【商品のデザイン詳細】 かっ 演目名 歌舞伎衣裳の柄について 商品デザインについて 隈取(くまどり) 「黒塚(くろづか)」 「黒塚(くろづか)」 隈取は、役柄や感情を強調して表現した歌 舞伎独特の化粧法です。おもに紅は正義、 藍は邪悪を表し、茶は妖怪などに使われま す。この隈取は、歌舞伎舞踊「黒塚」に登場 する鬼女のものです。 猿之助氏が実際に演じた際に押隈にしたも のをTシャツに図案化しました。 猿之助氏本人が化粧をした状態から汗と共 に布に写しとったものをデザインに落とし込 みました。大きさや色合いもリアルに仕上 がるよう忠実に表現しています。Tシャツの 右下に施した文字は、猿之助氏が実際に 写し取った押隈のオリジナルです。 松王丸 「菅原伝授手習鑑」車引 「車引(くるまびき)」 「菅原伝授手習鑑」は歌舞伎の三大狂言と される名作のひとつで、松王丸は主人公で ある三兄弟のひとりの役名です。今回は、白 地に金糸で縁取られた松の刺繍が配された この松王丸の衣裳を、Tシャツほかに図案 化しました。 衣裳と同じく、前身頃、後ろ身頃、袖にそれ ぞれ松の柄を施しました。衣裳の特徴であ る金糸を表現する為、金ぱく風プリントでデ ザインしました。 三つ猿紋の首抜き 「お祭り」 「お祭り(おまつり)」 浴衣の衿まわりに大きく染められた紋から 首が抜け出ているように見えることから、首 抜きと呼ばれる柄です。紋は猿之助氏を表 す「三つ猿」で、裾に判子のように配された 「澤瀉屋」※の屋号も猿之助の家を指してい ます。歌舞伎では浴衣ですが、今回はTシャ ツほかに図案化しました。※瀉のつくりは、 「わかんむり」 衣裳と同じく、首抜きのデザイン。「三つ猿」 の紋の中心を首回りに施すのではなく、少 しずらす事で粋な雰囲気を出しています。 衣裳のデザインを忠実に再現する為、T シャツの襟周りに落とし込んだ時にも、紋の 位置にこだわりました。 太郎冠者 「身替座禅」 「身替座禅 (みがわりざぜん)」 太郎冠者はその家に仕える若い者の筆頭 格のこと。「身替座禅」は、浮気を目論む主 人とその奥方、主人を助けようとする太郎冠 者の滑稽なやりとりが人気の作品です。翁 格子柄の着物に五穀豊穣をあらわす図柄の 袴、鼓が描かれた肩衣に細帯という太郎冠 者の出で立ちをTシャツに図案化しました。 4色の異なる色を少しづつ重ねることで、着 用した状態の写真を忠実に表現しました。 絶妙な色が重なり合い、衣裳本来の繊細な 色合いを出すよう工夫しました。 破れ松皮菱柄 「茨木(いばらき)」 「茨木 (いばらき)」 松の樹皮の割れに似ていることに由来する 「松皮菱」紋が勢いよく破れていることから、 破れ松皮菱と呼ばれる柄です。歌舞伎舞踊 『茨木』では、大格闘の上、鬼を退治する渡 辺綱という武者が着用する衣裳です。 大小三つ猿紋散らし 「天竺徳兵衛新噺 (てんじくとくべえいまよ うばなし)」 「三つ猿」紋は三匹の猿が組み合っている姿 をあらわしています。大小霰は、薄暗い夜空 に薄暗い夜空に大きく小さく霰が降っている 様を図案化した柄。猿之助氏をあらわすこ の紋を大小の霰模様にあしらいました。 舞台の躍動感と登場人物の豪胆さに着想 を得た柄。松の樹皮が割れた様を表わして います。また稲妻のようにも見える柄の大 胆さと勢いを生かしてデザインしています。 メンズステテコとウィメンズTシャツ、チュ ニックで展開。 アンバサダーである猿之助氏を表す紋であ る「三つ猿」をトートバックにあしらいまし た。紋の大きさを変化させ、商品に最も合う バランスになるよう工夫しています。
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