【めざす児童像】 噴水から出た水がつららになるような強い冷え込みは

【めざす児童像】
○思いやりがある明るい子ども
○よく考え工夫する子ども
○健康でがまん強くやりぬく子ども
平成 27 年 3 月 3 日
学校だより
第 79 号
笠間市立岩間第三小学校
噴水から出た水がつららになるような強い冷え込みはなくなったもの
の,寒さと暖かさが入れ替わりでやってくる,文字通りまさに「三寒四
温」の時季に入りました。春のような1日だった昨日から,今日は朝か
らどんよりとした,気温の低い1日でした。
3 月。いよいよ 1 年の締めくくりの月に入りました。3 月といえば,
桃の花にひな祭り。こうした言葉を聞くだけで,ひところのような寒さ
が姿を消す気がしますが,再度寒波が来ることもあるかもしれません。寒暖差の激しくなるこれから。
健康に留意して,学校の一大イベントである卒業式,修了式を元気で迎えさせたいと思っています。
卒業や進級を前に,一人一人の子どもがそれぞれにさまざまな思
い出を抱いていることと思います。楽しい思い出は成長過程の中で
心を豊かにし,心を広げてくれるものです。巣立ちや進級に際して,
学習以外に身に付けた,人間として生きていくすべを,今後もいろ
いろな場面で学んで欲しいと思います。学校では,学問や知識を身
に付けるのと同じくらいに,人間としてのよりよい生き方を伝えて
きたつもりです。子どもたちが今は分からなくても,学校で学んだ
よりよい生き方が将来,役立ってくれることと信じて,まとめの月の教育活動に臨んでいきたいと考
えています。
全校で進める卒業関連の活動。現在は,卒業生一人一人に在校生が縦割り班ごとにメッセ
ージをつけてプレゼントする,色紙づくりが進められています。また,先月は卒業生と学校
長との会食が,校長室で行われました。そこでは,小学校の楽しかった行事や中学校への抱
負がたくさん語られました。
残念ながら,先週はインフルエンザでの学級閉鎖があったりして,ありがとう集会は中止
となってしまいましたが,今週末には,1週間延期された「6年生に感謝する会」が実施さ
れる予定です。
卒業までわずかな時間となってきましたが,いろいろな場面で 1~5 年生は 6 年生とこれ
までの思い出を語り合ったり,6 年生は後輩に伝えたい思いを話したりするなどしていま
す。お互いに素晴らしい時間を共有して,学校ならではの〝たてのつながり〟をいままで以
上に深めていってほしいです。
~ 名言・ことわざにならう ~
言葉には大きな力があります。とりわ
け,昔から使われていることわざや,さまざまな人々の名言には,人生の指針や生きる勇気につなが
るものが多いです。そのひとつに,次のようなものがあります。
「寒さにふるえた者ほど 太陽の暖かさを感じる
人生の悩みをくぐった者ほど 生命の尊さを知る」
これは,アメリカの詩人・ウオルト・ホイットマンの詩集「草の葉」の中にある言葉。「草の葉」
には,貧しい農家に生まれ,小学校を卒業後,さまざまな労働や仕事を経験した中で育った思いがつ
づられています。
子どもたちには苦労しない人生を,と私たちは願いますが,困難や苦労が人間を大きくする事例に
ふれると,この言葉の重さの伝わってくる気がします。だから昔から「苦労は買ってでも,しろ。」
と言われるのかもしれません。