修学旅行紀行文 田中朗揮 私たちは今回の修学旅行で台湾の台北市に

修学旅行紀行文
田中朗揮
私たちは今回の修学旅行で台湾の台北市に行ってきました。初めての海外だったので楽
しみな面もあり、一方不安、心配な面もありました。
一日目は移動でした。事前に先輩や先生から色々な話を聞いていたのですが、いざ台湾
についてみると聞いていた話とは違うく、これといって新しい発見は無かったのですがや
はり海外なので広告版、ポスター、従業員すべてが理解しがたい言葉ばかりなので少し戸
惑いましたが、私たち四組を担当してくれたガイドさんがとても親切に使い慣れていない
日本語で一生懸命に説明してくれて、海外で日本語の通じるありがたさがわかり、まるで
実家にいるような安心感に見舞われました。
二日目は台北市内の観光をしました。ガイドさんいわく台湾では車よりもスクーターの
方が多く使われていて、スクーターで歩道を走る人もいるらしく交通にはとても気を付け
なければならないとの事でした。実際乱暴な運転をしているスクーターからクラクション
を何回か鳴らされました。とても怖かったです。そんな中、私個人として一番楽しみだっ
たのが台北ならではの料理です。実際に昼ごはんとして出てきた料理を口にしてみると思
っていたよりは不味くなく、むしろとても美味しく感じられました。修学旅行での楽しみ
がまた一つ増えた瞬間でした。
その後、故宮博物館に行きました。そこには台湾での国宝の「白菜の大理石」と「豚の
角煮の大理石」が保管、展示されているとのことでどれほどのものかと思い楽しみにして
いましたが思っていたよりも小さく、鈍い光を放っていました。正直期待して損した思い
の方が強かったです。しかし、やはり国宝と呼ばれるだけあってこの二つだけ他のものと
は比べ物にならないくらい厳重な警備員、警備システムでした。
次に昼食を食べた後、九扮に行きました。そこは事実上、宮崎駿監督のジブリ映画「千
と千尋の神隠し」のモデルになった場所だとかなんとか。ですが実際行ってみるとさっき
までいた台北市内とは全く違う雰囲気や風景に見舞われていて同じ台湾の中だとは思えな
いほどでした。昔を思い出させるかのような建築物の構造、海外ではなく日本にいるであ
ろうと錯覚させる提灯やお面、どこか懐かしいような雰囲気を醸し出していました。
その九扮の展望台から見下ろす景色は圧巻で思わず息をのんでしまうほどの素晴らしい景
色でした。酒田にはここまで高い場所があまりないのでずっと見ていたかったです。
三日目は中正記念堂と B&S プログラムでした。中正記念堂は一言で表すのならばとに
かく大きかったです。そこの階段はとにかく長くて炎天下の中あの階段を登るのは正直言
って辛かったです。
次の B&S プログラムでは現地の大学生から案内してもらって台北市内を散策しました。
地下鉄に乗り台北市内を時間いっぱい周りました。むしろ周りすぎて歩き疲れたくらいで
した。そんな中思ったことが一つだけあって、建物の外側の構造と内側の構造が思ってい
たのとかなり違う建物が多かったので見かけで騙されちゃダメなのだと思いました。
なんだかんだ色々あったけれども沢山の仲間と共に修学旅行で問題なく楽しみ、無事に
日本に帰ってこられたのでよかったです。