岩手大学学部改組の構想案

平成27年3月4日発表
岩手大学学部改組の構想案
(平成28年4月予定)
※掲載内容は現時点で計画中のものであり、今後変更される可能性があります。
改組の理念
3つの柱
東日本大震災からの復興、少子高齢化、社会のグローバル化など
地域の課題に世界の視点で応える教育・研究体制を強化
学部・学科(課程)の改組構想
新 組 織
現 組 織
人
文
社
会
科
学
部
教
育
学
部
人間情報科学コース
行動科学コース
文化システムコース
アジア文化コース
欧米言語文化コース
人間科学課程
国際文化課程
法学・経済課程
法学コース 経済コース
環境科学課程
生涯教育課程
学校教育コース
特別支援教育コース
日本語・地域文化コース
スポーツ教育コース
芸術文化課程
美術・デザインコース
書道コース 音楽コース
学校教育教員養成課程
応用化学・生命工学科
工
学
部
マテリアル工学科
電気電子・情報システム工学科
機械システム工学科
社会環境工学科
農学生命課程
人
文
社
会
科
学
部
教
育
学
部
理
工
学
部
共生環境課程
動物科学課程
共同獣医学科
共生環境学コース
森林科学コース
農村環境デザイン学コース
人間文化課程
地域政策課程
政策法務 企業法務 経済社会
地域社会連携 環境共生
学校教育教員
養成課程
小学校教育コース
中学校教育コース
理数教育コース
特別支援教育コース
化学・生命理工学科
化学コース
物理・材料理工学科
数理・物理コース マテリアルコース
システム創成工学科
電気電子通信コース
知能・メディア情報コース
機械科学コース
社会基盤・環境コース
生命コース
農学生命科学科
生命資源科学コース
生物産業科学コース
応用生物化学科
応用生物化学課程
農
学
部
<専修プログラム>
行動科学 スポーツ科学 現代文化
異文化間コミュニティ 歴史 芸術文化
英語圏文化 ヨーロッパ語圏文化 アジア圏文化
農
学
部
森林科学科
食料生産環境学科
農村地域デザイン学コース
食産業システム学コース
水産システム学コース
動物科学科
共同獣医学科
※新組織は設置認可申請のための計画中のものであり、今後変更される可能性があります。
※各学部・学科(課程)の定員については、設置認可申請後(平成27年4月頃)に改めて公表します。
人文社会科学部の構想
総合的教育の更なる充実を図り、
地域社会の課題に向き合う2観点に基づく2課程編成へ
人間文化課程
地域政策課程
地域社会の人々の心身の問題と、グローバル化した
文化の問題に対応する実践力を持った人材を養成
グローバルな視野を持ちつつ、持続可能な社会づくり
に貢献する人材を養成
<専修プログラム>
行動科学 スポーツ科学 現代文化
異文化間コミュニティ 歴史 芸術文化
英語圏文化 ヨーロッパ語圏文化 アジア圏文化
<専修プログラム>
政策法務 企業法務 経済社会
地域社会連携 環境共生
改組のポイント
・コース制を廃止し、「専修プログラム」制へ転換
└学生が自らの目的意識で選択する専門領域の科目群(専修プログラム)を設ける
・主副専修制度の拡充
└主専修と副専修の2つの専修プログラムを学ぶことで、総合的な学問能力を養う
└副専修には社会貢献能力を養うための実践的な課程横断型パッケージも設ける
(グローバル・地域人材育成など)
・スポーツ科学及び芸術文化分野の新設
└教育学部生涯教育課程及び芸術文化課程の廃止に伴い、スポーツ科学と芸術文化の
分野を人間文化課程に新たに設け、総合的教育機能の充実を図る
教育学部の構想
地域の教育ニーズに応え、
理論と実践力を兼ね備えた学校教員の養成を充実
学校教育教員養成課程
地域のニーズに応え、理論と実践力を兼ね備えた教員を養成
小学校教育コース
中学校教育コース
理数教育コース
特別支援教育コース
改組のポイント
・生涯教育課程と芸術文化課程を廃止し、学校教員養成に純化
└小学校教員養成の重点化
└スポーツ科学及び芸術文化の分野は人文社会科学部へ移行
└音楽、美術及び体育の教員養成は中学校教育コースへ移行
・理数教育コースの設置
└地域の教育課題に応える、理数科目に強い教員を養成
・複数免許取得の義務化
└複数校種や複数教科の指導が可能な教員を養成
・実践的指導力の強化に向けたカリキュラム構築
└1年次から4年次までの系統的・継続的な教育実習の実施
└理論と実践を往還するカリキュラムの構築
理工学部の構想
工学と理学の融合で、
地域と世界に開かれた教育・研究体制へ
化学・生命理工学科
物理・材料理工学科
システム創成工学科
理学の主幹である化学・生物分野の基礎
を身に付け、専門知識と工学的な応用展
開を学ぶ
数学・物理を身に付け、物質・材料に関す
る専門知識と工学的な応用展開を学ぶ
数学・物理・化学を身に付け、生産・開発・
製造・設計・情報・通信・社会・環境に関す
る工学的知識と技術を学ぶ
化学コース
数理・物理コース
電気電子通信コース
知能・メディア情報コース
生命コース
マテリアルコース
機械科学コース
社会基盤・環境コース
改組のポイント
・理学分野を加え、基礎から応用までの教育を強化
・専門深化と分野横断型教育を両立させる学科構成へ
└学部共通教育プログラムを基盤に「専門深化・分野横断」マトリクス型教育を展開
・教育方法・体制の刷新と教育プログラムを充実
└アクティブラーニングの導入、インターンシップの強化
└英語教育プログラムの拡充(国際研修、海外派遣、e-ラーニングなど)
農学部の構想
生命科学・環境科学と農学を融合し、
農林水産業の創生を推進する新たな教育・研究を展開
農学生命科学科
応用生物化学科
森林科学科
植物や昆虫の機能を解明し、寒冷生物の
環境適応環境適応機構解明や植物ウイ
ルスを利用した新育種技術開発など、植
物生命科学と農学に関する知識と技術を
学ぶ
化学理論と分子生物学的手法を学び、微
生物や動植物、食品の機能利用や加工技
術などの知識と技術を身に付ける
日本技術者教育認定機構認定のJABEE
教育プログラムを基に、森林資源の管理
と利用、自然生態系の保全や災害対策な
どに関する知識と技術を学ぶ
食料生産環境学科
動物科学科
共同獣医学科
産業動物、実験動物、野生動物などを対
象に、畜産物生産や動物生命科学への貢
献を目的とし、動物の育種、繁殖、栄養管
理及び生産物利用について学ぶ
東京農工大学との大学間共同教育システ
ムを活用し、基礎から応用まで幅広い獣
医学の知識と技術を学ぶ
食料生産システムの高度化や食産業の成
長、水産資源と水産業に関する知識と技
術を学ぶ
食産業システム学コース
農村地域デザインコース
水産システム学コース
改組のポイント
・水産業復興へ向けた水産システム学コースを設置
└海洋生物、水産食品加工、マーケティングなどを学び、新たな水産業を担う人材を育成
・農林水産業の6次産業化を推進する人材を育成
・森林科学科を新設し、自然資源の保全と利用に取り組む人材を育成
・生命科学分野を強化し、寒冷地における生物の環境適応メカニズムと
その応用に関する教育研究機能を充実
水産系教育研究組織の新設
三陸水産研究センターにおける水産研究の蓄積を還元し
三陸水産業の復興を担う人材を育成
三陸地域の水産業関係者
農 学 部
人材輩出
技術開発・普及
食料生産環境学科
水産システム学コース
(漁協、加工会社など)
地域の研究拠点
連携
世界各地の研究拠点
岩手大学三陸水産研究センターにおける、水産業の高度化に向けた取り組みの一例
既存漁業の発展(サケ、ホヤなど)
加工・保存技術向上の研究
・環境調査による水産物の質向上
・遺伝子や生理学研究による、
増養殖の効率化、資源の増大
・新たな種苗生産技術の開発
効果的なマーケット戦略の研究
・省力化・高付加価値化を可能とする
機器・システムの開発
・新たな食品加工技術の開発
・機能性の評価と探索
・三陸地域の水産業経済の研究
・「SANRIKUブランド」を目指した
デザイン開発
・販路拡大に向けたビジネスモデル提案
新規漁業の展開
・機能性を持つ新たな海藻(ワカメ、
アカモク)など食料資源の探求・創出
・低コスト陸上養殖の普及に向けた研究
(再生可能エネルギーの活用)
岩手大学 釜石サテライト/三陸水産研究センター
安全・安心な水産物の
提供・消費拡大