格差是正及び経済成長の観点から、問題点の多い平成27年度税 制改正関連法案への対案を提出する。 1.約束破り・経済失政による消費税引上げの延期 ○ 「社会保障と税の一体改革」の必要性は変わりない。 ○ しかし、社会保障の充実・安定化、議員定数削減という国民との約束は未 実現。 ○ アベノミクスは、過度な円安、悪い物価上昇、実質賃金の低下、格差拡大 を招き、国民生活が悪化。 ○ 安倍政権の約束破り・経済失政により、更なる国民負担のお願いは困難に。 よって、消費税引上げを平成29年4月に延期。 2.消費税引上げの環境関連 ○ 社会保障目的税化の明確化 ○ 景気判断条項維持、議員定数削減・行政改革条項追加 3.格差是正等のための消費税の逆進性対策の導入 ○ 格差是正等のため、消費税の払い戻し措置(給付付き税額控除)を第一に、 複数税率等も含め逆進性対策を検討し、導入する。 4.格差是正等の観点からの個人所得課税改革、資産課税改革の 検討 5.軽自動車税増税の中止、自動車取得税廃止、自動車重量税の 特例税率の廃止 6.成長戦略に反する形での法人実効税率引下げの中止 ○ 欠損金繰越控除の見直し、外形標準課税の拡大等を財源とするなど成長 戦略に反する形での法人実効税率引下げは行わない。 ○ 復興特別法人税前倒し廃止の効果も踏まえた上で、法人実効税率引下げ、 社会保険料事業主負担の在り方等を検討 7.医療・介護等の控除対象外消費税への対応の検討
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