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夢神楽 STAGE13
「月闇の詩 –羽衣の調べ-」作品概要
劇団
天から舞い降りた天女が一人… そこで天女は一人の男と恋に落ちる。
羽衣を失くした天女はその地に留まることとなるが、
その身は天にあるのが定め…
やがて羽衣を見つけた天女は、俗世で過ごした日々を忘れ、天へと帰っていった…
やがて大和の国に語り継がれることとなるおとぎ話。
そこには、知られざる数多の詩があった。
羽衣の舞う闇夜、
紡がれし詩は願いの調べ…
―――今はとて 天の羽衣着るをりぞ 君をあはれと 思ひいでける
これは羽衣の残したおとぎ話…
アナタに繋ぐ月闇の詩…
■あらすじ■
舞台は大和国。女王・羅祥(らしょう)が治めるその地では、昨今地鳴りが相次ぎ、不穏な空気が国全体を
包んでいた。しかし、その地鳴りを鎮める者たちが現れる。それは大和国にある高き山、その山頂に住
まう部族の者たちだった。部族は自分たちを天と呼び、主である天王(てんおう)のもと大地を鎮める特殊
な力を持つ羽衣を羽織った天女たちに地鳴りを鎮めてまわらせ、その力を民に知らしめていた。
地鳴りを鎮める手立てが他にないと知った国は、仕方なく天に優位な条件を飲む形で同盟を結び、天の
力を仰ぐ他なかった。天と大和、それぞれがそれぞれの土地を奪わんとする思惑を抱えたまま同盟の準
備は進み、天からは二度目の使者として天王の娘かぐや姫が訪れていた。
かぐやが大和に降り立ったその時、一人の男と出会う。それは国の剣士長である伯梁(はくりょう)であっ
た。二人は互いに惹かれあい、少しの時期を共に過ごした。しかし、ある日かぐやの持つ羽衣が何者か
によって盗まれ、伯梁はその罪を問われ謹慎処分になる。かぐやも強制的に天に帰らされた、はずだっ
た。天に帰ったと伝えられたが、実際は羅祥の弟・士輝(しき)の屋敷でかぐやは匿われていたのだ。
国によって隠されたかぐやの存在に気付いた伯梁は、仲間たちと共に、かぐやの所在と、その背景にあ
る国と天のそれぞれの思惑を探り出す。
かぐやはなぜ天に帰らなかったのか、そしてなぜ天に帰ったと伝わったのか。その謎を解き明かすこと
から物語は始まっていく。
そんな間も地鳴りは止まず、大きな竹林が一面枯れるなど不吉なことが続く中、国に仕える星見は、魔
の時と言われる月闇刻(つきやみどき)の訪れを察知する。
大地の力が増幅すると伝わる月闇刻を前に、天と大和の思惑が浮き彫りになっていく。
大和という大地を得ようとする天、天の力をも我が物としようとする国、そして大和に生きる人々。そ
れぞれの思いが交錯する。やがてかぐやが身ごもっていることも発覚し…。
かぐやと伯梁を再び会わせるために、自分たちの国を自分たちで守るために民が立ち上がる。
自分と同じように定めを持つかぐやと心を通わせた士輝も加わり、伯梁たちは強大な力を持った国に立
ち向かっていくのだった。
そして再び出会ったかぐやと伯梁。
ひた向きな想いを抱えた伯梁を前に、定めを持つかぐやの選ぶ道は…。
かぐやのお腹に宿った、もう一人の“かぐや”と名付けられたの子の運命は…。
羽衣伝説を竹取物語の前史と捉え、母娘二代のかぐやを描く物語の第一弾として、竹取のお伽という未
来に繋ぐ物語。重ねる想いを和歌に乗せて描く、月と地のお伽話。