務計画等
(1) 財 務 計 画
(百万円 %)
H25年度
(実績)
科目
金額
収 入 合 計
公益目的事業収入
(内訳) 受託料
利用料金
事業収益等
収益事業収入
(内訳)
利用料金(駐車場)
事業収益等
法人会計収入
支 出 合 計
公益目的事業支出
収益事業支出
法人会計支出
経常外増減
当期一般正味財産増減額
4,509
3,619
2,366
1,091
162
890
216
674
0
4,400
3,783
577
40
△ 58
51
H26年度(予算)
金額
4,392
3,553
2,345
1,035
173
839
207
632
0
4,610
3,792
774
44
0
△ 218
H27年度
H25対比
97.4
98.1
99.1
94.8
106.7
94.2
95.8
93.7
104.7
100.2
134.1
110.0
-
金額
H28年度
H25対比
4,399
3,552
2,333
1,045
174
847
209
638
0
4,610
3,792
774
44
0
△ 211
97.5
98.1
98.6
95.7
107.4
95.1
96.7
94.6
104.7
100.2
134.1
110.0
-
金額
4,406
3,551
2,321
1,055
175
855
211
644
0
4,610
3,792
774
44
0
△ 204
H25対比
97.7
98.1
98.0
96.7
108.0
96.0
97.6
95.5
104.7
100.2
134.1
110.0
※平成27年度以降については、管理する公園が未定のため、平成25年度と同じ公園を管理することを想
定して積算した。
※新公益法人予算は、積立金など内部資金の充当分を含まないため、当期一般正味財産増減額はマイナ
ス計上となる。
※金額の数字は全て消費税抜き。
(2)
財務実績
科目
収 入 合 計
公益目的事業収入
(内訳) 受託料
利用料金
事業収益
収益事業収入
(内訳) 利用料金(駐車場)
事業収益
法人会計収入
支 出 合 計
公益目的事業支出
収益事業支出
法人会計支出
経常外増減
当期一般正味財産増減額
H23年度
4,319
3,236
2,075
1,035
126
1,083
199
884
0
4,322
3,276
917
129
△ 18
△ 21
H24年度
4,282
3,372
2,111
1,095
166
910
217
693
0
4,164
3,528
598
38
△ 39
79
(百万円)
H25年度
4,509
3,619
2,366
1,091
162
890
216
674
0
4,400
3,783
577
40
△ 58
51
※平成23年度と平成24年度は、以下の14公園等の管理を行った。
1.埼玉スタジアム2002公園 2.熊谷スポーツ文化公園 3.こども動物自然公園
4.上尾運動公園 5.戸田公園 6.秋ヶ瀬公園 7.しらこばと公園 8.みさと公
園 9.吉川公園 10.県民健康福祉村 11.所沢航空記念公園 12.川越公園
13.羽生水郷公園 14.加須はなさき公園
※平成25年度から新たに狭山市立智光山公園の管理を行った。
※金額の数字は全て消費税抜き。
5
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