(路地状部分の敷地と道路との関係 ) 建築物の敷地 (法第 43条第 1項ただし書の規定による許可を受けた建築物の敷地並びに前条及び次条の規定の適用を受ける敷地を除く。)が路地状部分のみによって道路に接する場合におけるその路地状部分の幅は、次の表の上欄に掲げる区分に応じてそれぞれ当該下欄に定めるところによらなければならない :ただし、建築物の周囲の空地の状況その他建築物の敷地及び周囲の状況により知事が安全上及び防火上支障がないと認める場合は、この限りでない。第六条路地状部分の長さ５５５１１２路地状部分の幅メートル未満の場合 2メートル以上メすトル以上 25メートル未満の場合 2。 5メートル以上ーメトル以上の場合 3メートル以上 2 法第 86条第 1項若しくは第 2項又は第 86条の 2第 1項の規定による認定を受けた建築物に対する前項の規定の適用については、これらの建築物は、同一敷地内にあるものとみなす。 <解説 > 1、この条は都市計画区域に限り適用される。路地状部分の幅一般的に敷地は、大体四角形であり、その境界が形作る 4つの辺のうち二辺ないし二辺は道路に接して 2、いるのが通例であるが中には例外もある。これは法 43 条第 1項により建築物の敷地は必ず道路に接していなければならないことを要求されるため、街路間隔が路地状部分の長さ大きぃ割に宅地分割が細かい場合は、奥にある敷地は通常の 4角形では建築できないことになり、やむなく路地状部分を突き出して道路に接するような一種の奇形な敷地割をすることになるからである。 1里聖 =1 3+3+2.5+2=10.5m 3、この条は、このような敷地について、避難上および消防上等で支障のないよう、路地状部分の幅について制限の付加をしたものである。 4、この条でいう路地状部分は、あくまで敷地の一部であつて通路ではない。従って他の建築物の敷地を使用したり、 1つの路地状部分の敷地を 2以上の敷地の共通部分として使用することは出来ない。導路 ::::::::::I路地状部分路地状部分の長さ A15m未満 B25m未満 C25m以上 D25m以上 ※それぞれの敷地の路地状部分に所定の通路幅が必要になる:従つて図のように4重に並んだ敷地の場合、合計 10.5mの通路幅が必要となる。この条では、道路から奥行き方向へ 2以上の路地敷地を並べること (3重敷地 )は禁止していないので、 3重、 4重に並べることは出来るが、法第 86条第 1項 (一団地の総合的設計 )若しくは第 2項 (連坦建築物設計)又は 5、第 86条の 2第 1項 (既認定建築物の建替え)の規定による認定を受け、本条第 2項の適用を受けるか、その他の場合でも法第 42条第 1項第五項による道路位置の指定を申請したほうが歩留まりが良いがよいと考えられる。 6、から 7、 1, 000ボを超える建築物の敷地 (前条の敷地)及び法別表第 1(い )欄 (1)項 (6)項までに掲げる特殊建築物で延べ面積が 200ゴを超える建築物の敷地 (次条の敷地)は適用しない。この条の規定は延べ面積がただし書きにおける認定については第 5条に同じ。