(別紙様式2-2) (熊本農業高等学校) 平成26年度学校評価表 1 学校教育目標 「敬天愛人」の校訓のもと、人格の完成を図りながら、各地・各界で活躍できる人材の育成を目 指す。また歴史と伝統を大切にした特色ある学校づくりに努める。 教育スローガン「いつも心に太陽を!」~ Go for it !~ 2 本年度の重点目標 本校の役割としての学校の目標、生徒の目標、教師の目標の3つに区分する。 (1)学校の目標 ①人材育成 ②社会に貢献できる学校 ③伝統を受け継ぎ、つなげる学校 (2)生徒の目標 ①心のこもった元気のいい挨拶をしよう! ②社会で生きていける力を身につけよう! ③希望した進路を実現して卒業しよう! (3)教師の目標 ~くまもとの教職員像~『認め、ほめ、励まし、伸ばす』の教育指針のもと ①専門性の高い魅力的な教師 ②進路保障100% ③豊かな愛情と人権感覚 3 自己評価総括表 評価項目 評価の観点 学 学 校 目 標 学校の教育 校 の共有 目標及び本 経 年度の重点 営 目標の周知 徹底 学 力 向 上 キ ャ リ ア 教進 育路 指 導 生 徒 指 導 家庭学習 の習慣化 家庭学習課 題の与え方 と取組み 学習内容 の定着と 基礎学力 向上 成績不振者 の減少 進路指導 の充実 系統的・計 画的な進 路指導を 行う。 系統立てた 進路指導 進路意識の 向上 進路情報の 提供 キャリア 教育の充 実 職業理解能 力の向上 勤労観、職 業観の育成 基本的生 活習慣の 確立 爽やかな挨 拶と礼法指 導の徹底 服装指導の 徹底 具体的目標 教職員、生徒、 保護者へ説明 し、生徒95%保 護者80%の認知 度へ高める。 具体的方策 評価 成果と課題 職員会議、全校 生徒や教職員には学校 集会、学年集会、 行事や全校集会を通じ PTA総会、PTA新 B て教育目標と重点目標 聞等で趣旨を説 が浸透している。保護 明する。 者への理解、浸透が今 ひとつである。 各教 科、科 目 各教科担当者の 長期休業中の課題は各 の課 題と評 価 共通理解の下、 教科で出されている。 の継続 主任を中心とし B 効果的な課題の与え方 て課題を徹底す について各教科で検討 る。 が必要である。 各考 査の欠 点 授業評価を実施 全体としては目標を達 者数 及び追 考 し、授業方法の 成できていない。結果 査該 当生徒 を 更なる改善によ C を全職員で共有し、各 昨 年 度 よ り 20 り 、 学 習 へ の 意 教科で学習意欲や理解 %減少させる。 欲 と 理 解 度 を 高 度を高める取組みを検 める。 討する必要がある。 各種模擬試験、 各 学 年 に 応 じ た マナー指導及び内定者 資格 取得の 受 進路指導、資格 セミナーを開催して生 験( 卒業ま で 取得・模擬試験 徒の職業理解を深めた。 3種以上) の受験。3者面 保護者学習会では分野 面談 を年3 回 談や個人面談を B 別講話を行い3者面談 以上 、各種 ガ 行い、家庭との の準備を進めた。今後 イダ ンスの 実 連携や生徒の意 ともより多角的に生徒 施 識を高める。 と保護者を啓発する必 要がある。 各学 年2回 以 卒業生や社会人 就職・進学決定率は実 上の 進路講 話 講師による講演 質100%近くを達成 を実 施し、 意 会を実施。進路 できたが、卒業後の人 識の 高揚を 図 情報の提供、現 B 生設計上での就業意識 る。 3月末 の 場実習・ボラン や進学先での過ごし方 就職内定率100 テ ィ ア 活 動 を 充 などを、高校生活を通 %を目指す。 実し、就職支援 じて身につけさせる方 を行う。 法が課題である。 年間 を通じ た 生徒会、農業ク 職員全体の指導力は、 全 職 員 で の 登 ラブ、部活動生、 アップしてきた。 校指 導を実 施 職員による挨拶 生徒たちにも基本的な す る と と も に 運動の実施。 生活習慣の取り組みは、 生徒 による 挨 入室時マナーの 浸透してきた。 拶 運 動 を 展 開 指導徹底。 B 「このくらいは」とい する。 う気持ちが生徒の中に 定期 考査最 終 職員全員がチェ あり、注意等を受けて 日の服装・頭髪 ッ ク カ ー ド を 持 からしか行動できない 検査 の実施 及 ち、服装指導の 生徒の指導が課題であ び 日 常 的 指 導 徹底を図る。 る。 を徹底する。 交通安全 の推進 人 権 教 育 の 推 進 い じ め の 防 止 等 交通安全モ ラルの 確立と自転 車二重ロッ クの徹底 交通安全指導、 交通事故の防 止。 交通講話・安 全点検の実施。 二重ロック率 95% 以 上 を 目 指す。 他者を思 いやる人 権感覚を 持った生 徒の育成 人権教育の 学習内容の 充実と職員 研修の充実 各学年、年3 回分の教材を 作成。年1回 の講演、年3 回の職員研修 を実施する。 毎日の登校時に 二重ロックの点 検を実施。事故 防止のための交 通教室を年2回 実施する。 全職員による登 下校指導を実施 する。 人権教育に関す る学習指導案の 作成や講演、職 員研修を人権教 育委員会が全て 企画し運営する。 「命の大 切さ」を 育む教育 の推進 自尊感情、 自他の命の 大切さを育 む教育の実 践 保健4時間、 ホームルーム (または全校 集会)2時間、 家庭1時間の 指導を実施す る。 教科授業での実 践。 人権教育委員会、 生徒相談委員会 で企画し学年、 生徒部、進路部 で実践。 いじめ防 止に向け ての取組 強化 いじめを許 さないクラ ス・学校づ くり、生徒 全員が安心 して学べる 環境づくり の実践 いじめ防止 のための組 織運営の強 化と、早期 の問題解決 の実践 担任を中心と したクラス生 徒の情報収集 の徹底と情報 の共有、問題 解決のための 組織運営に努 める。 年2回(6月、 12月)の心 のアンケート を実施し、早 期発見と予防 に努める。 一 斉 HRや 全 校 集会でのいじ め防止に関す る指導を徹底 する。 各種競技会へ の積極的な参 加と成績向上 プロジェクト 学習の推進 生徒一人一人の 観察と個人面談 等での情報収集 に努め事実関係 の把握に努める。 情報共有に努め 組織立った取組 を実施する。 緊急を要する場 合以外でも早期 対応ができるよ う組織立った取 組の強化を図る。 いじめ対策委員 会を経て全職員 への共通認識と 対応の方向性を 示し、解決、予 防に努める。 地域連携、学科 間連携を重視し た活動を実践す る。 地域ボランテ アの推進 幼・保・小・ 中との連携強 化 農業体験学習の 実践。 地域イベントへ の参加とアピー ル活動。マスコ ミへの情報発信。 ホームページの 充実。花一杯運 動の推進。開放 講座の充実。 早期対応 による早 期解決 専 門 教 育 の 推 進 生徒が輝 き、活躍 する農業 クラブ活 動の推進 農業クラブ 活動の充実 農業の良 き理解者 を増やす ための地 域貢献活 動の推進 農場教育を 活かした地 域貢献活動 の強化 地域イベント への積極的参 加 A B B B A 毎日の指導で事故・事 件が少なくなったこと は、生徒にも交通ルー ル遵守や交通マナーが 向上したと考える。 周囲にも気を配り交通 マナーの更なる向上に 努める。 職員研修は実施できた が、学級会活動は計画 通りいかなかった。生 徒の人権子ども集会参 加や人権メッセージへ の取り組みなど、生徒 の人権意識を高められ た。 委員会の活性化、講演 会実施など内容を充実 させる。 全校集会や一斉HRの 講話の中で「命の大切 さ」について話をする ことで生徒の意識が高 まった。各教科の授業 において人権教育であ るという認識で指導し た。 職員全体での取り組み や内容の把握に努めな がら、相談し合える職 員間、職員と生徒、職 員と保護者、生徒と保 護者の関係を良好に図 っていく。 早期発見・早期対応が うまくできている。 担任・学年・学科等の 関係者の連携ができて いて、早期解決につな がっている。 B 農業クラブ全国大会農 業鑑定競技において最 優秀賞 1 名、優秀賞 5 名を出し、全国トップ レベルを証明した。し かし、プロジェクト活 動は県大会で最優秀を 取るにいたらなかった。 B 地域の幼稚園、保育園 との交流が活発に行え た。しかし、小学校と の交流は無かった。地 域のイベントにも各学 科協力の下、積極的に 参加できた。開放講座 は、昨年同様申し込み 多数で大盛況であった。 4 学 校 関係 者評 価 ( 1 ) 貴 校の 卒 業 生 が 社会 人 と な り 、 様 々な 所 で 活 躍し て い る 姿 に つ いて 見 聞 きし てい る 。 こ の よう な 生 徒 が 増え る よ う グ ル ー プの 中 だ け でな く 一 人 に な っ た時 、 自 己発 揮で き る か が 課題 だと 感 じる 。 ( 2) 保 護者 への 教 育目 標周 知 は難 し い面 もあ る が、 適時 に 伝え て いく こと が 肝要 であ る 。 ( 3 ) 交 通ル ー ル は 良 く守 ら れ て い る 。 しか し 、 通 学中 の 食 べ 歩 き が 若干 名 見 られ 、指 導 の 徹 底 が必 要で あ る。 挨拶 は 年々 良 くな って き てい る。 ( 4 ) 近 年、 中 高 生 の 自発 的 か つ 自 主 的 な学 び が 乏 しい よ う に 感 じ て いる 。 知 識量 は増 え て い る が知 恵が 乏 しい よう で ある 。 自主 的に 学 べる 教育 機 会が 必 要か もし れ ない 。 ( 5) 全 校生 徒の 出 席率 が高 い とい う こと は生 徒 が楽 しん で 登校 し てい ると い う証 であ る 。 ( 6 ) 携 帯電 話 所 持 率 はほ ぼ 1 0 0 % で ある の で 便 利な 反 面 、 命 に 繋 がる こ と であ るこ と か ら 今 後も 更に 指 導が 必要 で なる 。 ( 7 ) 昨 年度 に 比 し て 欠点 者 数 が 増 え て いる が 、 生 徒の 学 習 に 取 り 組 む姿 勢 が どう なの か 、 授 業 の理 解度 が どう なの か 、と い うこ とに つ いて 検証 が 必要 で ある 。 ( 8 ) 就 職状 況 は 求 人 数が 増 え 好 調 で あ る。 上 級 学 校へ の 進 学 率 も 年 々高 く な って いる が 、 反 面 、国 公 立 大 学 の合 格 者 数 が 減 少 傾向 に あ る 。早 期 の 取 組 が 必 要で あ る 。ぜ ひ課 題 と し て 捉え 、対 策 を講 じて ほ しい 。 ( 9 ) 生 徒が 落 ち 着 い た生 活 を 送 っ て い ると 感 じ て いる 。 生 活 指 導 や 学習 指 導 をは じめ 、 更 に 向 上す るよ う 期待 する 。 ( 10) 志 願者 数が 多 いと いう こ とは と ても 良い こ とで ある 。 ( 11) 下 校 中 、 女 子 高 校 生 を 巻 き込 む よ う な 破 廉恥 な こ と が 起こ っ て い る が 、 地域 と し て も 警 察 と連 携し な がら 安全 に 安心 し て登 下校 が でき るよ う 協力 し てい く。 ( 12) 昨 年 度 、 農 業 経 済 科 で は 募集 定 員 ぎ り ぎ りで あ っ た が 、今 年 度 は 学 科 職 員の 積 極 的 な 募 集 への 取り 組 みで 募集 が 多く な り安 心し た 。 5 総 合 評価 ( 1 ) 生 徒の 基 本 的 生 活習 慣 の 確 立 は ほ ぼで き て お り、 教 師 間 の 連 携 も図 ら れ てき た。 今 年 度 は 退学 し た 生 徒 はお ら ず 、 進 路 変 更で 転 学 し た生 徒 が 1 年 生 2 名で あ っ た。 生徒 を 中 心 に 据え 、教 師 間や 教師 と 保護 者 の連 携を 密 にし なが ら 継続 し た取 り組 み をし てい く 。 ( 2)学 校評 価ア ン ケー トか ら、本 校 に入 学し て 良か った と 生徒( 91 %)も 保 護者( 97 %) も 高 く評 価 し て い るが 、 目 標 を 持 っ て学 校 生 活 を送 っ て い る 生 徒 は約 7 割 で、 3割 の 生 徒 が 目標 を 持 て て いな い 状 況 で あ る 。授 業 へ の 取り 組 み 方 や 理 解 度に つ い ては 約3 割 の 生 徒 が積 極 的 で な かっ た り 、 授 業 理 解に 不 安 を 抱え て い る 。 生 徒 の授 業 へ の取 り組 み 方 の 指 導も 必 要 で あ るが 、 教 師 が 生 徒 個々 に 目 標 を持 た せ た り 、 授 業を 大 事 にし 、わ か る 授 業 への 工夫 改 善が 必要 で ある 。 ( 4 ) 欠 点者 数 が 昨 年 度に 比 し て 増 加 し てお り 、 生 徒の 授 業 へ の 取 り 組み 方 や 教師 の授 業 の あ り 方を 検討 す る必 要が あ る。 ( 5 ) 進 路指 導 に 関 し ては 、 1 0 0 % 内 定を 目 指 し 取り 組 ん で き た 。 生徒 の 多 様化 、進 路 希 望 の 多様 化も あ るが 、早 期 から の 進路 指導 を 充実 して い かな け れば なら な い。 ( 6 ) 特 色あ る 学 校 づ くり に お い て は 、 学科 の 特 色 を活 か し た 取 り 組 みに よ り 農業 クラ ブ 全 国 大 会で 農 業 鑑 定 農業 科 の 部 で 1 名 が最 優 秀 賞 (日 本 一 ) に 輝 き 、5 名 が 優秀 賞を 獲 得 し た。また 、フ ラ ワー ア レン ジメ ン ト全 国大 会 へ1 名 が出 場す る など 結果 を 残し て いる。 更 に 、日 頃の 農 業教 育の 成 果が 現 れる よう 生 徒の 育成 に 努め る 。 ( 7 ) ボ ラン テ ィ ア 活 動や 農 業 高 校 な ら では の 農 産 物販 売 な ど 、 地 域 連携 活 動 には 高い 評 価 を 得 てい るの で 、今 後も 継 続し た 取組 と地 域 連携 に努 め る。 6 次 年 度へ の課 題 ・改 善方 策 ( 1 ) 生 徒指 導 で は 、 一つ で も 進 歩 が 見 える 指 導 に して い く た め 、 反 省点 や 改 善点 を教 師 間 で 共 有し、倫理 観 や社 会性 を 身に 付 けた 生徒 の育 成 がで き るよ う 工夫 ある 指導 に 努め る。 ま た 、生 徒が 自 主的 ・自 発 的な 活 動が でき る よう な指 導 を推 進 して いく 。 ( 2 ) 今 年度 も い じ め に関 す る 問 題 は 少 なく 重 大 事 案は 発 生 し て い な いが 、 き め細 やか な 指 導 の 徹底 を図 り、生 徒 及び 教師 の 共通 認識 と して「 いじ めの な い学 校づ く り」を めざ し、 安 全 に安 心し て 学校 生活 が 送れ る よう 学校 を 挙げ て取 り 組む 。 ( 3 ) 学 力向 上 で は 、 分か る 授 業 、 自 主 的に 学 べ る 授業 の あ り 方 を 各 教科 で 検 討し 実践 に 努 め る 。生 徒か ら の授 業評 価 を基 に 授業 の工 夫 改善 に努 め る。 ( 4 ) 進 路指 導 で は 、 早期 の 進 路 目 標 の 設定 、 第 一 希望 達 成 に 向 け た 取組 と 情 報提 供が で き る よ う推 進し て いく 。 ( 5 ) 専 門教 育 で は 、 研究 活 動 の 活 性 化 を図 る と と もに 生 産 品 の ブ ラ ンド 化 を 推進 し、 農 業 高 校 の中 核校 と して の役 割 を果 た し、 農業 高 校の アピ ー ルに 努 める 。 ( 6 ) 校 務分 掌 の あ り 方や 行 事 精 選 を 積 極的 に 進 め 、教 師 が 生 徒 と 向 き合 う 時 間の 確保 に 努 める。
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